日本三大ラーメン「喜多方ラーメン」発祥のまちとして有名な喜多方市ですが、実は日本有数のそばの産地でもあるのをご存知でしょうか。山間部を中心に栽培が盛んで、作付面積は全国8位。本州では第2位(2025年)を誇ります。夏から秋にかけて咲く、可憐な白いそばの花は喜多方市を代表する風景のひとつ。そば処も多く、多彩な打ち手が自慢の一杯で訪れる人をもてなしています。
そんな知る人ぞ知る“そばの里”で、そばを使った地域活性化に挑む地域おこし協力隊を募集します。
ミッションは、製麺だけでなく、栽培、製粉の知識や技術を身につけ、さらにはそばを生かした地域づくりを担いそばの里を盛り上げること。
そば好きな方はもちろん、農業や伝統的な食文化に興味がある方、幅広く食に関わる経験を積みたい方にぜひ注目していただきたい求人です!
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喜多方市地域おこし協力隊(高郷雷神そば担当)を募集します!
自然豊かな高郷町の環境が育む絶品そばを未来へ!
今回の求人の舞台は、喜多方市内西部の高郷町。美しい棚田が広がる自然豊かな中山間地域です。会津らしい雪の多い地域でもあり、水が豊富なことから農業が盛ん。なかでも、そばは会津地方を代表するおいしいそばとして知られています。

地元産そば粉100%を使った十割そば「高郷雷神そば」
名前の由来は、施設と隣りあう「旧雷神山スキー場」にある雷神様の祠から。古来、高郷の人々は落雷の恐ろしさから逃れるために、またその年の豊作を願って、雷神様を大切に祀ってきました。特に願い通り雨が降ると、人々は寄り集まってはそばを打ち、宴会を催したそう。そばは神様と高郷の人々をつなぐ食べ物だったのです。
そんな「雷神そば」の特徴は、地元産の玄そば(そばの実)の芯の部分だけを使用するため、色白で風味豊かなこと。つなぎなしで手早く打たねばならず、打ち手の技術が問われます。
現在、高郷町で「雷神そば」が食べられるのは「ふれあいランド高郷」内の食堂のみ。4人のそば打ち名人が日替わりで打ち手を担当しています。
今回の協力隊のミッションは、次世代の「雷神そば」の打ち手を育成すること。そばに関する知識や技術を習得するだけではなく、そばの栽培や製粉の知識も身につけ、そばのスペシャリストとして、そば打ち講習会の開催や、地域資源を生かした商品開発やイベントの企画にも関わっていただきたいと考えています。
その上で「雷神そば」をはじめ、高郷町の魅力を発掘・発信していくことも求められています。
というのも、高郷には人口減少や高齢化で地域社会を維持することが難しくなりつつあるという現状があります。この状況を改善していくためには、地域の特性を生かした特産品づくりや地域の「稼ぐ力」を高めていくことが重要。協力隊は高郷町の未来を担う存在としても期待されているのです。
そば打ち名人とベテラン農家に学ぶ、そばの奥深さ
日本人にとって身近なそばですが、実際にそば打ちを経験したことのある人はあまりいないはず。なかなかイメージが湧かない人も多いかもしれません。
しかし、高郷町出身でそば打ち歴約40年、高郷雷神そば打ち会会長の田口敬久(たぐち けいきゅう)さんはこう話します。
「難しく考えなくていいんです。まずはやってみることが大事」
田口さんがそば打ちを始めたのは、20歳頃のこと。そば好きが高じ、食べたい一心で打っていたそう。打ち方は完全に自己流で、道具も自作。いろいろと工夫して続けるうちに、近隣の町とのそば打ち交流会にも参加するようになり、腕を磨いていきました。

