移り住む そして森林(もり)ではたらく

移住して、自然と向き合い未来をつくる林業を仕事にしませんか?

自然を守り、未来をつくる林業を仕事にしませんか?

100年先へ、届ける仕事。
林業は日々、自然と向き合いながら、次世代へ続く森を支える仕事です。

“地方に移住して、自然に関わる仕事がしたい”

就業までの制度やサポートが充実している林業は、そんな思いの方にぜひオススメの仕事です!今回、そんな林業に興味がある人のキャリアアップを応援している『緑の雇用』事業をご紹介します。

 

林業ってどんな仕事?

50〜60年かけて木を育て、収穫しながら森林を守るのが林業の仕事です。

地ごしらえ・植栽
苗木を植えられるように準備。その後、苗木を植えていく。


下刈り・つる切り
植えた苗木の成長を邪魔する雑草やかん木を刈り払って成長を助ける。


枝打ち・除伐
余分な枝を切り落とす。


間伐
曲がった木や枯れた木を間引いて成長を助ける。


作業道 作設
伐採した木材の搬出のために路網を作る。


伐採
成長した木を木材にするため伐採する。

 

\働くひとへインタビュー/

加藤さん
20代(大阪府出身、兵庫県の大学卒業後、徳島へ移住)
フォレストワーカー7年目/株式会社 坂本林業勤務

自然の心地よさを感じながら
体を動かし、ストレスなく働ける。

大学時代は彫刻、主に木彫を学んでいました。就活の時期を迎えて、オフィス勤めの会社員は向いていないなと思い、子どもの頃から山や田舎の生活が好きだった、木に触る仕事をしたいと考えて林業に辿り着きました。それを友人に話したら、彼の親類に林業の仕事をしている人がいるからと紹介してくれました。

基本的に林業の仕事全般をやりますが、今は重機や伐採した木を運搬する森林作業車道作りと、間伐時に残す木と伐倒する木を見極める「選木」が多いです。

林業の魅力は、自然の中で仕事をして、やるべきことをやっていれば自由度が高いことですね。自然と触れ合って動物を見たり、休憩時間に川に浸かったり、体を動かして働いていると毎日スッキリします。一緒に働いている仲間もおもしろい人ばかりで、ストレスが溜まりにくいです。

林業を始めてから10年経っていないので、自分が植えた木はそれほど大きくなっていませんが、先輩から「これは昔、私が植えた木だよ」と聞くと、自分で植えた木がこれからどんなふうに成長していくのか楽しみです。
今は全国各地で林業の体験会をやっているので、興味を持ったら一度体験してみることをおすすめします。

 

西野さん
30代(茨城県出身、東京での会社員生活を経て徳島へ移住)
フォレストワーカー3年目/株式会社 坂本林業勤務

人の手が入ることで、
山は見違えるように明るくなる。

移住前は、東京で薬品関係の営業をしていました。職場の人間関係やお客様との関係は良好でしたがライフワークバランスを保つのが難しく、転職や移住を考えるようになりました。今までと違う分野でスケールの大きい仕事がしたいなと考えて情報を集めるうちに林業に着目し、さらに色々と調べて、気候が温暖そうで海が近い徳島県を選びました。研修生を募集していた「とくしま林業アカデミー」の試験に合格して1年間学び、インターンでお世話になった坂本林業に就職しました。

仕事のやりがいを感じるのは、伐採した木が川のようにきれいに並んで倒れていく時ですね。作業前の山は枯れ木や流木、枝が散乱して暗い印象ですが、人の手が加わると明るくなって、山には人が必要だなと実感します。将来は林業をベースに山が持つポテンシャルを活かした事業が生まれ、もっと多くの人の利益につながるようになるといいですね。

移住後にこちらで出会った方と結婚し、2年半で子どもを授かりました。平日は16時位に現場を上がり、18時前には帰宅できるので家族でゆっくり過ごせるし、休日も車で色々なところへ遊びに行くなど毎日が充実しています。移住してよかったと改めて思います。

 

坂本さん
株式会社 坂本林業/代表取締役社長

安心して移住できるよう、
受け入れる立場としてできる限りのサポートを。

移住してよかったと満足してもらえるよう仕事はもちろん、住まいの手配など生活面のサポートも可能な範囲で取り組んでいます。私の会社では、家族で参加できるイベントや社員旅行、会食などを行って、こちらの暮らしに彼らが馴染めるような配慮もさせていただいています。

加藤さんも西野さんも最初から地元に溶け込もうと努力していましたし、仕事も積極的に取り組み、今では大いに活躍してくれています。移住して新天地に飛び込むことで、林業の技術だけでなく心も磨かれていくのだと思いますね。今後も移住して林業に就く人が増えるのを願っています。

二人とも一人前になったら独立して、親方として活躍できるようになってほしいです。ここを巣立っていく寂しさはありますが、林業の未来には必要なことだと思っています。

 

\就職・就業までのステップ/

STEP1
林業について情報収集・相談
「森林の仕事ガイダンス」などで林業について知る。

STEP2
林業体験・林業講習会などに参加
各都道府県の労働力確保支援センターが実施。林業の基礎、仕事の内容を体験できる。

STEP3
就職
1:各地の森林組合の現場職員になる
2:民間の造林会社、素材生産会社等に就職する
林業に従事するには、上記などの方法があります。就業した森林組合や、林業会社から給与が支払われます。社会保険制度はもちろん、退職金制度に加入している林業経営体も増えています。森林の仕事の就業情報は、各都道府県の林業労働力確保支援センターやハローワークなどで知ることができます。

STEP4
「緑の雇用」事業の研修プログラムに参加
林業に必要な知識・技術・技能を習得する約3ヶ月の研修に参加。仕事や職場が自分に合っているかを確認できるトライアル期間。

STEP5
林業従事者としてスタート
林業作業士(フォレストワーカー)として現場へ。
その後も「緑の雇用」事業が就業年数に応じてキャリアをサポート。

 


林業に興味がある・詳しく知りたい方は
『緑の雇用』総合webサイトへ

https://www.ringyou.net/

                   

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