こんにちは、TURNSのスイです。
いろいろ見返していたら、どうやら私のブログはかなり久しぶりな更新となってしまいましたが、気を取り直して、私が見てきた地域のお話をお届けしていきたいと思います。

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さて、TURNSをフォローいただいている方ならば、もしかしたらお気づきの方もいらっしゃると思いますが、実は、私は昨年より『埼玉県』にハマっております。
そうです。あのベットタウンや浦和レッズで思い浮かぶ、埼玉県ですね。


▲埼玉県の地図、ちゃんと見たことはありますか?

“埼玉ハマり度愛”を説明すると長くなってしまうのですが・・・

私は神奈川県の横浜生まれ・横浜育ちで、埼玉にはほとんどご縁がなく。正直なところ、埼玉には何もないと思っていました。(というより、埼玉に行かなくても神奈川に全部あると考えていました。すみません…)

しかし!昨年埼玉県庁さんと一緒にイベントやツアーを企画する中で、すっかり埼玉の秘境的な面白さに魅せられてしまい、そして埼玉でお会いする方々が、それはとても素敵な方ばかりで、神奈川にずっといた私は、これからは埼玉だ!と「埼玉を楽しんでいく会」というFacebookグループを立ち上げてしまうほどにハマってしまったという経緯がございまして。。。
(▷埼玉を楽しんでいく会メンバーは、随時どなたでも募集中ですよ!!)

と前置きがだいぶ長くなってしまいましたが、すっかり私は埼玉に通うようになりました。その中でも、いつも大変お世話になっているまちの一つが、年間680万人の観光客が訪れている、川越の方々なのです。

▼川越で暮らす人びとについて、こちらでもご紹介しております。
【番外編・川越】埼玉を楽しみ、盛り上げる人々を訪ねる。

今回は、そんな川越で、この夏から新しい行事が始まったという話をお聞きし、さっそく夜の川越のまちへおじゃましてきました!


光を灯しつづける神社と、まちの新たな関わりかた

都内から東武東上線に乗り、夕方17時ごろ川越駅に到着。やっぱり埼玉は暑い…と感じながら、蔵造りで有名な一番街通りへバスで向かいます。
着いたときは雨上がりの空でしたが、まだ少し日が暮れるまでは時間があったので、目的地へ行く前にちょっぴり寄り道を。

はいっ、とってもレトロな川越の名スポット!川越と言えば、必ず名前がでてくるであろう、昔ながらの小さな映画館『川越スカラ座』です。

こちらは明治38年に寄席として開業したのが始まりで、これまで形を変えながらも今に引き継がれてきたそう。現在は、NPO法人プレイグラウンドが運営をしながら”市民映画館”として、川越のまちの人々に愛される場所となっています。

▲一気にタイムスリップしたかのような懐かしい空気が漂っています

▲表裏に、”開場中”と”上映中”のふだ。この手づくり感がたまらないです

ちょうど8月の終わり頃までは、「恋」にちなんだ特別上映スケジュールが組まれているそう。恋人と、大切な人と、ぜひこの夏はスカラ座で映画を楽しんでみてはいかがでしょう?

▷特別上映スケジュールについては、コチラより

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さて、スカラ座をあとにして、そろそろ目的の場所へ向かいます。

川越のまちは、有名な一番街通りだけでなく、路地裏に入っていくと、江戸→明治→大正→昭和と歴史を歩むように町家やモダンな近代建築にも出会うことができるので、建物フェチな人にとっては歩いているだけでも楽しいです。

と、スカラ座から歩くこと10分ほどで・・・
着きました!

なんとも可愛い風鈴がずらっと並んでいます!
ちょうど「縁むすび風鈴」という祭事が行われている『川越氷川神社』に到着です。

川越氷川神社のサイトを見てみると、『昔の日本人は「風が人の想いを運んでくれる」と信じていました』と書いてあります。風が揺れると音色を奏でる二千個の江戸風鈴には、訪れた人たちの想いが風に乗って神様に届けられていくという願いが込められているようで、縁結びの神社として知られる川越氷川神社らしい祭事なのだと改めて実感しました。

そして、まわりを見渡すと、浴衣姿のカメラ女子がたくさん…!縁結びの神様ということもありながら、何より風鈴が可愛すぎるということもあり、女子にとっては夏の思い出にぴったりな場所のようです。

しかし、今回は「縁むすび風鈴」が目的ではありません。
実は、縁むすび風鈴と並行して、この夏から新しく、神社を起点に川越の夏の夜を楽しんでもらえるような新行事『恋あかり』が開催されているんです。

『恋あかり』は、今からおよそ1500年前、川底に光る霊石を祀ったことから始まったとされる川越氷川神社の創建由緒にちなみ、神社に灯された光をぼんぼりに託し、あかりが町に広がっていくようにと願いが込められた、まさに夏の川越のまちを巡る行事なのです。

