豊かな自然に囲まれた常陸太田市でお試し暮らし

茨城県常陸太田市

茨城県北部にあり、県内の自治体で最大市域面積を誇る常陸太田市。
豊かな自然と田園に囲まれた温暖な土地は、“常陸秋そば”の産地として有名だ。訪れた10月末は秋そばの収穫が始まったばかり。市内のいたるところに“常陸秋そば”の看板が登場する。

そんな常陸太田市南部の金砂郷地区にある、お試し暮らしができる一軒家に、横浜在住の圷さん一家が訪れた。案内してくれるのは、地域おこし協力隊の塚田さん。自身も常陸太田が気に入って、1年半前に移住してきた。

「子供ができて今よりいい環境で暮らしたいと思い、常陸太田に移住しました。ここは山もあり海も近くて、夜空を見上げれば星が見える。気さくであたたかい人も多くて、いつも助けられています。移住希望者には、家探しから地域の方とのコミュニケーションのサポート、仕事探しもお手伝いします」と話す塚田さん。その笑顔から、充実した暮らしぶりが伝わってくる。

物件は、築70年以上の古民家を増築した一軒家。庭園内には陶芸工房『勉知庵』も併設している。他にも農産物直売所や体験施設など2箇所見学し、常陸太田の魅力を肌で感じることができた。移住を考えるなら、まずは数日お試しで暮らしてみよう。生活のイメージが、明確になるはずだ。

\お試し暮らし体験/

①『勉知庵』で一閑張り教室を見学

物件の敷地内にある陶芸工房『勉知庵』。毎月第4月曜に陶芸教室、第4火曜に一閑張りの教室(写真)などを開催。宿泊ついでに教室に参加し、地域の方と触れ合い、地元の情報や雰囲気を体験できる。「一閑張りに興味津々です」と美穂さん。

②農産物直売所『こめ工房』でランチ&買い物

毎朝農家から届く新鮮野菜と、地元食材や茨城食材を使った食事が人気。ランチタイムには行列ができるほど。10月末からは、秋そばと新米のシーズン。「茨城の銘柄豚ローズポークを使った焼肉定食もおいしかったです」と彰太郎さん。
【住所】常陸太田市大里町4401-8
【TEL】0294-70-3333
【営業時間】8:00~18:00(4月~9月)~17:00(10月~3月)
【定休日】12月31日~1月3日

③体験&宿泊施設『かなさ笑楽校』を見学

廃校を活用した、自然体験や生活体験ができる宿泊施設。施設内には、元教室の名残を感じさせる場所もたくさん。体育館にボルダリングができる壁を設置。かまど炊きや石窯ピザ体験ほか、冬はそば打ち体験や青大豆豆腐づくり体験が人気。
【住所】茨城県常陸太田市下宮河内町820
【TEL】0294-76-9899
【宿泊料】素泊まり1泊2060円(大人1人、4名1室から予約可) 未就学児無料
※体験は別料金
【休館日】毎週火曜日、年末年始(12月29日から1月3日)

文・編集:武田由紀子 写真:村林千賀子

●お試し暮らし物件情報
茨城県常陸太田市久米町1625番1
1日2000円、8日目以降は1日1,000円
昭和19年築→昭和51年増築2階建て144・91㎡庭園と、陶芸工房「勉知庵」が併設されている。

●常陸太田市の助成
【新婚家庭への家賃助成・月2万円】
若者の定住をサポートするため、市内の賃貸住宅に住む新婚家庭を対象に、月2万円(最大36カ月)の助成有り。
【おむつ購入費2万円を助成】
1歳の誕生日前までに申請すれば、乳児1人につき2万円を上限に助成を行なっている。
【土地の無償分譲中!転入促進助成金100万円も】
里美白幡台団地では、2年間の無償貸付の期間内に住宅を建築し居住すると、土地が無償で譲渡される。さらに転入促進助成金100万円も。
【里美のお試し暮らし物件、利用者増加中!】
1軒目のお試し暮らし物件、里美地区の「田舎暮らしトライアルハウスjinba」も利用者が増加中。広々した縁側と緑豊かな庭が自慢。こちらもおすすめ。

●お試し居住の問い合わせ先、常陸太田市への移住相談
・常陸太田市少子化・人口減少対策課
電話:0294‒72‒3111(内線314・346)
FAX:0294‒72‒3002
・常陸太田市移住定住総合サイト じょうづるライフHP
http://www.city.hitachiota.ibaraki.jp/page/dir004947.html
・合同会社ポットラックフィールド里美(シェアスペースポットラック)
電話:0294‒33‒5313
https://potluck-fs.co.jp

※TURNSvol.33より抜粋(2018年12月20日発売)

文・編集:武田由紀子 写真:村林千賀子

                   

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