日本列島のほぼ真ん中に位置する、岐阜県飛騨地域。
飛騨市、下呂市、高山市、白川村の4市村から成り、面積全体の約9割を森林が覆う緑豊かな土地です。
飛騨地域に移住したい方はもちろん、田舎暮らしをしたい方や緑豊かな地域でセカンドライフを送りたい方におすすめしたいのが、今年8月にスタートしたYouTube番組『移住者が語るぶっちゃけヒダライフ』。
飛騨で生まれ育ったインタビュアーや飛騨の暮らしを知らない外国人留学生が、飛騨地域への移住者に移住の決め手や移住後のライフスタイル、移住して良かったこと、悪かったことなど、飛騨暮らしのリアルをインタビューし、YouTubeで発信しています。
今回は、その一部をご紹介します!
都会と田舎をつなぐ架け橋に
【下呂市Uターン者インタビュー 熊崎さん】
下呂市出身で大学から東京に出た後、2018年10月に地元にUターンしてきた熊崎です。
東京で暮らし始めた時からいつかは地元に戻ろうと決めていて、子どもが生まれるタイミングと40歳を迎えたタイミングが重なり、これを機にUターンしようと決意しました。
自分の両親と姉が住む実家に奥さんと子どもを連れて戻ったので、両親は喜んでいましたが戸惑ってもいましたね。
奥さんは環境の変化に加えて義理の両親と一緒に住むことになったので、それは今でも大変だしストレスを感じることもあると思います。ですが、元々自然に囲まれて過ごすことが好きなので、田舎暮らしに対する抵抗はなかったようです。
コミュニティーの中で暮らすこと
田舎では一人ひとりが少しづつ役割を担って、みんなで協力して一つのコミュニティーを成り立たせています。
例えば夏祭りのなどの地域行事の係が当番制で回ってくるのですが、やりたくないから自分だけやりませんというのは通用しないのが田舎の暮らしです。
都会から来た方もその地域で暮らしていくには、そういう地域コミュニティーの輪に入っていく必要があるんですよね。
自分はそのことが分かっていたので、東京にいる時からちょくちょく地域の行事に顔を出して、同級生や地域の方々と顔をつないでおくようにしていました。
移住前から地域のコミュニティに顔を出して地域の方々とのつながりを築いていたので、Uターンした後にこっちの暮らしに馴染むのは早かったと思います。
今は実家の農作業や杉玉づくりを手伝いながら飛騨のブランド米の販売会社に勤めているんですが、その仕事も最初は知人に紹介してもらったことがきっかけです。
移住前から地域コミュニティーとの関係を築いておくことは、その後の移住生活を豊かなものにする上でもすごく大事なことだと思います。
田舎と都会をつなぐ存在に
東京で暮らしていた時『息抜きできる場所が欲しい』とずっと思っていたので、今後は飛騨に、自然の中でゆっくり過ごしたいという人や小さな子どもたちを思いっきり遊ばせたいという人を迎えられる場所を作りたいと思っています。
いつか、田舎と都会をつなぐ架け橋になれたらいいですね。
恋に落ちたかのような、飛騨との出会い
【飛騨市Iターン者インタビュー 山崎さん】
横浜出身で東京で50年ちょっと暮らした後、飛騨市に移住してきた山崎です。
50歳を迎えた時に持ち物を断捨離したんですが、その時に自分にとって必要なものとそうでないもの、自分が本当は何を求めているかが分かってきて。自分が暮らしていきたいのは東京じゃないとはっきり気付いたんですよね。
そんな時期にたまたま飛騨を訪れたんですが、なんて美しいところなんだと感動して。例えるなら、洋服を試着した時に自分の体にピタッとくる、肌感が合うあの感じがあったんですよね。
一言でいうと、飛騨に恋に落ちたような感じ。
後のことは後で考えようとすぐに家を探していた時に今住んでいる家と出会って。古いんだけどロケーションがもう素晴らしいところで、ここしかないと即決しました。
自宅から見える景色
2年間の準備期間
家が古くてリフォームが必要だったこともあって、家を決めた後もすぐには移住せず、東京で飛騨のイベントがあれば参加したり、ちょくちょく飛騨を訪ねて地域を巡ったりしていました。
そうしていくうちに地域の中にだんだんと人脈ができていったので、いざ移住するとなった時もびっくりするくらいスムーズに色々なことが進みましたね。
今住んでいる神岡町がどういう町かも知らずに移住を決めましたが、この地域は元々「神岡鉱山」で働く人たちが外部からやってきていたので、外から来た人を受け入れることに抵抗がなく協力的な地域性があるんです。
移住してみたら景色は綺麗だし、水も食べ物もおいしいし、人もあたたかい、とても良い地域でした。
今は東京で暮らしていた時と比べて収入は減りましたが、家のリフォーム代を除くと生活費も減り、自分の時間がたっぷりとれるようになりました。心の余裕がすごく増えて、友人知人もものすごい増えましたね。
飛騨を見ずして、天国語るなかれ
飛騨は自分が本当に気に入っている場所なので、今後は飛騨市の広告マンになってどんどん人に薦めていって、今度は自分が外から来た人を迎える活動がしたいんです。
毎朝自宅の部屋のカーテンを開けて飛騨の景色を見ると、ああ飛騨にいるんだと本当に夢のような気分になるんですよ。
「飛騨を見ずして、天国語るなかれ」。本当にこれに尽きます。
移住先の地域は人によって合う合わないがありますが、飛騨を見ずに決めるのはもったいない。
来てくれれば飛騨の綺麗な場所も案内するし、地元の人も紹介するし、地域の方々と一緒に飲み会も開きますよ!
来ないと絶対後悔するくらい本当に素晴らしい場所なので、ぜひ一度お越しいただきたいです。
『移住者が語るぶっちゃけヒダライフ』では他にも、Iターンしてゲストハウスをオープンした方や地域おこし協力隊OBなど様々な移住者へのインタビュー動画を掲載しています。
今後も毎月2~3本の動画をアップしていきますので、こちらよりぜひご視聴&チャンネル登録を!
■お問い合わせ先■
認定NPO法人まちづくりスポット
TEL:0577−62−8550
MAIL:info@machispo.org
HP:http://machispo.org/hidalife/
■You Tubeチャンネル『移住者が語るぶっちゃけヒダライフ』■