釣りに必要なものと言えば?と聞かれたら、まずは竿やリールをイメージするでしょう。しかし釣りの仕掛けと言えば?と聞かれたら、針やルアー、ウキと答えるのではないでしょうか?

ウキは釣りになくてはならないアイテムです。そしてターゲットや釣法(ポイントまでの距離や仕掛けなど)によって使い分ける必要があります。

この記事では、おすすめのウキを用途別にご紹介します。Amazonの人気商品から評判のよい商品だけを選びました。ぜひ参考にしてみてくださいね!

 

Contents

ウキ釣りの種類・釣れる魚

ウキを使った釣りの種類には、次のような釣り方があります。

  • フカセ釣り(ウキフカセ釣り)
  • ウキサビキ釣り
  • カゴ釣り

このほかにも、とくに名前の付いていない魚種別の釣り方が無数にあります。ルアーを使うときにはウキは使いませんが、それ以外ではほとんどの釣り方でウキを使います。

ウキ釣りは、堤防から足元を狙ったり、海上釣り堀に行ったりと初心者でも楽しめます。またアタリが視覚的にわかるのもウキ釣りの醍醐味の1つです。

海釣りの場合、次のような魚を狙うときにウキを使った仕掛けで釣ることができます。

  • アジ
  • メバル
  • 太刀魚
  • ハゼ
  • チヌ(クロダイ)
  • セイゴ

もちろんほかにもいろいろ釣れます。

淡水魚も、ヘラブナやフナ、コイやナマズほかいろいろな魚がウキ釣りで釣れます。

 

ウキの役割とは?

ところでそもそもウキは何の役に立つのでしょう?ウキの役割についてまとめます。

ウキには、次の4つの役割があります。

  • アタリをわかりやすくする
  • タナを一定にキープする
  • エサのある場所・潮の流れなどをわかりやすくする
  • 遠投しやすくする

1つずつ見ていきましょう。

 

役割➀アタリをわかりやすくする

まず、魚がかかったときのアタリが見えやすいようにするという役割があります。ウキが沈んだり横に移動したりしたときはアタリのサインです。動きが見えやすいように、黄色など周りから浮き上がって見えるカラーが多くなっています。

 

役割②タナを一定にキープする

ウキが浮かんでいる限り、ウキより下はラインの長さより深くまで沈むことがありません。ラインの長さでとどまっていることになり、タナをキープすることができます。

 

役割③エサのある場所・潮の流れなどをわかりやすくする

流れがない場合は、ウキの真下に仕掛けやエサがあることになります。狙い通りのポイントにあるかどうかウキの場所でわかります。

またウキの動きには海中の潮の流れも影響するので、ウキの動きを見ていると海中で潮がどのような方向に流れているかわかることもあります。さらに潮の流れに乗せることもできます。

 

役割④遠投しやすくする

ウキは水面に浮かぶものですが、それでもウキ自体に重さがあります。そのため、仕掛けが軽くてもウキの重さで遠投しやすくなります。重みのある遠投用のウキもあります。

 

ウキの選び方

次にウキの選び方についてまとめます。次の3つのポイントで選びましょう。

  • 視認性で選ぶ
  • 浮力で選ぶ
  • 投げやすさで選ぶ

実際には、上記の3つのポイントを総合的に考えてウキを選びます。

1つずつ見ていきましょう。

 

選び方➀視認性で選ぶ

アタリや潮の流れを見逃さないためには、視認性が大切です。ウキの見やすさは形や色で決まります。棒状の「棒ウキ」は小さなアタリにも気づきやすく、小型の魚や当たりの小さい魚を釣るのにぴったりです。色は黄色やオレンジが主流です。大まかには、場所・水が暗いときは黄色、明るいときはオレンジが目安です。

さらに夜釣りの場合は光る電気ウキを使うと見やすくなります。電気ウキを使う場合は、必ず予備の電池を持っていきましょう。

 

選び方②浮力で選ぶ

浮力は狙うタナの深さに影響します。浮力はパッケージやウキ側面に書かれた「浮力表示」でチェックします。浮きやすいものから沈みやすいものの順に、0号・G5・G2・B・2B・3B・5B・0.8号・1号となっています。0号はウキ単体でギリギリ浮いている状態です。

ウキはオモリ・ガン玉や仕掛けと一緒に使うため、それらの重さも考慮しなくてはなりません。浮力が強いほど、重いオモリを付けることができます。深いタナを狙いたいときは、重いオモリを使って沈める必要があるので浮力の強いウキを使います。使うオモリの重さとウキの浮力表示は合わせて使うのが普通です。よくわからないときは3B前後を用意しましょう。水深4~7mぐらいに対応できて、いろいろ使い回せます。

