“しばさきちゃん”と愛知の“カワイイ”食・モノ、住みやすさを再発見

Girls Meeting Aichi vol.1レポート

「Girls Meeting Aichi」の第一回イベントが8/25(土)、東京上野のいいオフィスで行われました。
愛知といえば自動車産業や名古屋城、ひつまぶしなどを思い浮かべるかもしれませんが、実は女性にオススメの“カワイイ”食・モノがたくさんあります。今回は愛知出身の“しばさき”さんこと柴田紗希さんをゲストに、まだまだ知られていない愛知の住みやすさと魅力を一緒に再発見するイベントです。

ファシリテーターは大ナゴヤ大学学長の山田卓哉さん。

まずは、イントロダクションとして、大ナゴヤ大学の学長をされている山田卓哉さんのお話でスタート。
大ナゴヤ大学は、名古屋だけでなく、愛知、東海エリア3県にまたがって、地域の活動やユニークな学びを提供して魅力を伝えている団体です。

ういろう、味噌カツ、天むす、小倉トースト、フィギュアスケート、トヨタ自動車など、愛知県のよく知られているイメージはたくさんありますが、山田さんからさらに女性に人気のあるスポットやお店などを紹介していただきました。
名古屋駅の待ち合わせスポット「ナナちゃん人形」は観光スポットにもなっている巨大マネキン人形で、頻繁に洋服が変わり常に話題になっているそう。そして、犬山城下町には和菓子の可愛いお店やハート形の絵馬で有名な「三光稲荷神社」などインスタ映えスポットがたくさんあるそう。
また、愛知はレンタカーで山登りに出掛ける人の中心拠点になっていたり、海や川でSUP(サップ)を楽しむ人が増えていたり、アウトドアスポーツがとても盛んで、都会のすぐ近くにも自然が溢れています。

今回は女性限定イベント。しばさきさんファンはお洒落な方がたくさん。

そして、ここからは“しばさき”さんこと柴田紗希さんが登場です!
しばさきさんの登場で会場が「可愛い!!」の歓声とともに一気に盛り上がりました。

柴田紗希さん(通称“しばさき”さん)は愛知県一宮市出身。
大学時代に名古屋・大須の「flower」という洋服店でアルバイトをしているときに、雑誌「mer」の前身の「古着MIXgirl」のスナップ企画に声を掛けてもらいモデル活動をスタートしました。大学卒業後に上京。今では「mer」の表紙を飾る大人気モデルです。

東京で活躍し始めて3、4年が経った今、仕事に慣れてきたこともあり、新しいことに挑戦したいなと思い始めていた中で実現したのが尾州織物のコラボでした。
しばさきさんは「尾州織物のコラボは自分にしかできない、活動の幅を広げてくれたきっかけの一つでした。それが故郷の愛知とのコラボでとても嬉しい。」と笑顔で話します。

尾州織物とは、愛知県の尾張西部地域でつくられている織物です。「地元は織物産業が盛んで、街中に織物の機械の音が鳴り響いていたんです。小さい頃はその音に合わせてスキップしながら学校に通っていたんですよ。」としばさきさんは懐かしくお話ししてくれました。

しばさきさんの尾州織物とのコラボは、お洋服が大好きな彼女の出身地ということで愛知県一宮市からお話しをいだいたそうです。しばさきさんは実際に工場を見学して、織物の生地をセレクト。とてもたくさんある生地の中から選んで組み合わせるのは難しかったようですが、想像以上に可愛いアイテムができあがったとのこと。また、この機会に尾州織物が海外のハイブランドでも使われていると知り、とても感激したことを語ってくれました。

そして、今日のもう一人のゲスト「terihaeru」代表の小島日和さんも交えて、尾州織物について伺いました。
日和さんは愛知県一宮市の工場で尾州織物を作っています。工場では80代のおじいさんと一緒に働いており、日和さんが一番若手の職人さんです。また、オリジナルのテキスタイルブランド「terihaeru」を立ち上げ、繊維産業の魅力を幅広く伝える活動をしています。

