仕事も子育てもバランスよく続けられるまち、大分市。
鹿児島から大分市へ移り住んで3年。
家族の笑顔に包まれて、心地よい日常を楽しむ長野あゆみさんに話を伺った。

お互いのキャリアを大切に
夫婦で選んだ新しい拠点は〝ちょうどいい街〟大分市
「鹿児島の会社は石油ターミナル基地で、入社すぐはタンクの中に入り込んで仕事してました」と笑う長野あゆみさんは、バリバリの理系女子。
鹿児島大学理学部を卒業後、エネルギー関連企業へ就職し、夫の泰成さんとは大学時代の同級生。大学院を経て地元の大分に就職した泰成さんとは離れて暮らしながらも、お互いのキャリアを尊重し合ってきた。
「私も仕事が面白くて、結婚してからも、それぞれの仕事を大切にしようと2年間は遠距離でした」
やがて泰成さんの勤務先が大分県宇佐市から大分市に移ったのを機に、あゆみさんも移住を決意。
退職する予定だったが、会社側から『在宅勤務を導入するから続けてほしい』と提案され、新しい働き方が始まった。
「以前の会社はそれまでテレワークとか無かったんですよ。でも、在宅勤務制度が新設されたので、大分市に移ってからもオンラインで仕事を続けることができました」
移住した翌年に、あゆみさんは長女の那月ちゃんを出産。
なんと産後わずか2カ月で仕事に復帰し、子育ての合間に業務をこなしたという。
「おっぱいをあげながらパソコンに向かったり。大変だったけど、今思えばいい経験になったと思います」
「仕事を大事にしながら子育てもちゃんとできる。そんな環境が大分市は整っていると思います」と語る、長野あゆみさん
2年間の在宅勤務を終え、現在は大分市の企業で活躍中。
転職活動の際には『おおいたジョブステーション(おおいた産業人財センター)』に相談し、育児と仕事が両立しやすいワークライフバランスを意識した企業を探した。
「面接当時は子どもがまだ1歳でしたが、『子育てを優先して大丈夫』と言ってくださったので安心しました」と、あゆみさん。
都市機能と自然環境がほどよく調和し、子育て支援に取り組む企業も多い大分市。夫婦で支え合いながら、〝ちょうどいい街〟で自分たちらしい働き方と暮らしを育んでいる。
子育て世代にやさしい住環境と支援制度が家族の〝安心〟を守る

長野さん一家が暮らすのは、市の中心部まで車で15分程度とアクセスの良い大分市明野地区。
かつて企業の施設や社宅が並んでいたエリアが再開発され、今ではマンションや戸建てが立ち並ぶ新興住宅地となっている。休日には子ども連れの家族が公園を散歩し、近所の人たちが挨拶を交わす。昔ながらの落ち着いた雰囲気が残る静かな街だ。高台で地盤が強く、災害時の安全性が高いのも住まい選びの決め手に。
「夫がハザードマップを見ながら何度も確認してくれて。家族が安心して暮らせる立地を選びました」
周辺には公園や学校・幼稚園、病院のほか、行政窓口のあるショッピングセンターなど、生活に必要な施設がぎゅっと集まっている。
また、近所には子育て世代が多く、子どもを通して顔見知りも増えた。
那月ちゃんが通う保育園は、子どもの五感を大切にした保育に取り組んでいるそう。はだしで園庭を駆け回り、土や水に触れてのびのびと遊ぶ。
「先生方がすごく優しくて、いつも安心して預けています。娘も自然の中で遊ぶのが大好きになりました」と、笑顔で語るあゆみさん。
共働きのため、普段の家事から保育園のお迎えまで、夫婦のチームワークが欠かせない。フルタイム勤務のあゆみさんにとって、頼りになるのが大分市の子育て支援制度だ。特に、病児保育施設の充実ぶりには助けられているという。
「子どもが急に体調を崩しても、預かってくれる場所があるので、職場に迷惑をかけずに済みます。共働きには本当にありがたいです」
病児保育のほか、遊び場などの育児情報を調べる際は、市の子育て支援サイト『naana(なあな)』を活用。
「近くの公園やイベントを探す時にもよく使っています。いろんな情報がまとまっているので便利ですね」
行政と地域、そして家族。それぞれの支えが重なり合い、安心して子育てできる環境がつくられている。
おでかけスポット満載!
食も温泉も楽しめる大分で家族の笑顔あふれる毎日を
グリーンの芝生が広がる近所の公園は、子どもたちの格好の遊び場。ピクニックがてらお昼ごはんを楽しむファミリーも多い
休日は家族そろっておでかけするのがファミリーの楽しみ。泰成さんのイチオシは『佐野植物公園』。
ごみ処理施設の排熱を利用した温室や池のように広い足湯など、子どもも大人ものんびりできるスポットだ。公園近くでお弁当を買ってピクニックをするのが長野家のお気に入り。
夏は川遊び、休日はちょっと足を伸ばして那月ちゃんが大好きな日出町の『ハーモニーランド』へ。車で30分ほど走ると、家族で楽しめるおでかけスポットがたくさんある。
「大分は街の近くに自然がいっぱい。空気が気持ち良くて、子どもが思い切り走り回れるのが良いんです」
あゆみさんの一番のお気に入りは、近所の立ち寄り湯。「仕事帰りでも気軽に行ける温泉があるのは最高です。泉質が良くて疲れがとれます」と、〝おんせん県おおいた〟を満喫。また、「どこで何を食べてもおいしい」と大分の食の豊かさにも大満足だ。
一方で、「病児保育だけではなく、子どもが元気な時でも数時間だけ見てくれる取り組みがあれば…。ベビーシッター的な制度や、公的な認可を受けた機関があると、もっと安心です」と感じる場面も。
実家が遠方にある家庭にとって、いざという時に頼りになるのは行政の支援や地域の見守り。子育て世代のリアルな声が、ずっと住み続けたくなる街づくりのヒントにつながっていく。
「大分は人があたたかくて、行政や企業も育児を応援してくれます。家族の時間を大切にできる、大分市で子育てをして良かったと思います」
Information
大分市ならではの泉質 大深度地熱温泉
地下600〜800mの深層に貯留する深層熱泉。別府・湯布院に代表される火山性温泉とは違い、古代植物に由来する炭酸ガスや、地下のミネラルを豊富に含んだモール泉です。美しい琥珀色と柔らかな湯の感触が特徴。独特の甘い香りに癒されながら身を浸せばお肌がツルツルに!
高崎山自然動物園

雄大な自然の中で生活する野生のニホンザルを間近で観察することができる日本有数の自然動物園。たくさんのサルが押し寄せる餌付けタイムは必見です。
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