 

選び方③投げやすさで選ぶ

投げやすさは重さで決まります。もちろん重い方が投げやすく遠投向きです。形やサイズでもある程度重さが決まります。形で見ると、円錐ウキが自重があります。絡まる心配もなく、安心して投げられます。またサイズについては、当然ですが大きいLサイズの方が重くなります。安定しやすく風の影響も少なくなります。ポイントまで20mなら9g、30m以上なら11gが目安です。

そのほか空気抵抗などを計算した羽根付きのロケット型のウキがあり、カゴ釣りの遠投用でよく使われます。

なお遠投できるウキを使うときは、視認性が高いものを選びましょう。キャストするポイントが遠いぶん、見えにくくなりがちだからです。

 

おすすめウキ【初心者向け】

ではいよいよおすすめのウキを見ていきます。まずは使いやすい初心者向けのウキを2つご紹介します。なおこの記事で紹介する全ての商品について言えるのですが、ここで記したのは税込の参考価格です。タイミングにもよりますが、表示の価格より実際はかなりお得に購入することもできます。気になる商品は、まずは値段を気にせず商品ページをチェックしてみてくださいね!商品ページは商品写真の下のリンクから開けます。

 

釣堀 フロート 青 6号 E-35【HARIMITSU】

(画像引用:Amazon商品ページ ※タップ・クリックするとページが開きます

使いやすく初心者向きの青物専用のウキ。海上釣り堀で活躍します。上部が短く風の影響を受けにくいです。浮力が強めながら感度も良好。本体は壊れにくいEVA製で丈夫です。アジのほか、マダイ・ワラサ・イナダ・シマアジ・スズキ・カンパチなどにも使えます。

  • サイズ…6号
  • 適合オモリ…4~6号
  • 税込参考価格…1,100円

 

とうがらしトップウキ【ささめ針】

(画像引用:Amazon商品ページ ※タップ・クリックするとページが開きます

感度が高くアタリが取りやすいので、釣りを始めたての初心者にもぴったり。淡水用ですが、海でも使えます。小物を狙うのにちょうどよく、海なら子アジやサヨリ、淡水ならフナ・タナゴ・ハゼ・ブルーギルなどいろいろ狙えます。手造りの味がありつつコスパの高い人気商品です。

  • サイズ…S・M・L
  • 適合オモリ…G1~2B
  • 税込参考価格…429円

 

おすすめウキ【フカセ釣り】

次に、フカセ釣りにぴったりのウキをご紹介します。表記してある参考価格より割引されている商品もあるので、まずは商品写真の下のリンクから商品ページをチェックしてみてくださいね。

 

フカセウキ TGウェーブマスター S/M/ML/L (4.6g~11.8g) 磯釣り【DUEL】

(画像引用:Amazon商品ページ ※タップ・クリックするとページが開きます

フカセ釣り初心者にもおすすめ、色・形など汎用性が高くクセのないウキです。磯でメジナ(グレ)やクロダイ(チヌ)を釣るときに活躍します。リーズナブルで感度もよく、使い勝手もよいと評判です。サイズ×適合オモリで多数のバリエーションが用意されており、自分が使いたいシチュエーションにぴったりのものが見つかるでしょう。

  • サイズ…S・ML・M・L
  • 適合オモリ…0~1.0
  • 税込参考価格…1,032~1,100円

 

フカセウキ TGピースマスター 遠投 M・L PG/SO 自重:7.0g~14.9g【DUEL】

(画像引用:Amazon商品ページ ※タップ・クリックするとページが開きます

上でご紹介したのは磯釣り用ですが、こちらは同じくデュエルの遠投用。重さもあって安定感があり、遠くでも視認性が高く優秀なウキです。作りもしっかりしていて、ぶつけても色落ちしたりすることなく使えます。サイズと適合オモリの組み合わせもバリエーション豊かです。

  • サイズ…M・L
  • 適合オモリ…0~G6
  • 参考価格…1,980円

 

フカセウキ TGポートマスター 艶消しオレンジ【DUEL】

(画像引用:Amazon商品ページ ※タップ・クリックするとページが開きます

「フカセ釣り用のウキを初めて買う」というときには、こちらがいいかもしれません。低重心のバランスで安定性が高く、形・色ともにさまざまな状況に対応できるオールマイティー。初心者にも着脱しやすい接続部品「スイベル」を使用することを想定。サイズや対応オモリも多様です。

