数多くの観光地があり、夏は避暑・冬はスキーや温泉とさまざまな目的で楽しめる長野県。体験できることだけでなく、美味しいものもたくさんあります。そこでこの記事では、長野県のお土産グルメを厳選しました。贈ると本当に喜ばれるものだけをご紹介します!

※この記事の情報は2022年2月時点のものです。商品の取り扱いや在庫は変更がありえますので、確実なご購入にはあらかじめ販売店や製造元にお問い合わせください。

 

長野県のお土産

長野県はたいへん広い県です。そのため、お土産についても「長野土産」とひとくくりにできない部分もあります。県の全域で買えるものもあれば、エリアが限られるものもあるからです。

この記事では、どのエリアで買えるかについても触れていきます。自分が訪れる場所で買えるかどうかもチェックしやすいはずなので、参考にしてみてください。

 

長野県おすすめお土産➀お菓子

信州のお菓子は、長い間愛され続けた定番商品が数多くあります。定番と言っても、和菓子もあれば洋菓子もあります。あっちもこっちも気になってしまいますが、ぴったりのお土産を選んでみてくださいね!

 

雷鳥の里(雷鳥の里本舗 田中屋)

(画像引用:https://www.facebook.com/photo/?fbid=485723823264512&set=ecnf.100054806948669

「雷鳥の里」は、洋風のおせんべいにクリームをサンドした、信州土産の定番です。サクサクとしたウエハースのような小麦粉のおせんべいと、まろやかなクリームがいくつもの層になって重なっています。甘さ控えめなこともあり食べやすく、ついついいくつも食べてしまうタイプのお菓子です。

個包装になっているのでバラマキにもぴったりです。セットの数もいろいろなので相手を選ばずいろいろなパターンでお土産にしやすいお菓子です。県内エリアを選ばず、主だった駅やサービスエリア・道の駅やお土産屋さんで購入できます。

  • 内容量・税込価格:9個入594円~42個入2,592円
  • 賞味期限:3か月半

 

いと忠巣ごもり(いと忠)

(画像引用:https://www.sugomori.co.jp/c/itochu_sugomori/sugomori10

「巣ごもり」は新鮮な卵黄を練って作った黄身あんを、生クリームにも似た風味のホワイトチョコで包んだお菓子。飯田市のいと忠の商品です。ほどよくくどくない上品な甘さと、なめらかでしっとりした口どけ。シンプルに言うと美味しいです。プレーンの黄身あんのほか、バリエーションもいろいろ。季節限定もあり、いつでも飽きることなく楽しめます。

飯田市の本店のほか、一部のサービスエリア・道の駅・駅、県内一部の百貨店やスーパーでも購入可能です。個包装でセット数のバリエーションもいろいろ。バラマキからのしを付けた贈り物まで、いろんなパターンに活躍します。

  • 内容量・税込価格:6個入1,145円~20個入3,262円
  • 賞味期限:冷蔵2週間・冷凍1か月

 

みすゞ飴(みすゞ飴本舗)

(画像引用:https://misuzuame.com/sp/ame/

「みすゞ飴」は上田市のお土産の定番、国産果実をゼリー状に固めたお菓子です。オブラートに包まれているのがレトロで懐かしい感じ。濃いジャムのような果実の風味と、寒天のしっかりねっとりした食感とちょっとシャリっとした舌触り。味の種類は6つ。どれも素朴な味わいですが、それは着色料も香料も使っていないため素材の自然な風味が活きているからです。

上田の本店は国登録有形文化財に指定されている歴史ある建物。本店と長野駅ビルの直営店のほか、主要駅やスーパーなどいろいろなところで買うことができます。

  • 内容量・税込価格:6粒入280円~1560g 2,700円(ほか和紙包装タイプもあり)
  • 賞味期限:180日

 

天守石垣サブレ(マサムラ)

(画像引用:https://item.rakuten.co.jp/nagano-tokyu/10054114/

「天守石垣サブレ」は松本の老舗洋菓子店マサムラの看板商品、ホワイトチョコをサンドしたサブレです。サクサクと軽いサブレにはアカデミアナッツが練り込んであり、鼻から抜ける香ばしい香りがたまりません。上品な甘さのホワイトチョコとの組み合わせが絶妙です。ハマってしまって取り寄せる人も続出です。

松本に数店ある直営店のほか、一部百貨店・梓川サービスエリア(上り)でも購入可能。松本市内では購入しやすいです。個包装なのでバラマキにも。ちなみにベビーシュークリームもこの商品と人気を二分する商品です。

  • 内容量・税込価格:5枚入972円~16枚入3,348円
  • 賞味期限:60日

 

小布施浪漫マロンフィナンシェ(桜井甘精堂)

(画像引用:https://www.kanseido-shop.com/SHOP/TF12.html

「小布施浪漫マロンフィナンシェ」はたっぷりと刻んだ栗の入ったフィナンシェです。小布施町は栗の名産地。和の栗菓子専門店の洋菓子ブランドの人気商品です。たっぷりのバターで作ったコクのある風味豊かな生地に、刻んだ栗とアーモンドを合わせました。しっとりした生地の中、つぶつぶの栗がアクセントに。サクッとした周りとふんわり柔らかい中とで違う食感も楽しめます。

