海辺や森の中に佇む一軒のカフェ。
そこには、地元の野菜や自然養鶏の卵を用いた食事と
時間を忘れるほど穏やかな、店主との会話があって…。
そんな絵に描いたような心豊かな暮らしが、和歌山県にあります。
もし、あなたが「自然に恵まれた地域に移住したい」や「地のものを生かした店を開きたい」と思っているなら、実践者に、移住と起業の決め手は? 物件や仕入先の探し方は? 今の暮らしぶりは?…などを直接聞いてみませんか。
百聞は一見に如かず、さあ現地に行こう! と言いたいところですが、まずは東京にいながら、雑誌『TURNS』のページをめくるような気軽さで、和歌山県のベールをめくってみましょう。実践者たちが、あなたに会いにきます。
「TURNS×W(ターンズ・バイ・ダブリュー)-体感する雑誌-」は、実際に『TURNS』で反響の高かったさまざまな特集をテーマに掲げ、大阪5回・東京5回の全10回、毎回異なる移住者2名をゲストにお迎えし、都心と和歌山県(=W)の接点をつくるシリーズ企画です。
東京編の第2回として11月16日(土)に開催する今回のテーマは「地方でお店をはじめよう」。ゲストは、有田郡湯浅町の海辺で「The 7th Sense Cafe (ザ セヴンス センス カフェ)」を運営する森本マキヨさんと、田辺市本宮町の世界遺産のそばで「くまのこ食堂」を運営する一般社団法人kumano.coの代表・森岡 雅勝さんです。
【guest#01 森本 マキヨさん】 < The 7th Sense Cafe >
森本 マキヨさんは和歌山市のご出身で、Uターン移住者です。有田郡湯浅町の栖原海岸でシーカヤックを中心としたネイチャー体験を提供する「Island Stream」代表・平田 毅(つよし)さんと出会ったことをきっかけに、2016年5月に「Island Stream」に併設する形で週末限定カフェ「The 7th Sense Cafe」をオープンしました。
▼森本さんもシーカヤックトリップ経験が豊富で、カフェオーナーと兼業してインストラクターもしています。
もともと森本さんは、自然派志向の食事や体づくりに関心があり「lähde(ラルデ)」という屋号を掲げ、アロマやベジフードを扱った活動を大阪で展開していました。Uターン移住後、酵素を積極的に摂取するローフードや、長寿の食事療法とされるマクロビオティックを勉強し、予約制で期間限定のカフェを開くなどして経験を積み、現在のカフェを開業しました。
平安時代の豪族である、湯浅一族の別荘地を借り、海をモチーフに壁を塗ったり、タイルを貼ったりと内装を自分たちで手がけました。壁には、カヤックトリップで世界各地を訪れた際の写真が飾られています。地元でとれた海や山の幸、手づくり醤油などを用いてつくられるランチやスイーツは「ヘルシーで美味しい!」と評判です。
▼カフェのデッキ席から海を眺めることができる、なんとも心地よい空間(photo:The 7th Sense Cafe)
▼日替わりランチ。他に、しらすと春キャベツのパスタや、フルーツタルトなども人気(photo:The 7th Sense Cafe)
▼シーカヤックだけでなく、SUPやウインドサーフィンなども体験できます(photo:The 7th Sense Cafe)
【guest#02 森岡 雅勝さん】 < kumano.co / くまのこ食堂 >
一方、森岡さんは奈良県宇陀市出身で、Jターンに近いタイプの移住者です。関西大学在学中に地域連携事業で熊野エリアに関わったことから “熊野ファン”になったといいます。卒業後、大学の先輩・後輩4人で、田辺市本宮町に移住し起業に至りました。
▼森岡さんの背後に広がるのは、熊野の山々と本宮町の町並み。
2018年5月にオープンした「くまのこ食堂」。町の中心部には世界遺産・熊野三山のひとつである熊野本宮大社が鎮座しています。食堂から徒歩1分の場所には、かつて神が舞い降りたとされるパワースポット・旧社地 大斎原が構えられています。
食堂のコンセプトは「熊野の恵み。」です。熊野で収穫した米・野菜・ジビエや、熊野古道のルートにもなっている果無峠(はてなしとうげ)の湧き水、自然養鶏の卵などを用い、地元の人々に教えてもらった調理方法を取り入れ、料理を提供しています。
▼石垣の上に構えられた立派な古民家を改装し、食堂にしています(photo:くまのこ食堂)
▼地元食材を用いた天ぷら定食。他に、海外観光客向けにヴィーガンセットも用意しています(photo:くまのこ食堂)
▼平飼いでのびのびと育てられるニワトリたち(photo:くまのこ食堂)
イベント当日はゲストトークだけでなく、わかやま定住サポートセンター(東京窓口)や、各市町村の移住相談担当者も加わり、最後はみんなで交流会を行います。会場には、和歌山県の食材を取り入れたゲスト手づくりの軽食もご用意する予定ですので、お楽しみに!