1994年に「ふれあいランド高郷」が開館すると、食堂で提供するそばの打ち手のひとりとして参加。当初は2、3升ほど打てば十分かと思っていたところ、1日に1斗(約100人前)打っても足りない日々が続くほど「雷神そば」は大人気に。大工との“二刀流”でそば職人を担っていた田口さん、「あの頃は大変だった」と苦笑いをしますが、それでも「やったらやっただけ上手くなるのがそば打ち。いい経験でした」と振り返ります。
そんな田口さんは、今回協力隊を指導するそば打ち職人のひとり。普段からそば打ち体験での講師も務める田口さんに、私もそば打ちを教えていただきました。
まずはそば粉に湯を差し、菜箸で粉をまとめていきます。ある程度まとまったら練りを開始。そばのコシを生む大事な工程ですが、生地全体を均一に練るのは難しく、思った以上に腕の力も必要。奮闘する私に「手早くやらないと、水分が蒸発して生地がボソボソになってしまうからね」と田口さん。そば打ちにはスピード感も欠かせないようです。
練り終えたら、のし棒を使って生地を伸ばしていく作業。高郷では昔から生地を円形に広げる“まるのし”が基本です。「そばは結婚式などお祝いの席の料理だったので、角を作らず、みんながまとまるようにという願いが込められているのだと思います」と田口さんが教えてくれました。また、伸ばす際にのし棒を小刻みに動かして、文字通り“打つ(ぶつ”)のも高郷流。昔ながらの方法が今も大切に受け継がれているのです。


最後はいよいよそばを切ります。持ち手と刃が一体となった、通称“会津のなか抜き包丁”と呼ばれる包丁で切っていきますが、これがとても難しい! 田口さんが見本で打ってくれたそばと比べると一目瞭然。細く均一に切れるようになるにはやはり修行が必要なようです。

右が田口さんが切ったお手本のそば
とはいえ、まったくの初心者にも、田口さんの指導は丁寧で的確。聞けば「どういうふうに教えたら伝わりやすいかなと、気を配っています」とのこと。何より、「最初はできなくて当たり前」と広い心で失敗を受け止めてくれるあたり、名人の余裕を感じました。
「そば打ちに終わりはない」と話す田口さん。
「次はこうしてみようとか、研究心のある方に向いている仕事だと思います。初めてでも熱量を持って取り組んでくれる方に来てほしいですね」
凄腕の師匠のもとでのそば打ち修行から、人生の新しい目標が見つかるかもしれません。
もうひとり、協力隊の“師匠”になってくれる方をご紹介します。
高郷町で玄そばの生産を手がける物江 一志(ものえ ひとし)さんは、退職後、家業を引き継ぎ、米や野菜などを育てています。また、農家民宿を運営し、農業体験に来訪する学生などの受け入れも行っているそう。そばは、住まいのある大谷集落の耕作放棄地などを活用して集落営農の一環で栽培。現在は6町歩、そば粉にして120袋を生産しています。
「高郷は高原というほど標高は高くないのですが、朝夕の寒暖差があるのでおいしいそばができるんですよ」
また、周囲を山に囲まれ、強烈な西陽を遮ってくれること、近くを流れる阿賀川から発生する朝霧で適度に土壌の水分が保たれているのも、品質の良いそばができる理由ではないかとのこと。高郷町がいかにそばの生育に適した土地かがわかります。
物江さんが管理する畑では、例年、7月中旬からお盆にかけて種を蒔き、10月中旬に収穫。暑い時期の作業は骨が折れるそうですが、「物江さんのそばでないとだめ、と言われたら頑張らないわけにはいきません」と笑顔を見せます。
そんな物江さんのそばを田口さんも大絶賛。「栽培に適した場所で作られたそばは香りも甘味も違う」と太鼓判を押します。
今回募集する協力隊は物江さんのもとで栽培を学ぶこともミッションのひとつ。種を蒔き、生育を見守り、収穫するまで一貫して携わっていただきます。
「暑いなか苦労して蒔いた種が芽を出して、花を咲かせたときが本当にきれいで癒やされます。協力隊の方ともその感動を共有したいですね」

