渓流でイワナやヤマメ・ニジマスなどを狙ったり、海でもメバルやシーバスを狙ったりできるフライフィッシング。ルアーフィッシングやエサ釣りとはちょっと違う釣りが楽しめます。
この記事では小物をメインに、フライフィッシングのおすすめの道具・グッズをご紹介します。ベーシックな道具は揃えて、フライの自作「フライタイイング」に挑戦したいというような方向けの道具を主にまとめました。ぜひ参考にしてみてくださいね。
なお、記載の価格は参考価格です。実際にはもっとお手軽価格で手に入るものも多数あります。商品写真下のリンクから実際の商品ページをチェックできるので、気になる商品はまずは商品ページを見てみてください!
Contents
おすすめ道具・グッズ➀フライ
まずは、完成品のフライからご紹介。持っているという方も多いかもしれませんが、これからフライフィッシングを始めようという方はぜひチェックしてみてください。
毛ばり12個セット「ケバルドA」(オルルド釣具)
(画像引用:Amazon商品ページ※タップ・クリックするとページが開きます)
こちらは高コスパで有名、ビギナーにも手を出しやすいオルルド釣具の完成品のフライのセットです。もちろんこちらも12個入りで700円弱とコスパの高い商品です。しかも色や形の違う3つのタイプのセットが用意されており、好きなセットが選べます。写真は、色味はもっとも地味なタイプ。ほかの2タイプはもっとカラフルです。ストラップホール付きの専用ケース入りなので持ち歩きも楽々。テンカラデビューはこちらの商品からはいかがでしょうか。
- 参考価格:670~689円
- サイズ:フック全長17mm
- 個数:12個入り
リーチLCシリーズ(ヴァンフック)
(画像引用:Amazon商品ページ※タップ・クリックするとページが開きます)
このシリーズは、正確にはフライとジグヘッドを合わせたような「フェザージグ」です。ビギナーにも扱いやすく、うまく行くと爆釣れも本当に夢ではないルアーです。ただし多くの管理釣り場では釣れすぎるため禁止されています。必ず事前に確認して使いましょう。
このリーチシリーズは、使うとよくアタるという商品。カラーバリエーションも多いので、お気に入りを見つけてみてください。
- 参考価格:385~462円
- サイズ:0.8~1.8g
おすすめ道具・グッズ②タイイング用のマテリアル
フライフィッシングは完成品を使って気軽に始めるのもいいのですが、自作(タイイング)するのも楽しみ方の1つです。フライを自作すればそれぞれに思い入れも生まれ、釣れた時の喜びもひとしおです。
次に、フライタイイングで使うマテリアル(材料)のおすすめをご紹介します。
UNI(ユニ) 0802353004571 UNI 15yds. スーパーフロス [LOT5](ティムコ)
(画像引用:Amazon商品ページ※タップ・クリックするとページが開きます)
こちらは発色と光沢の美しいティムコから販売されているフロス。ほぐしてもそのままでも、作りたいサイズに合わせて使えます。小さいフライも作るのも大丈夫。ほつれも少なく扱いやすい商品です。写真はRusty Orangeですが、ほかの色も多数あります。自然に調和する抑えめの色合いから魚にアピールするカラフルなフライまで、お好みでいろいろ作れますよ。
- 参考価格:275円
- 個数:1個入り
UNI(ユニ) UNI 6/0 200yds. ユニスレッド [LOT5] 62020301001(ティムコ)
(画像引用:Amazon商品ページ※タップ・クリックするとページが開きます)
こちらも人気・定番のフロス。安定した品質で期待を裏切りません。太さも人気の6/0、使いやすい太さです。スタンダードなサイズのフライタイイングに向いています。カラーバリエーションも多数。写真は定番の黒ですが、暗い色から明るい色まで揃っています。初めての場合は、濡れた時のことを想像して色を選びましょう。
- 参考価格:550円
- 個数:1個入り