小布施町内の直営店以外では、長野駅や一部のサービスエリア・パーキングエリアでも購入できます。

  • 内容量・税込価格:1枚152円~18枚入2,884円
  • 賞味期限:10日

 

栗鹿ノ子(小布施堂)

(画像引用:https://shop.obusedo.com/shopbrand/kurikanoko/

栗の産地・小布施町には栗かのこが人気のお店がいくつかありますが、こちら小布施堂の「栗鹿ノ子」も固定ファンの多い逸品です。栗だけで練った栗あんと大粒の栗のみを合わせた栗きんとん。ほどよい上品な甘さで、栗本来の味を堪能することができます。

缶入りで賞味期限が長いのもお土産向きで安心。小布施町の直営店のほか、長野駅・長野市内の東急百貨店・一部近隣のサービスエリアで購入することができます。

  • 内容量・税込価格:ミニ1個486円~大3個入5,994円ほか
  • 賞味期限:1年

 

どら焼山(竹風堂)

(画像引用:https://shopping.chikufudo.com/products/list?category_id=98)

「どら焼山」は、栗粒あんが特徴のどら焼きです。小布施栗など国産栗をたっぷりと贅沢に使用。優しい甘さのなめらかなペーストに、ほくほくした食感のつぶつぶの栗が合わせてあります。生地はふっくらしっとり、ひとたび口に入れると口の中で溶けていきます。ほんのり甘く自然な風味が活きています。最近弟分として小豆あんも登場。食べ比べも楽しいです。

小布施はじめ県内の主要駅近くにもある直営店、県内サービスエリア(一部取扱なし)などで購入可能です。せっかくならみんなで一緒にお茶できるときにシェアできると楽しいですね。

  • 内容量・税込価格:1個216円~15個入3,402円
  • 賞味期限:約10日

 

まるごとりんごパイ(千曲製菓)

(画像引用:http://www.chikuma-seika.co.jp/seihin.html

「まるごとりんごパイ」は、その名の通りりんごを丸々1個使ったぜいたくなりんごパイです。りんごの銘柄はふじ。蜜漬けにして、芯を抜いてカステラを入れてからパイ生地で包んでじっくり焼き上げます。りんごのみずみずしさとシャクシャクした食感はそのままに、甘すぎずさっぱりペロリといただけます。

長野・松本・飯山など県内の主要駅・一部サービスエリア、観光地の大型のお土産屋さんなどで買うことができます。インパクトがあるので、とくに小さなお子さんがいるお宅へのお土産にすると喜ばれますよ。

  • 内容量・税込価格:864円
  • 賞味期限:2か月

 

長野県おすすめお土産②定番の食品

次に、お菓子以外の食品をまとめてご紹介します。南北に長いため気候が地域によって違うこと・山に囲まれていることなどから、長野県はエリアごとに独特の食文化が発展してきました。そんな中には、全国的によく知られた食べ物も多くあります。

 

おやき(いろは堂)

(画像引用:https://www.irohado.com/f/oyaki/index.html

長野県民のソウルフードと言えばやはりおやき。小麦粉や蕎麦粉から作った皮で野沢菜や野菜を包んで焼いたものです。今では蒸したり揚げ焼きにしたりと、調理法もさまざまに。県内で広く食されており、人気のお店が多数あります。お土産として安定した人気があるのがこちら、いろは堂です。

生地はもちもち、表面はカリっと。あんは野沢菜・かぼちゃ・粒あんなど7種類。そのほか季節限定メニューもあります。県内各地の直営店や一部サービスエリア・お土産屋・スーパー、温泉などで買うことができます。お店によっては冷凍のみなので、その場でいただきたいときはご注意を。

  • 内容量・税込価格:1個220円~350円
  • 賞味期限:120日(冷凍)

 

野沢菜

野沢菜も信州の食を語るうえで外せません。野沢温泉が発祥。長野の方はおもてなしにお茶を何杯も注いでくれますが、そのときのお茶うけの定番です。一般的には浅漬けが知られていますが、発酵の進んだ古漬けも別の味わいがあります。食事としてはそのままご飯のお供にするのが定番の美味しいいただき方。ほかには刻んでチャーハンやパスタに入れても美味しいです。

県内至るところで購入可能。お手頃価格のものからギフト向けのものまでいろいろあるので、信州土産に最適です。いろいろなメーカーから発売されていますが、とみき漬物・岡本商店などの商品が人気です。

七味唐辛子(八幡屋磯五郎)

(画像引用:https://shop.yawataya.co.jp/shop/item_detail?category_id=562882&item_id=2515787

「善光寺に行ったときのお土産は?」と聞かれたら、まず連想するのはこちら八幡屋磯五郎の七味唐辛子ではないでしょうか。八幡屋磯五郎は300年近く続く老舗。「日本三大七味唐辛子」の1つです。標準の七味のほか、バリエーションも多数。最近は「七味ガラム・マサラ」も人気です。さらに実店舗では、自分だけのカスタムブレンドも可能。もちろん店員さんが親切に相談に乗ってくれます。