ふと気付けば、あなたの人生に、和歌山暮らしという選択肢のページが増えているかも?
「TURNS×W」今後の開催予定(全10回)については、詳細が確定し次第、当サイトや関連SNSで随時お知らせします。1回だけのご参加も、連続でのご参加も歓迎です。思わず通いたくなるよう、さまざまなテーマでお待ちしております。
文:前田 有佳利
\2019年度TURNSx和歌山県の事業全体はこちら!/
https://turns.jp/28803
- TURNS×W|和歌山の「地方でお店をはじめよう」@東京
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開催日 2019年11月16日(土) 時間 18:30~21:30(18:00開場) 会場 ふるさと回帰支援センター 4階セミナールーム 地図 住所 東京都千代田区有楽町2−10−1 東京交通会館4F アクセス JR山手線・京浜東北線「有楽町駅」より徒歩1分、地下鉄有楽町線「有楽町駅」および「銀座一丁目駅」より徒歩1分 定員 30名(先着順) 参加費 無料 参加費補足 和歌山県の食材を取り入れたゲスト手づくりの軽食付き 主催 【主催】和歌山県【共催】認定NPO法人ふるさと回帰支援センター
参加方法 下記、申し込みフォームよりご応募ください。 お問い合わせ先 第一プログレス 和歌山県移住PR事業係
tel:03-6269-9732
mail:event★turns.co.jp
※★を@にかえてご使用ください。タイムスケジュール 18:00[開封]開場
18:30[表紙]はじめに「TURNS×Wとは」
18:40[目次]和歌山県ってどんなところ?「和歌山のキホン」
18:50[特集]ゲストトーク「地方でお店をはじめよう」
20:00[索引]和歌山県内の地域を紹介「エリアガイド」
20:30[付録]交流会(9階に移動)
21:30[読了]閉
- 進行
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和歌山移住会議|楠部 睦美(くすべ むつみ)1987年生まれ。有田川町出身。大学時代、京都府丹後地方で村おこしの活動に携わった経験が故郷を見直すきっかけとなる。大学卒業後、愛知県の建築会社で4年間勤め、2015年に有田川町にUターン。親戚から譲り受けた空き家を活用した「ゲストハウスもらいもん」をオープン。現在は、地域女性のコミュニティ「有田川女子会 UP Girls」の代表も務め、地域と移住者をつなぐキーパーソンとして活躍する。和歌山移住会議|前田 有佳利(まえだ ゆかり)1986年生まれ。和歌山市出身。全国200軒以上のゲストハウスを旅する編集者。2011年よりゲストハウス情報マガジン「FootPrints」を運営。京都・大阪・東京を経て、2014年にUターン。2015年にフリーランスとして独立。2016年に書籍『ゲストハウスガイド100 -Japan Hostel & Guesthouse Guide-』(ワニブックス)を出版。2017年より月刊誌『地域人』でコラムを連載。紀南・那智勝浦で開催されたマーケットイベントArcade実行委員会メンバー。