【海士町 求人情報 PART2】転職先は離島。島根県 海士町で島の暮らしを支える担い手を募集中:飯古建設(工務部)

島根県の離島、隠岐(おき)諸島のひとつ中ノ島にある海士町(あまちょう)は、全国各地から移住者が集まることで知られる。

そんな海士町で唯一の総合建設会社であり、主軸である建設業のほか、漁業と畜産業も手がけて島ならではの多角経営を行っているのが、飯古建設有限会社だ。飯古建設は1960(昭和35)年創業。以来60年以上にわたり、港湾や防波堤、橋、道路の建設など、島民の生活基盤を整える重要な役割を担い、この島になくてはならない存在となっている。

多角化が進んだのは、「海や山にまつわる地元の産業が元気だからこそ、自分たちの建設業がある」という想いが強かった前社長(故・田仲寿夫さん)の決断によるものだ。漁業に参入したのは1996(平成8)年。さらに2004(平成16)年には、有限会社隠岐潮風ファームを100%出資で設立。

飯古建設が手がけるこの3事業について、働く人へのインタビューを通じて、現場の魅力を伝えていく。

 

島のインフラ整備を一手に担う建設部門。
だからこそ今、若い力が必要
岡本 光(45)/工務課長

岡本さんは海士町出身。隠岐島前高校を卒業後、大学へ進学するため一度は島を離れた。だが都会の暮らしになじめず、半年でやめてふるさとへ戻った。

最初に働いたのは、別の建設会社。そこでは土木作業や生コンクリート製造、現場管理の経験を積み、約13年前に飯古建設に入社した。以来、担当は工務。道路や港湾を造る公共工事の現場管理に携わっている。

「思った通りに思ったものが出来上がるかどうか。それが現場管理の面白さでしょうか。やり甲斐ですか?…町民さんの声を聞くと嬉しいですよね。直接聞けるのはたまになんですけど。あの場所は工事で良くなったねぇとか、道路ができて助かった、とかね。そういう生の声を聞くと、自分たちが島の生活基盤を支えていることを改めて感じます」

未経験、I ターンの人も活躍できる手厚いバックアップ

島内のインフラ整備を一手に担う、飯古建設の建設部門。大規模な湾岸、橋、道路整備から、水道配管や排水の工事、倒木撤去や除雪など幅広く対応する頼りになる存在だ。ただ、人材不足の中で思うように作業を進められないことも最近は多いという。

「少なくとも今、あと5人は増員したいですね。人数だけでなく、従業員の高齢化が進んでいることも不安材料です。60代・70代が半数以上を占め、技術を若い人に教える役割の中間層が少ない。高齢者がどんどん減っていくリスクと、技術がちゃんと継承されないリスク。若い人は元気があるけどそれだけでは駄目で、組織が若返っても技術力が落ちては意味がありませんから」

熟練の技術を引き継ぎながら新陳代謝をおこしていく必要がある。ベテランが元気なうちに若い人が増えなければならない。

「未経験者でも大丈夫です。いま20代の従業員は2人いますが、どちらもIターンで建設業は未経験でした。普通免許さえあれば、技術系の免許や大型免許は取れます。うちは会社のバックアップが手厚くて、現場作業で必要な免許や資格を取得するための費用は100%負担します。やる気さえあれば、サポート体制は万全なんですよ」

岡本さんの勤務時間は8時~17時で、残業はほぼ無いという。プライベートの過ごし方を聞いてみた。

「休みの日ですか?…本当にスイッチがオフになってますね。僕は独身だし自由なんですよ(笑)この島の楽しみ方と言ったら、相手は自然しかないですよね。僕らは慣れてますが、都会から来た人にはギャップが大きくて大変だと思うけど…そうでもないのかな? 海士町で好きなのは、とにかくゆったりしているところです。ゆっくり考える時間がもてる。僕にとってはそれが何よりですね」

必要とされる、島の未来をつくる仕事を一緒に
「造ったものはずっと形に残りますから、後で見て誇れる仕事をしていきたいと思って取り組んでいます。地道で、わ~っと盛り上げるタイプの仕事ではないけど、仕事の質を追究する面白さはありますし、地域貢献であることは間違いない。本音は、今すぐ人に来て欲しい、ヘルプミー!!と言いたいんですけどね(笑)。この島で必要とされている仕事を、一緒にやっていきたいです」

 

飯古建設は、離島のなかのさらに強固なコミュニティ

現在の代表取締役、飯古晴二社長はこう語る。

「海士町の第一次産業を盛り上げることが、建設の仕事にも、島の未来にも繫がるんだという前社長の“志”を大事にしています。社員の意見をできるだけ聞きながら、『やりたいことがあるならまずは自力でやってみろ!』と鼓舞しています。実際、経営が厳しい部門はあるけれど、なんとか持ちこたえて、これからもグループとしてやっていく。今が正念場なんです。そのためにも新しい仲間が欲しい。UターンはもちろんIターンも大歓迎です。社員が多いから目が届かないこともあるかもしれないけど、何か悩みがあったら俺んとこに相談に来いよ!という気持ちはいつもありますよ」

 

人情あふれる離島という小さなコミュニティ。

さらにその中にある、飯古建設という強固なコミュニティ。

社員想いの社長と、その下で働く多国籍軍(?)のような島民たち。彼らそのものが、会社の魅力でもある。

 

「あなたも島を支える一人です」(大江和彦海士町長の言葉)と言ってくれる町。

「自分たちは島に生かされている。だから、恩返しをする」という“志”を受け継ぐ会社。

身体をフルに使い、汗かいて働くことで、地域に貢献していると実感できる仕事。

 

地方移住と転職を考えるなら、そんな視点で選んでみるのもアリではないだろうか。

 

文・小坂まりえ

【PART1】定置網事業部の求人情報を見る

【PART3】畜産部の求人情報を見る

 

                   
都道府県+市町村島根県 / 海士町
募集状況募集中
勤務地島根県隠岐郡海士町大字福井387-2
募集職種土木施工管理者
雇用形態正社員(中途採用)
給与基本月給200,000円~300,000円
※経験や年齢・扶養者の有無を考慮し、基本給を決定します。
福利厚生●昇給あり(年1回)
●賞与あり(年2回・2.0ヶ月/前年度実績)
●社会保険完備
●資格取得補助制度あり
●マイカー通勤可(駐車場あり)
仕事内容主に海士町内の工事での施工管理業務(安全管理・工程管理・出来形管理等)に従事していただきます。
その他、各種官公庁との手続きといった業務もお願いします。
※未経験からスタートしたい方や経験を活かしてステップアップしたい方、どちらも大歓迎です!
勤務時間8:00~17:00(休憩60分)
休日休暇完全週休二日制・年間休日105日
※日曜日、その他(隔週シフトなど)
※会社カレンダーによる
応募資格普通自動車運転免許(AT限定不可)
※土木施工管理の資格取得を目指していただける方であれば、現在の保有資格や経験は問いません!
※資格取得費用は会社が負担します。

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