“地域と人”“人と人”を繋ぐ新サービス
「HIOKOSHI（ヒオコシ）」＆「イジュウチャット」
担当者に話を伺いました！

地方への移住・交流希望者への情報発信や地域活性化のサービスを提供する一般社団法人 移住・交流推進機構（Japan Organization for Internal Migration、通称JOIN）が、2つの新サービスをリリース。地域と人、人と人の橋渡しの場として、新たな繋がりを創出しています。

今回は担当の市井敦也さん・大久保博貴さんに、サービスの概要や活用方法、今後の展望などを伺いました。

写真左から市井敦也さん、大久保博貴さん

地域のためのプロジェクトに特化！
クラウドファンディングサービス「HIOKOSHI（ヒオコシ）」

国内最大級のクラウドファンディングサービス「CAMPFIRE（キャンプファイヤー）」とタッグを組み、地域プロジェクトに特化したクラファンサービス「HIOKOSHI（ヒオコシ）」を2023年7月にローンチ。これまでに200件以上、2億円にものぼる資金調達を実現しています。

「HIOKOSHI」で扱うのは、地域おこし協力隊またはOG・OBによる、地域のためのプロジェクト。

「もともと『CAMPFIRE』では地域プロジェクトのクラファンが盛んに行われ、高い達成率を維持してきました。今回、地域プロジェクトに特化したことで、募集する側・寄付する側の双方にとって、さらに使いやすいサービスとなっています」（市井さん）

募集する側にとって、これまで以上に“地域に関心のある層”に対してダイレクトにアプローチができるようになるのはもちろん、寄付する側にとっても、より強く地域との繋がりを感じられるメリットがあります。

そして「想い」のマッチング精度が高まることで、より共感性の高い資金調達が可能となり、クラウドファンディングを通じた関係人口の拡大にも期待が高まります。

「CAMPFIRE」と同様のUIで、初めての方でも使いやすい。「HIOKOSHI」に掲載されるプロジェクトは「CAMPFIRE」にも同時掲載される

また、プロジェクトを成功に導くための勉強会やサポートを実施。立ち上げから資金調達に向けたプロモーションのアドバイスなど、1人1人に寄り添った伴走支援を行っている点も特徴です。

「地域のためにプロジェクトを立ち上げたいと思ったときに、資金調達の手段としてまず『HIOKOSHI』の名前が挙がる。そんな当たり前の存在になれたらいいですね」（大久保さん）

気軽な質問はAIに。移住のリアルは先輩移住者に。
移住相談の“はじめの一歩”は「イジュウチャット」で！

AIと移住者ネットワークを活用した、これまでにない移住相談窓口「イジュウチャット」。

移住に興味はある。でも、場所も時期も何も決めていない。そんなときはAIに気軽に相談を。

移住先について先輩からリアルな話を聞いてみたいときは、先輩移住者にLINEやメールで質問を。

と、移住に対する向き合い方のフェーズによって、使い分けることができます。

「場所も時期も決めず『なんとなく移住したい』と考えている方が、いきなり自治体の窓口に相談に行くのはハードルが高い。まずはこの『イジュウチャット』のAI相談で情報を整理し、具体的な検討段階で先輩移住者の話を参考にしていただければと思っています」（市井さん）

①まずはAIで気軽に！

トップページのフォームに質問を入力すると、AIからの回答が得られます。

例）

「東京近郊で田舎暮らしをするならどこがおすすめ？」

「人気の移住先はどこ？」

「島暮らしのメリットやデメリットは？」

など、移住の具体的なイメージが固まっていなくてもOK。情報収集と整理にご活用ください。

②さらに詳しく聞きたいときは、先輩移住者に！

AIで得られるのは、あくまでも客観的な情報です。実際に住んでみた感想や体験談など、地域の生の温度感を確かめるなら、先輩移住者への質問がおすすめ。

LINEやメールで直接質問をすることができ、登録した情報に応じて年齢や家族構成、移住希望先などの属性が近い先輩移住者をマッチングしてくれます。

LINE登録もメール送信もサイト内から可能（左はLINE登録画面、右はメールフォーム）

「移住する前からその地域で知り合いを作ることができるのも、メリットのひとつだと思います。自治体の窓口を通さずとも、この『イジュウチャット』を通じてコミュニティに接触し、いつの間にか移住者が増えていた。そんな流れができたら理想的です」（大久保さん）

2つの新サービスは、地域と人を繋ぐ「JOIN」の強みを生かし、ユーザー目線の“こんなサービスがあったらいいな”を形にしたもの。まだまだリリースされたばかりですが、これからの可能性の広がりが感じられました。

地域のための活動に興味がある方は「HIOKOSHI」を。移住したい！と思ったら「イジュウチャット」を。ぜひ、ご自身の状況にあわせて活用してみてください。

【INFORMATION】

「JOIN 移住・交流＆地域おこしフェア2024」を今年も開催します！

全国の自治体と、地域とつながりを持ちたい人たちをつなぐイベント「JOIN移住・交流＆地域おこしフェア2024」を、2024年1月13日（土）・14日（日）に開催！ 約300の自治体が集まり、地域・企業・人をつなげます。

＜フェアの見どころは……？＞

・移住交流を受け入れている自治体や、地域おこし協力隊を募集している自治体の担当者と直接話せる！

・ワーケーションやふるさと納税などの情報が得られる！

・地域と関わる企業の取り組みを知ることができる！

そのほか、ステージでは移住や地域おこし協力隊、地域との関わり方などをテーマにしたセミナーや講演会、ゲストを迎えてのショーを行うなど、見どころも盛りだくさん。農産物マルシェも同時開催します。

詳しくはこちらをご覧ください