食とまちの面白さを発掘する？
マニアックな埼玉秘境ツアー。

※たくさんのエントリーをいただき誠に有難うございます。おかげさまで、こちらのツアーは満員御礼となりました。たくさんのご応募いただき、ありがとうございます。ご参加検討いただいた方は、次回をどうぞお楽しみに。
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一面に広がる田んぼを見たとき、埼玉もふつうの田舎なんだなとつい思ってしまいました。

どうしても、ベッドタウンのような住宅街のイメージが強い埼玉県ですが、ここに来ると埼玉だということを忘れてしまうくらい、ちょっぴり懐かしさが漂う里山の空気を感じます。

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発掘する楽しみが味わえる、埼玉の小さな秘境のまち。

ここは、埼玉県大里郡寄居町と児玉郡美里町。

どちらも小さな町なので、埼玉県内に住んでいる人にすら、あまり知られていないかもしれません。美里町はブルーベリーが有名で、小さな町ですが国内最大規模の植栽面積を誇るとか。寄居町はまちの真ん中を流れる荒川はじめ、名水の里として水に恵まれた場所です。

上の写真は、本庄駅から美里町、寄居町に向かって走る路線バスの車窓から。

そんな二つの町は、とにかくロケーションが最高で。

2時間に1本しか走らない本庄寄居線の路線バスに乗っていると、だんだんと住宅が減っていき、その代わりに田んぼが広がってきます。そして寄居駅近くに着くころには、山々が間近に近づいてきます。

この間、バスで30分ほどの距離なのですが、こんなにも景色が移り変わるんだなと感心してしまうくらい。初めてこの道を通ったとき、ついついその風景に感動して、他に乗客のいないバスの車窓から一生懸命にシャッターを切りました。

どこにでもあるような里山風景だけど、ちゃんと人の営みが感じられる、そんな場所です。

寄居駅からも歩いていける、玉淀河原。関東一の水祭りとも呼ばれる「玉淀水天宮祭」の会場でもあります。

と話していると、田舎らしさが魅力かと思いますが、実はこの町の面白さはそれだけじゃないんです。それが、今回のツアーで紹介したい “マニアックさ” 。何がマニアックかって？

美里町は、数年前から町内の農家さんと一緒に、野菜の成分にこだわった機能性野菜の栽培を試みています。機能性野菜とは、例えば美里の名産であるブルーベリーはアントシアニンを多く含み、”目に良い・血管が丈夫になる・抗酸化作用がある” など健康に良いとされていて。そういった機能性を重視し、色が濃くて健康に良さそうな野菜ばかりを集めているそうなんです。笑

最近では、エゴマの生産に力を入れていて、実はメディアにも多く取り上げられているそう。ちなみに機能性的にいうと、エゴマの実に含まれる「α-リノレン酸」には認知症予防や血管の若返り効果があると言われてるそう。（やっぱり機能性重視です。）

そして寄居町は、「風布」「玉淀」など響きのいい地名もまたマニアックでそそられるんですが、何よりいま気になるのが、空き家再生を含めた商店街活性化の取り組み。商工会やまちづくり団体、地元の不動産屋など様々な立場のひとが連携して、次々とまちなかに新たな息を吹き込んでいるそう。実際に寄居のまちなかに行ってみると、ちょっぴり懐かしさが漂う味のある建物や商店も残っていて、路地を歩いているだけでもワクワクします。

他にも、寄居は「川の交換点」とも言われていて、秩父山脈から続く荒川が寄居を境に関東平野へと広がっていく、その地形が見渡せる場所があったり、鉢形城という史跡があったりと、まちの文化を探ってみるのもマニアックですが面白いです。

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そんな２つの町のマニアックさを凝縮してみた、埼玉秘境ツアー。

正直言って、埼玉に興味があるだけでもマニアックですが、そんな埼玉の中でもかなりマニアックです（笑）でも、秘境的な楽しさが好きな人にはたまらない面白さが詰まっていると思います。

あまり知られていないからこそ、発掘する楽しさに満ち溢れている。そんな「美里町の食」と「寄居町のまち」の面白さを一緒に発掘してみませんか？