田口さん同様、地元出身の物江さんにとって、そばは昔から食べてきた家庭の味。昨今、担い手が減っていることに危機感を持っているからこそ、協力隊へ寄せる期待も高まっています。
「そばって本当に奥が深いんです。打つ技を極めるのも、栽培の手法を学ぶのも、製粉の仕方を知るのも簡単ではありません。それでも、ここで暮らしながら自然を感じて、そばと向き合うのはいい経験にあるはず。ぜひ自分らしく楽しみながら腕を磨いてほしいですね」
生産者の気持ちも、打ち手の気持ちも、食べる人の気持ちも知ることができるのは、そばどころならでは。同じそば職人を目指すにしろ、まちのそば店で修行するのとまったく違う経験が積めるはずです。
全国有数のそばの里で、そばにどっぷり浸かる3年間を過ごしてみませんか。
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喜多方市地域おこし協力隊(高郷雷神そば担当)を募集します!
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都道府県+市町村 福島県喜多方市 募集状況 募集中 勤務地 喜多方市内、喜多方市高郷総合支所産業建設課、ふれあいランド高郷、その他 募集職種 地域おこし協力隊 雇用形態 会計年度任用職員(パートタイム) 給与 170,000円/月 福利厚生 雇用保険、共済組合、厚生年金保険 勤務時間 週4日勤務。通常の勤務時間は、8時30分~17時15分(昼休憩12時~13時)。土日、祝日または勤務時間外に勤務した場合は、勤務日および時間等の振替を行います。
休日休暇 年次有給休暇(1年目-10日以内※、2年目-11日、3年目-12日)が付与されます。また、特別休暇(夏季休暇等)があります。※採用日により付与日数が異なります。
応募資格 次の(1)、(2)の要件を満たす者。
(1)次に該当する者
年齢、性別は問いません。
地域活性化に積極的に取り組み、隊員期間満了後も本市に定住する意欲のある方。
心身ともに健康で誠実に職務を行うことができる方。
三大都市圏をはじめとする都市地域または地方都市(ただし、条件不利地域(※1)を除く)に居住(※2)し、採用後、喜多方市に住民票を異動し、生活拠点を移すことができる方。
普通自動車免許を有しており、自家用車をお持ちの方。
パソコン(ワード、エクセル、パワーポイント等)の基本操作ができる方。
SNS 等情報発信ツール、HP作成ツール等を使えることが望ましい。
そばに対する興味・関心があり、技術習得に意欲的な方。
自ら積極的に地域と関わる姿勢を持つ方。
※1 条件不利地域とは、次のa~gのいずれかに該当する地域とする。
a:過疎地域自立促進特別措置法、b:山村振興法、c:離島振興法、d:半島振興法、e:奄美群島振興開発特別措置法、f:小笠原諸島振興開発特別措置法、g:沖縄振興特別措置法に指定された地域。
※2 次のいずれかに該当する者は、居住地要件の例外として扱う。
これまで地域おこし協力隊として同一地域で2年以上活動し、かつ、解嘱から1年以内である者
語学指導等を行う外国青年招致事業(「JETプログラム」)を終了した者で、JETプログラム参加者として2年以上活動し、かつ、JETプログラムを終了した日から1年以内である者
(2)次のいずれにも該当しない者
禁固以上の刑に処せられ、その刑の執行を終わるまで、又はその執行を受けることがなくなるまでの者。
喜多方市職員として懲戒免職の処分を受け、当該処分の日から2年を経過しない者
日本国憲法施行の日以後において、日本国憲法又はその下に成立した政府を暴力で破壊することを主張する政党その他の団体を結成し、又はこれに加入した者。
暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律第2条第6号に規定する暴力団員又は暴力団員でなくなった日から5年を経過しない者。募集期間 2026(令和8)年7月13日(月)から随時募集 選考プロセス ア 第1次選考:書類選考
提出書類により選考を行い、応募者には都度結果を文書で通知します。
イ 第2次選考:面接選考
書類選考の合格者に対し、面接による選考を実施します。選考結果(合否)を文書で通知し、合格者を採用します。採用問い合わせ先 喜多方市企画政策部地域振興課きたかたぐらし推進室
〒966-8601 福島県喜多方市字御清水東7244番地2
電話:0241-24-5306
Fax:0241-25-7073