Prismatic Thread TMCプリズマティックスレッド(ティムコ)
(画像引用:Amazon商品ページ※タップ・クリックするとページが開きます)
この「プリズマティックスレッド」は、玉虫色やマジョーラカラーのように角度によって色の見え方が変わるスレッド。発色がよく、キレイです。ちょっと固いという意見もありますが、一般的なスレッドとの大きな違いはなく巻き心地もそれほど変わりません。ただしボビンが大きいので、ボビンホルダーは専用のものを用意した方がいいかもしれません。
- 参考価格:902~935円
TMC ハイビズドライウイング(ティムコ)
(画像引用:Amazon商品ページ※タップ・クリックするとページが開きます)
この「ハイビズドライウイング」はポリプロピレン製のマテリアル。撥水性が高く、適度な縮れがあるためフロータントの付着もよくドライフライのタイイングには欠かせません。オレンジのほかピンクとイエローもあり。発色もよいので視認性が高いのもメリットです。
- 参考価格:869円
フライマテリアル マラブー(HANEYA)
(画像引用:Amazon商品ページ※タップ・クリックするとページが開きます)
こちらはお手軽価格ながらふわりとして巻きやすいマラブーです。マラブーは本来アフリカハゲコウという鳥のフェザーですが、現在は捕獲が禁止されておりターキーやオストリッチのフェザーがマラブーとして流通しています。色のバリエーションも多く、写真の落ち着いたオリーブ・ダンから鮮やかなピンクやオレンジまでお好きな色が選べます。フライとしてのマラブーはもちろん、ストリーマーにも。コスパもよくおすすめです。
- 参考価格:460円
TMC トラウトガム HP [LOT5] 66541601008(ティムコ)
(画像引用:Amazon商品ページ※タップ・クリックするとページが開きます)
「トラウトガム」は動物の革をひも状に加工したマテリアル。類似の代用品もありますがこちらは本家。革を厳選、濡れたときにベストになるよう染色しています。おかげで代用品と比べると釣果に差が。ボウズ回避の強い味方、爆釣りも可能です。しかし釣れすぎるため、管理釣り場では禁止されていることもあります。使う場合はまずご確認を。またいくら釣れるからと言ってもこれに頼りすぎないように…。
- 参考価格:550円
マルト(MARUTO) お徳用フライフック d24BL(ドライ用スタンダード・バーブレス) 100本入り (土肥留)
(画像引用:Amazon商品ページ※タップ・クリックするとページが開きます)
こちらのフライフックはオーソドックスで汎用性も高いバーブレスフックです。スタンダードフライからパラシュートフライ、クリップルやイマ―ジャーなど幅広く応用可能、扱いやすい商品です。軸が太めなので大物がかかっても安心。サイズも#8から#22まで8サイズの中から選べます。しかも100本入。コスパも高くおすすめのフックです。
- 参考価格:760円
おすすめ道具・グッズ②バイス・ボビンホルダー
次にフライタイイングに使う道具、バイスとボビンホルダーをまとめます。バイスはタイイングの作業をする際にフックを固定する万力。ボビンホルダーはスレッドのボビンを繰り出すための道具です。バイスはフックを固定して作業ができるので、作業効率が一気にアップします。ボビンホルダーはスレッド切れを防いでくれます。
では、おすすめ商品のご紹介です!
スーパーAAバイス(SUNRISE)
(画像引用:Amazon商品ページ※タップ・クリックするとページが開きます)
こちらのバイスは机に固定して使うクランプタイプ。お手頃価格でタイイングのビギナーにもおすすめの商品です。パーフェクトではないかもしれませんが、必要な機能が利用できて作業を大きく効率化することができます。シンプルな作りですし、もしも使い方がよくわからなくても大丈夫。YouTubeで基本的なバイスの使い方の解説動画を見れば、すぐ使えるようになりますよ!