  • サイズ…M~3.0
  • 適合オモリ…0~3.0
  • 参考価格…935円

 

ZERO PIT BASIS S/M/Lサイズ FL-171L/FL-172L/FL-173L【シマノ】

(画像引用:Amazon商品ページ ※タップ・クリックするとページが開きます

こちらのウキは、同じシリーズであればラインを切ることなく簡単にウキを交換できるのが特徴です。あらかじめ所定のパイプをラインに通しておけば、ウキ部分はワンタッチで交換できます。サイズ・対応のオモリも多数なので、微妙な状況の変化にも即座に対応することができます。

  • サイズ…S・M・L
  • 適合オモリ…0~5B
  • 参考価格…1,650円

 

おすすめウキ【遠投】

次は遠投向きのウキをご紹介します。予算外と思っても、まずは値段を気にせず商品ページをチェックしてみてくださいね。割引になっているかもしれません。商品ページは商品写真の下のリンクから開けます。

 

超遠投うき【ピアレ】

(画像引用:Amazon商品ページ ※タップ・クリックするとページが開きます

カゴ釣りで100m以上の遠投を狙うために作られた超遠投用のウキです。空気抵抗を考慮した形状・固定式の羽根など、さまざまな工夫が凝らされています。実際まっすぐ遠くまで飛ぶと評判。よく飛ぶのに軽量です。遠くからもよく見えてアタリもわかりやすく、使い勝手もよいウキです。

  • サイズ…8~20号
  • 参考価格…2,600円

 

ウキ アポロウキ 10号 オレンジ【サニー商事】

(画像引用:Amazon商品ページ ※タップ・クリックするとページが開きます

遠投できるウキは、遠くに行くほど一般的には見えにくくなるのが難点です。しかしこちらは飛距離も稼げる上に遠くからでもよく見えるといういいとこどりのウキです。カゴ釣りやサビキ釣りの遠投に使えるほか、泳がせ釣りでも使えるという意見も。こちらは10号のご紹介ですが、6~18号まであり、色違いも用意されています。

  • サイズ…10号
  • 参考価格…1,210円

 

シャローフリーク F-15.0g【アルカジックジャパン】

(画像引用:Amazon商品ページ ※タップ・クリックするとページが開きます

こちらはシャロー狙いには欠かせないウキの2個セット。10.5gの汎用性の高いタイプと15.0gの遠投用で、2つあると幅広く使えてかなりいろいろな状況に対応できます。15gは大型狙いに。ちなみに夜も見えやすいと評判です。アジングやメバリングの仕掛け「Fシステム」では必須のフロートです。

  • 重量…10.5g・15.0g
  • 残浮力…0.6g・0.8g
  • 参考価格…987円

 

シャローフリーク 7.5g フローティング【アルカジックジャパン】

(画像引用:Amazon商品ページ ※タップ・クリックするとページが開きます 

こちらは上と同じくシャロ―フリークの2個セット、上より軽い7.5gと10.5gのペアです。アジングやメバリングの仕掛け「Fシステム」は、浮くシャロ―フリークFと沈むシャロ―フリークDの使い分けで3つのモードがありますが、こちらはうち「フローティングモード」「パラシュートモード」で使える「F」です。

  • 重量…7.5g・10.5g
  • 残浮力…0.3g・0.6g
  • 参考価格…984円

 

カン付き ウキ 円錐ウキ 疾風 遠投仕様 高感度 30g【ナカジマ】

(画像引用:Amazon商品ページ ※タップ・クリックするとページが開きます

太刀魚からサビキ釣り・カゴ釣りまで、汎用性が高くいろいろ使えるのがこちらの電気ウキ。光も明るく視認性もバッチリです。遠投性・耐久性も合格点。お手頃価格ですが電池は別売りなのでご注意を。また出かける前に接触などチェックしておくことをおすすめします。

  • サイズ…6~15号
  • 参考価格…1,210円

 

FF-N30 涙型自立電気ウキ 3号【冨士灯器】

(画像引用:Amazon商品ページ ※タップ・クリックするとページが開きます

涙型で安定しやすい自立型の電気ウキです。自重も21.3gあり、遠投にも向いています。光は2種類、緑とオレンジ(緑は参考価格1,430円)。どちらも見やすいと評判です。イカや太刀魚、ゴロタやサーフのフカセ釣りにどうぞ。

  • サイズ…194×φ26(高さ×最大径)
  • 適合オモリ…3号
  • 参考価格…1,320円

 

高輝度磯ウキ 2号 電池付 YF-802F【ハピソン】

(画像引用:Amazon商品ページ ※タップ・クリックするとページが開きます)