そんな「恋あかり」は、夕日が沈みかけた18時半から特別良縁祈願祭が執り行われます。

日が暮れて、風に揺られた風鈴の音色と、恋あかりの想いが詰まったぼんぼりの灯りが何とも幻想的で、夏祭りの縁日のような特別感が味わえます。

さらに、縁むすび風鈴の期間中は、境内の小川を天の川に見立てた”光る川”という行事も行われており、夜の境内は一気に光に包まれた情景が広がります。

家族やパートナー、大切なひとと来たら、特別な夏の思い出になるんだろうなあ・・・と想いを馳せながら、まだまだ川越の夜を楽しんでいきます。

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実は、この「恋あかり」の新行事は、『神社のあかりをまちへ』とあるとおり、氷川神社の境内だけでなく、川越のまちなかでも恋あかりにちなんだ限定企画が行われているんです!ひとつひとつご紹介していきますね。

まずは、フリーペーパー「kawagoe premium」を発行する櫻井印刷所が作成した『恋あかり限定ビジュアルブック』です。

あるカップルのひと夏のストーリーが表現されたビジュアルブックは、川越のまちを巡りゆく様子が写真とともに綴られており、恋あかりを通じた川越の楽しみ方が紹介されています。このビジュアルブックを手に、川越のまちを巡っていくのも素敵ですね。

▷恋あかり限定ビジュアルブックは、川越氷川神社にて配布しています。(なくなり次第終了)

そしてもう一つは、川越から世界中へクラフトビール「COEDO」を提供しているコエドブルワリーが、恋にちなんで開発した『恋あかり限定ビール』です!!

▲朝虹 -asaniji-/スタイル:フルーツ&ハニーエール(Alc:5%)
麦わら色~ゴールドの色合いに、レモンの風味とほのかなハチミツの甘い香りで爽やかに。(恋あかりHPより参照)

▲月下 -gekka-/スタイル:デュンケルヴァイツェン(Alc:5.5%)
ダークブラウン~ブラックの見た目ではあるが、酵母と小麦麦芽のやさしい味わい。ローストモルト由来のほろ苦さと甘さにおだやかなバナナ香が楽しめます。(恋あかりHPより参照)

色彩豊かでさまざまな風味が楽しめるコエドビールならではの恋あかり限定ビールは、氷川神社から川越駅までの道すがらにある飲食店やBAR、酒屋さんなどで販売されており、恋あかりの期間中のみお楽しみにいただけます!持ち帰りができる提供店舗もあるようなので、お土産にも良さそうですし、ぜひビール片手に川越の夜の町を歩いてみるのもいいかもしれません。

▷恋あかり限定ビールが楽しめるお店については、コチラをご確認ください。

今回は、そんな恋あかり限定ビールを味わうため、昨年のTURNSツアーでもお世話になった「Market TERRACE」の姉妹店『KOEDO LOUNGE by Market TERRACE』にお邪魔してきました!

「Market TERRACE」は、川越市場や市内農家から仕入れた新鮮な川越の食材が味わえるお店で、同じく「KOEDO LOUNGE by Market TERRACE」でも川越の旬な野菜やお肉が楽しめます。

そんなわけで、早速、恋あかり限定ビールを堪能させていただきました。

私はそんなにビールをたくさん飲むタイプではないのですが、コエドブルワリーのビールはビールが苦手な女性でも飲みやすいフルーティーな味わいのものも多く、個人的には”朝虹”がとっても気に入りました。ビール好きなひとには”月下”がオススメなようです。(同行していた矢野の感想より)

と、限定ビールを飲みながら川越のまちの面白さに浸っていると、偶然、オーナーの一川ご夫妻にお会いできました!!
▲お二人揃っての写真は、7年ぶりくらいとおっしゃるので記念に撮らせていただきました

とっても気さくなお二人で、やっぱり川越はいいまちだなあと改めて実感する、川越の夜のひとときでした。

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ちなみに、お気づきの方もいるかもしれませんが、氷川神社へ行く前に立ち寄った「川越スカラ座」も協賛店のひとつで、恋あかりにちなんだ映画を楽しみながら、恋あかり限定ビールが味わえます。

映画に、ビールに、浴衣に、縁むすび・・・。夏の夜を楽しむのには、ぴったりな川越ですね!

そんなわけで、いつもはそれぞれに違う角度から川越のまちを盛り上げている方々が、人と人との縁でつながり、はじまった新行事『恋あかり』。観光としての川越の魅力だけでなく、川越に住まう人々が教えてくれる川越のまちの楽しみ方は、まだまだこの先も、さまざまな挑戦を生みながら、続いていくのではないかなと思った帰り道でした。

「恋あかり」特別良縁祈願祭は、平成29年7月22日(土)〜8月27日(日)まで行われております。限定企画などの詳細については、各種ホームページや恋あかりの特設サイトよりご確認の上、お立ち寄りください。

▼恋あかりの特設サイトはコチラより
http://hikawa-koiakari.jp/

ぜひ、この夏休みは、大切なひとと一緒に、夜の川越へ足を運んでみてはいかがでしょう?

(文:須井直子 写真:矢野航)

                   

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