- 参考価格:2,343円
クラウンバイス(ペデスタル)(Caps)
(画像引用:Amazon商品ページ※タップ・クリックするとページが開きます)
こちらのバイスは台座付きのペデスタルタイプのバイス。重量感もありしっかりした作り、安定して作業のしやすいバイスです。小さなフックもしっかりホールド、360度回転させられるロータリー式です。ロータリー式はフライを表と裏から確認しやすく、全体のバランスを取るのが楽になります。手ごろな価格ながら見た目も黒金でゴージャスさがあります。
- 参考価格:4,088円
ペディスタルAAバイス エコノミー(SUNRISE)
(画像引用:Amazon商品ページ※タップ・クリックするとページが開きます)
こちらはお手軽価格のペデスタルタイプのバイス。青物など用の大きな針は挟み方がちょっとわかりにくいと感じる人もいるようですが、フライフックはとくにわかりづらいこともなく使えます。スプリングのようなパーツが付いており、羽根を引っかけて留めることができるので作業の効率もアップします。低価格ながら必要な機能がコンパクトによくまとまったバイスです。
- 参考価格:3,960円
TMC セラミックボビン [LOT5] 51300203004(ティムコ)
(画像引用:Amazon商品ページ※タップ・クリックするとページが開きます)
こちらはティムコのボビンホルダー。スレッドが切れにくいセラミックチューブでおすすめです。滑りもよくスムーズ。渓流用の比較的細いスレッドを使ってタイイングするにはぴったりの商品です。きつくてボビンが回りにくいようならちょっと調節すると快適に。アームタイプはベントとストレートが選べます。お好みに合わせてどうぞ。
- 参考価格:2,090円
おすすめ道具・グッズ③その他アクセサリー
次に、より快適・スムーズにフライフィッシングを楽しむためのアクセサリーをご紹介します。ラインの摩擦を軽減するために塗布するドレッシングとフライの浮力を保つためのフロータント、そしてウキのような役割のインジケータ―をご紹介します。
フライラインドレッシング(ティムコ)
(画像引用:Amazon商品ページ※タップ・クリックするとページが開きます)
このラインドレッシングは、ラインの滑りをよくするもの。フライフィッシングの楽しみと難しさの1つにキャスティングがあります。軽いフライを思い通りの場所にキャストさせるには練習が必要ですが、扱いやすいラインも大切です。こちらのドレッシングは、ラインに薄く塗ることで摩擦が減り飛距離がアップします。ちなみにロッドにも塗るとさらに飛距離がアップ、ラインさばきもよくなります。
- 参考価格:1,386円
シマザキ ドライシェイクスプレー(ティムコ)
(画像引用:Amazon商品ページ※タップ・クリックするとページが開きます)
ドライフライが沈まないよう撥水力をプラスするのがフロータント。フィールドに行く前にあらかじめ処理しておいても、使っているうちにやはり水を吸ってきてしまい現場でも処理が必要になるもの。こちらは定番のスプレータイプのフロータントです。さっと使えて便利、持っていると頼りになります。パウダーとリキッドのいいとこどりの商品です。これしか使わないという人も。
- 参考価格:1,507円
ドライジェル(ティムコ)
(画像引用:Amazon商品ページ※タップ・クリックするとページが開きます)
こちらのティムコのフロータントはドライジェルタイプ。少量指にとってフライにすり込みます。融点にこだわっており、冬場でも固くならず塗りやすいです。リーズナブルながら性能は問題なし、持続性の高いフロータントです。ユーザーからの評価も安定しています。スプレーの手軽さには劣るかもしれませんが、使いやすくてコストパフォーマンスの高い商品なのでビギナーにもおすすめです。
- 参考価格:597円
TMC ストライクディテクター ハイフロート [LOT10] 74563204001(ティムコ)
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こちらのインジケーターは扱いやすくコストパフォーマンスに優れたシールタイプ。同社定番のストライクディテクターⅡより厚みを増して浮力をアップ。巻きつけるのでなく折って貼り付けるタイプになっています。視認性も高く取り付けも簡単で便利です。ただしタナを変えるときや付け替えるときなど、ティペットにベタベタが残ることもあるのでご注意を。
- 参考価格:390円
おすすめ道具・グッズ④フライリール