2022年は、7年に1度・善光寺の御開帳の年。毎年限定で発売される「イヤーモデル缶」も御開帳バージョンです。善光寺に行かれたら立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

  • 内容量・税込価格:0.2g×12袋194円~ミディアム缶28g 761円ほか

 

ジャム(沢屋)

(画像引用:https://www1.enekoshop.jp/shop/sawaya-jam/item_detail?category_id=250530&item_id=806621

軽井沢のお土産の定番、沢屋のジャム。名前をよく聞くからといって、「機械で大量生産してるんじゃ?」と思ってはいけません。素材選びから工程までいっさい妥協なし。旬の素材しか使わないこだわりで、同社には冷凍庫がないほどです。そして1つずつ手作業で下作りのうえジャムにしています。種類もサイズも豊富なのでぴったりの贈り物が見つかるはず。

軽井沢に点在する直営店のほか、軽井沢では何か所かで買うことができます。そのほか、松本・上田・長野の百貨店、梓川サービスエリア(下り)などでも購入可能です。

  • 内容量・税込価格:Sサイズ(約125g)380円~Lサイズ(約1,010g)5,100円(同じサイズでも種類により価格は異なる)

 

信州そば

信州は冷涼な気候を活かしたそばの産地です。長野県のそばは「信州そば」として、県民にも全国的にも愛されてきました。そば切り発祥の地も長野県と言われています。そばは県内で広く栽培され、各地域でさまざまなそばが食されています。つなぎが異なるため食感が変わったり、そば切りでなく団子状だったり、具や調理法が違ったり…実に個性豊かです。

生麺・乾麺いずれもいろいろなお土産屋さんで販売しているので、ぜひお土産に買い求めてみてください。

戸隠そば

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「戸隠そば」は現在の長野市の戸隠で作られてきたそばです。岩手の「わんこそば」・島根の「出雲そば」と合わせて日本三大そばの1つ。そばの甘皮を取らずに粉にする(「挽きぐるみ」)ため、風味がよいのが特徴です。そのほか、供するときに水を切らないこと、束状の塊にして盛り付ける(「ぼっち盛り」)ことなども特徴です。

こちらも生・半生・干といろいろなタイプのお土産用のそばが販売されています。ぜひご賞味ください。

 

長野でお土産を買うならここ!

最後に長野県内でお土産を買うのにおすすめの場所をご紹介します。軽井沢のアウトレットや旧軽井沢、善光寺の仲見世通りなど観光地にはお土産屋さんがたくさんありますよね。もちろんそういうところもおすすめです。

ここではそういったお土産屋さんが立ち並ぶ場所ではなく、車や列車で移動するときの都合にも合った場所をご紹介します。長野・松本・上田など大きな駅近辺は、近郊エリア以外のお土産も比較的手に入りやすくなっています。

 

スーパー「ツルヤ」

「ツルヤ」は長野のご当地スーパーです。県内に36店舗展開。北は飯山市から南は駒ヶ根市までカバー。軽井沢を訪れたことがある方なら、緑地に「TSURUYA」の文字が書かれた広いスーパーに見覚えがあるかもしれません。

プライベートブランドで地元産の商品を数多く取り扱っていて、パッケージも高級感があります。商品のクオリティが高いのに価格は良心的で、お土産にぴったりの商品がたくさん見つかりますよ。

 

駅ビル

長野駅・松本駅には駅ビル「MIDORI」があります。どちらも県内の人気店やお土産屋さんがテナントとして入っていたりして、お土産を買うのにぴったりです。駅周辺まで含めると、この記事でご紹介した商品も実店舗で買えるものが多数あります。気になったお店はチェックしてみてくださいね。

上田駅にも「おみやげ食品館 科の木」というお土産専門のお店があります。上田駅のコンビニ「NewDays」も、店内の約半分はお土産です。そのほか上田には、駅直結ではありませんが、駅から徒歩圏にアリオやイオン、上田市観光会館があります。そこでお土産を買うことも可能です。

 

道の駅

長野県内には20か所の道の駅があります。離れたエリアのお店の商品は置いていない場合が多くなりますが、近隣の名産品・特産品は道の駅で購入することができます。訪れた場所のまさに地のものが買える道の駅は、お土産選びにぴったりです。

 

サービスエリア

高速のサービスエリアやパーキングエリアでもお土産を売っています。道の駅同様、近場の特産品が中心ですが、場合によっては県内の離れたエリアの商品も取り扱っていることがあります。また、県外のサービスエリアでも取り扱っていることがあります。帰り道で買い忘れがあったのに気づいたら、近くのサービスエリアに寄ってみてもいいかもしれません。

ただし、同じサービスエリアでも上り・下りで取扱商品が異なる場合があります。そこは要注意です。

 

長野県の美味しいものを持って帰っておすそ分け

長野県は広く、いろいろな観光地といろいろなお土産があります。ぜひ訪れた場所のお土産を買って帰って、楽しかった土産話といっしょに職場で・あるいはご近所におすそ分けしてあげてくださいね!