左の帽子とリボンはしばさきさんのコラボ商品。右のポーチと生地が「terihaeru」

尾州織物は秋冬物のジャケット、タイトスカートになるようなアウターの分厚い生地に使われているそう。「世界三大毛織物がイギリスとフランスと一宮なんです!」と日和さんはとても嬉しそうにお話ししていました。
トヨタ自動車も元は布を織る機械から発展した会社だったそうで、伝統的にも経済的にも繊維産業が地盤にあるようです。

休憩中には日和さんに直接「terihaeru」についてお話を聞いていた参加者さんも。

そして、トークは愛知のオススメスポットについて進みました。しばさきさんの愛知の一番のオススメスポットは「大須」!と即答。「東京でいうと浅草、下北、渋谷、秋葉原、新大久保、原宿の全部があります!!海外のご飯どころも多いんです。」としばさきさん。

「大須の味噌煮込みなら『たから』。お洋服は『Lala』という古着屋。そして、もちろん『flower』!」とオススメのお店を紹介してくれました。
ぜひ、実際に行ってみて、多種多様な独特な雰囲気を味わってもらいたいです。

地元も近く、プライベートでも交流のあるお二人。トークの息もピッタリでした。

しばさきさんは、地元の一宮市の織物工場を改築してできた「YUT@CAFE(ゆたかふぇ)」が今一番気になっているスポットのようで、行ったことのある日和さん日わく「オムライスが一番!」とのこと。
「私の地元は機織りが盛んで機織り機の三角屋根の工場がどこにでもあって、それが当たり前だと思っていました。その工場がカフェになっているなんて不思議ですよね!」と。しばさきさん。

トークの後は、喫茶店のモーニングを体験。モーニング文化は一宮市が発祥と言われていることから、愛知のモーニングの定番メニュー・小倉トーストを参加者全員で味わいました。
愛知県の製粉会社から生まれた「よいことパン」のパンに、あんこペースト「よいことあん」をトッピング。

美味しい!と思わず笑顔に。

そして、チームに分かれて愛知に関するクイズ大会を開催!しばさきさんも急遽参加してくれることになり、会場は大盛り上がり。

「焼き物の産地で、愛知県にあるものは?」「本社が愛知にあるメーカーを5つ答えてください」などなど、愛知に住んでいれば分かる問題や、愛知に住んでいてもなかなか難しい問題もありました。景品に愛知のカワイイものがもらえることもあり、クイズは白熱!!みなさん一生懸命、クイズに答えてくれました。

クイズの景品で用意した愛知のカワイイあれこれ。食品からアクセサリーまでご用意。

クイズ勝者から好きなものを選んでいただきました。どれにしようか迷い中。

今回のイベントにはしばさきさんのファンとして来られた方も多かったようですが、イベント終了後にはぜひ愛知に行って今日聞いたスポットや食べ物を体験してみたい!とお話ししてくださいました。

東京に住んでいると、ついつい関西以西に目が向いてしまい、見逃しがちな愛知。
繊維や陶器など古くからの産業が今も受け継がれ、歴史や伝統が大切にされてきた地域だからこそ、しばさきさんや日和さんのような若い方が地元の名産に誇りをもってみなさんへ届けていたり、パワフルに挑戦できる環境なのだと気付きました。

きっと愛知には、彼女たちのような愛のある素敵な女性がたくさん活躍しているはず。これまで知らなかった愛知県の良さを感じる機会となりました。
実際に足を運んで、愛知の“カワイイ”や、おすすめの場所を体験してみたい、そう感じた方は少なくないはずです。

 


 

大好評だった「Girls Meeting Aichi」ですが、第2回目が9月29日(土)にあります!
次回は「好きなことを仕事にする!セルフプロデュース力を磨く方法」がテーマ。愛知県出身のモデル・アクセサリーデザイナーのくるみさん(@___k_r_m___)をメインゲストに迎え、ゲストトークやメイクアップ講座などを行います。
その中で自分の“魅せ”方を学びながら、愛知の暮らしについても知っていただたく、女性限定のイベントです。
ご友人同士、ぜひ足を運んでみてください。

 

▽イベント詳細はこちら
https://turns.jp/23140

 

(写真・文:田代恵理)

                   

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