細くもなく太くもなく、明るいけれど暗いこともなく、クセのない使いやすい電気ウキです。お手頃価格なぶん、消耗品感覚で使うぐらいのつもりの方がいいかもしれません。磯や堤防で壁の際や障害物の周りのポイントを狙うよりは、サーフのシーバス狙いや遠投などの方が向いています。

  • サイズ…17×225mm(最大径×全長)
  • 適合オモリ…2号
  • 参考価格…930円

 

釣り浮き 電気ウキ 夜釣り 釣りブイ ヘラウキ 3本 9点灯!【KINGKOO(QY)】

(画像引用:Amazon商品ページ ※タップ・クリックするとページが開きます

こちらはヘラブナ用の電気ウキの3本セット。カーボンや光ファイバなどの素材を使っていますが手作りです。そのため多少大きさにバラつきが。赤・緑の2色互い違いの9点灯で、暗くても見やすいです。二重防水・しなやかさなどの基本性能もしっかりしていて安心ですよ。

  • サイズ…39.5cm~40.5cm
  • 参考価格…5,980円

 

おすすめウキ【その他】

最後にいろいろなタイプのその他のウキをご紹介します。本気で使えるものからジョークみたいなものまで、いろいろ取り揃えました笑。詳細は商品写真の下のリンクからチェックできます。

 

シマノ(SHIMANO) ウキ ソアレ アウトシュート SF-A11Q/SF-A21Q

(画像引用:Amazon商品ページ ※タップ・クリックするとページが開きます)

アジングやメバリングで軽量のジグヘッドを使うときにぴったりの飛ばしウキです。軽量でも20mぐらいは飛ばせます。ラインを切らずに着脱できるのが便利。重さもいろいろなバリエーションがあるので、シチュエーションに合わせて選べます。色は蛍光グリーンと写真のグロー。とくにグローは視認性も抜群です。

  • 重さ…自重3.6~7.0g
  • 参考価格…1,351~1,364円

 

タナゴウキ 極小 81045【オーナー】

(画像引用:Amazon商品ページ ※タップ・クリックするとページが開きます)

タナゴやクチボソなど、小型の淡水魚を釣るのにちょうどよい小さくてかわいらしいウキです。かわいいのに何と手作り。小さいので感度も抜群、色も蛍光色で目立ちます。小型魚の繊細なアタリも見逃しません。2本セットですが、色はアソートになっています。

  • 適合オモリ…G8以下
  • 参考価格…495円

 

蛍光玉ウキ【TAKAMIYA】

(画像引用:Amazon商品ページ ※タップ・クリックするとページが開きます)

「ウキ」と言われてイメージするのはこちらではないでしょうか?「ザ・ウキ」とでも言いたくなるような、超スタンダードなウキです。しかもリーズナブル。1個でもお買い得な値段ですが、小さいサイズは最高4個入ってこの価格です。淡水・ソルトどちらでも。ロングセラーなのが使いやすさの証です。

  • サイズ…4~15号
  • 適合オモリ…3~7号
  • 参考価格…175~263円

 

ウキ アキアジ クルセイダー フロート【ダイワ】

(画像引用:Amazon商品ページ ※タップ・クリックするとページが開きます)

こちらはちょっとニッチな使い道、北海道で人気・秋の鮭「アキアジ」のルアー釣り用のウキです。ルアーでウキを使うのは珍しいですが、アキアジはウキルアーで狙います。写真は色違いの各サイズをまとめたもの。実際は1つ入りです。遠投にも向くよう筒状になっており、使いやすいと評判です。

  • サイズ…S~LL
  • 適合オモリ…35~60g
  • 参考価格…647~880円

 

アヒルちゃんフロート/Duckie Floats(釣り用ウキ)【DRESS】

(画像引用:Amazon商品ページ ※タップ・クリックするとページが開きます)

「これウキ!?」そんな声が聞こえてきそうですが、ウキです笑。小さいお子さんのいるファミリー釣りなどにぴったり。遠投よりは、チョイ投げや足元狙い向けです。浮かんでいるところはかわいいですが、耐久性はそこそこなので糸を離れ一人で泳いで行ってしまうことも…。

  • サイズ…高さ60mm
  • 適合オモリ…8~10号
  • 参考価格…660円

 

自分のスタイルに合ったウキを選ぼう

ルアーでは基本的にウキは使いませんが、サビキやカゴ釣りなどウキを使う釣法はいろいろあります。ターゲットやポイントに合わせて、自分のスタイルに適したウキを使いましょう。