今、農業のあり方が大きく変わろうとしています。
日本の農家さんが抱える問題は多岐にわたり、農業従事者は2000 年と比べて半数以下にまで減少しました。
耕作放棄地が増える一方で、既存農家さんの経営耕地面積は増え、少ない人数で耕地を管理することが難しくなってきています。
それらの課題を解決するために、農業の分野でも発達を遂げているIoT やAI、ICT。
農業においてもDX(デジタルトランスフォーメーション)化が進み、日本の農業に革新をもたらし始めています。
TURNS 最新号では、実際にスマート農業を導入した農家さんの現場や、農のDX 化で地域農業の課題解決を図る自治体を中心に、変わりつつある農業の現場をごレポートします。
TURNS最新号「DXが変える 農業と地域の未来」
特集|DXが変える 農業と地域の未来
100年先も続く農業を
テクノロジーを駆使し、町ぐるみで取り組む
新富町〘宮崎県新富町〙
宮崎空港から車で北へ約三十分に位置する新富町は、東京ドーム約四百六十個分にも及ぶ広大な農地が広がり、年間を通して多彩な農作物が収穫される農業の町。ここで今、動き出しているのが、テクノロジーを駆使し、少ない人手で儲かる農業を目指す「スマート農業」。〝楽しく稼げ、百年先も続く持続可能な農業を実現する〞を合言葉に、新しい農業の世界を描く町の今と未来に迫る。
農業従事者兼エンジニア兼橋渡し役
農業の未来を拓き続けるフロントマン
三浦農場〘北海道帯広市〙
北海道十勝地方にて三代目として農場を継ぐ三浦尚史さん。畑面積は徐々に増え、今や百ヘクタール超。少人数運営のまま事業拡大できる秘訣は、飽くなき改善欲と好奇心、分野をまたぐ経験値に裏付けられた視座にあった。
深谷市が耕す、農業新時代
アグリテックカルチャーはここから始まる
DEEP VALLEY〘埼玉県深谷市〙
日本でも有数の農業都市、かつ新時代への適応を進めている地域と言えば、深谷市は間違いなくその筆頭格だ。アグリテック集積都市「ディープバレー」として、着実に農業史を変えようと突き進む仕掛け人たちに話を聞いた。
データと知見を共有し、
イチゴ農家を「続けられる仕事」にする。
MIGAKI-ICHIGO〘宮城県亘理郡〙
勘と経験の世界だった農業を、IT化とデータ管理によって「新規就農者でも続けられる」ものに変えようとする株式会社GRA。農家同士が競わず、共に高め合う新しい農業のビジョンとは? 代表の岩佐大輝さんに聞いた。
そのスマート農業、本当にスマート?
巨大ファームに見る、人とデータと機械の関係
横田農場〘茨城県龍ケ崎市〙
社員たった11名で、東京ドーム32個分もの広大な農場を管理するコメ農家がいる。いったいなぜそんなことが可能なのか? やっぱり、ロボットのおかげ? あるいは、ITのおかげ? いやいや。答えは別のところにあった。
思いを持ち寄れば、未来が育つ
いちじくいちがはぐくむもの
いちじくいち〘秋田県にかほ市〙
いちじくを軸にしたマルシェイベント「いちじくいち」。
お世辞にもアクセスがいいとは言えない旧小学校を会場に、いちじくだけで2日間で6,000人が訪れるイベントになった理由とは。メディアと農業の健全な協業について聞いた。
第2特集|未来の農業を作る
株式会社シェアグリ〘東京都渋谷区〙
できる.agri
Agri Palette with〘京都府舞鶴市〙
SEADS〘山形県鶴岡市〙
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