次にフライリールをご紹介します。フライフィッシングでは魚とのやり取りは主に手でラインをたぐって行うので、フライリールの役割はラインを収納することがメインになります。ロッドやラインに合わせたサイズのリールを選びましょう。
フライリール/スプール CNC(Goture)
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こちらゴチュールのフライリールはコスパがよいと評価の高い商品です。しっかりした作りで回転ムラもなく、耐久性も高いです。ハンドルを左右交換できるほかドラグも細かく調整が可能で、操作性・使い勝手も問題ありません。スプールも複数サイズ用意されています。ラインキャパが表示よりやや小さいため番手は1つ大きい方が安心かもしれません。ビギナーにも、あるいは一周回って質実剛健なリールが欲しいベテランの方にもぴったりです。
- 参考価格:4,880円
- サイズ:3/4wt・5/6wt・7/8wt・9/10wt
フライリール ロッホモアA(ダイワ)
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こちらダイワの「ロッホモアA」はコストパフォーマンスに優れたエントリーモデル。軽くて丈夫、構造もシンプル。ドラグ性能が気になる人もいるようですが、必要にして十分な機能が備わっています。初めてのフライリールとして優秀な、ビギナーにもぴったりな商品です。こちらも巻き容量がちょっと少なめなので、自分が使いたいラインを巻ききれるかできるだけ事前に調べてからサイズを選びましょう。
- 参考価格:2,982~5,255円
- サイズ:100A・200A・300A
おすすめ道具・グッズ④フライケース
最後にフライを入れるケースのご紹介です。切れ目にフライを差し込む「スリットフォーム」型のケースがよく使われますが、ちょっとお値段が張る傾向があります。ここでは、低価格でビギナー向けの小分けにして収納する「コンパートメント」タイプのケースをご紹介します。
コンパートメントタイプを使うときは、フィールドから帰ってきたらフライとケースの水分をしっかり取ってくださいね。
VS-420 136808(メイホウ)
(画像引用:Amazon商品ページ※タップ・クリックするとページが開きます)
こちらはケースのメーカーで定評のあるメイホウの商品。コンパクトなサイズなので、使うフライだけを入れておいて携帯して使うのにぴったりです。厚さがないので入れるフライは注意が必要ですが、サイズが合えば取り出しやすく使いやすい商品です。落下防止のマグネットシートが付いているほか密閉性も高く、安心して使えます。防水性が高いのが特長ですが、逆に言うと濡れたフライを入れっぱなしにしておくとフライに悪影響です。
- 参考価格:918円
- サイズ:115×73×18mm
ライトゲームケースJ クリア×ブラック(メイホウ)
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こちらはもともとワーム用のランガンケースですが、フライにもどうぞ。メイホウの商品です。中の仕切りは可変式なので、自分が入れたいフライのサイズに合わせて調節が可能です。コンパクトなので携帯にもぴったり。丈夫で使いやすいと評判です。こちらも薄型で厚みがないので、入れるフライのサイズを確認しておいてくださいね。
- 参考価格:660円
- サイズ:175×105×18mm
SFC フライケース クリア L(メイホウ)
(画像引用:Amazon商品ページ※タップ・クリックするとページが開きます)
こちらもメイホウのケースです。クリアタイプで蓋を開けなくても中が確認できるようになっています。中の仕切りは可変式、先にご紹介した2つのケースより厚みもあるのでフライを選ばず収納可能です。低価格ながら蓋の変形を防ぐ構造になっているなど、細かい配慮も行き届いています。現場で持ち歩くのにもぴったりの商品です。
- 参考価格:352円
- サイズ:186×103×34mm
いい道具を使ってフライフィッシングを楽しもう
フライフィッシングはちょっと敷居の高い釣りのように思われるかもしれませんが、そんなことはありません。ベテランも初めは初心者でした。基本のタックルを揃えたら、次は少しずつ自分の使いやすさや好みに合った道具を増やしていってはいかがでしょうか。ご紹介したとおり、コストパフォーマンスの高い道具も数多くあります。気になった商品はぜひチェックしてみてください!