滑りやすい釣り場で欠かせない釣り用の靴「フィッシングシューズ・ブーツ」。一般的な靴とは異なり、水で濡れた場所や足場の悪いところでの危険を防ぎ、快適な釣りをサポートしてくれるとあって、釣りをするなら必ず1足は持っておきたいアイテムです。
フィッシングシューズは釣りシーンを想定した様々な工夫が施されており、その見た目も機能性もそれぞれ異なります。また、軽くて機動力を活かせるタイプや滑りにくいソールを用いたもの、カジュアルなデザインのものなどさまざまなタイプが販売されています。
そのため、どのシューズ(ブーツ)を選んだらよいのか迷ってしまうことも…。そこで今回は、フィッシングシューズ・ブーツの選び方から、厳選した人気のおすすめフィッシングシューズ・ブーツをご紹介していきます。購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください!
Contents
- フィッシングシューズ・ブーツ(釣り用靴)の選び方
- フィッシングシューズ・ブーツ(釣り用靴) おすすめ14選!
- シューズタイプ
- [TIDELION] マリンシューズ メンズ ウォーターシューズ アクアシューズ 水陸両用シューズ 釣り 靴 アウトドアシューズ 登山靴 トレッキングシューズ 厚底 滑り止め 軽量 通気 速乾
- [プロマリン] メンズ フェルトスパイクシューズEX ブラック&レッド FSC305
- シマノ(SHIMANO) ジオロックシューズ FS-080T 24.5~29.0cm 釣り用シューズ ブラック・シルバー
- シマノ(SHIMANO) フィッシング ボートフィットシューズ HW 24.0~28.0cm FH-036T
- シマノ(SHIMANO) フィッシング ボートフィットシューズ HW 24.0~28.0cm FH-036T
- [リトルプレゼンツ] ライトウエイトWDシューズ II(幅広タイプ)
- ダイワ(DAIWA) フィッシングシューズ ネイビー DS-2650CD 釣り用シューズ
- ダイワ(DAIWA) シューズ/釣り DS-2180-H (スパイクソール) ブラック/モスグリーン 25.0~29.0 各種
- [ダイワ] DS-2300M-Hブラック
- ブーツタイプ
- お気に入りの一足で安全・快適な釣りを!
フィッシングシューズ・ブーツ(釣り用靴)の選び方
まずは釣りに行くときにどんな靴がいいのか、どんな点に気を付けて選べばよいのか、“選び方のポイント”をみていきましょう。
自分の釣りの「スタイル」に合わせて選ぶ
釣り用の靴には大きく分けて、長靴のようなブーツタイプ(ロング)とスニーカーのようなシューズタイプ(ショート)の2つがあります。それぞれのメリットを見極め、より自分の釣りのスタイルに合ったとっておきの一足を選んでみましょう。
濡れる場所は【フィッシングブーツ】がおすすめ
濡れる場所ではブーツタイプがおすすめ。船釣りや水がかかる場所でも足元を気にせず釣りに集中できますし、遠浅のサーフや川べりでは水深20~30cmくらいの深さまで入ることができるので、より遠くの魚を狙えるというメリットも。なお、船釣りの際はデッキが傷つかないようスパイク付きではなく、ラジアルソールにしましょう。
よく場所を移動する・長い距離を歩く場合は【シューズ】タイプがおすすめ
例えば、バス釣りなどのように次々と場所を移動する釣りスタイルの場合には、機動力のあるスニーカータイプがおすすめです。シューズタイプの多くは軽くて歩きやすく、ブーツタイプに比べて疲れにくいというメリットがあります。普段履いている靴と大きな違いがないので履きやすいうえ、特殊素材のソールやスパイクがついていて滑りにくい、といった“安全面”が格段に上がります。
長さ・重さをチェック!
ここまでも少し触れましたが、釣り用の靴を選ぶ際は、「丈の長さ」・「重さ」もチェックしましょう。
- ショートタイプ(フィッシングシューズ)
ショートタイプは、歩きやすさや着脱のしやすさが大きなメリット。一方、ロングタイプと比べると、カバーできる部分が限られる点がデメリットとも言えるでしょう。
フィッシングシューズにはくるぶしまで覆う「ハイカットタイプ」とスニーカーのような「ローカットタイプ」の2種類があります。ロングタイプのブーツに比べて軽く、足を覆う面積が狭く足への負担が少ないため、移動距離が長い河川での釣りや場所をよく移動する釣り場において活躍します。
なお、ハイカットタイプは、ホールド感を高めると同時に足首部分をガードしてくれるのでより安全、またローカットタイプは普通のスニーカーのような軽快な履き心地を重視したい方におすすめです。特にこだわりがない場合には、釣りのスタイルやよく釣る場所(用途)、履き心地などを考慮して選びましょう。
- ロングタイプ(フィッシングブーツ)
水に濡れる場所で活躍するのがこのロングタイプのフィッシングブーツ。水の侵入を防いでくれるので浅瀬などに入りやすいという点や、寒い季節の釣りで保温性を高めたいシーンにも最適です。
一方、ショート丈のフィッシングシューズに比べると重くなりがちなので、長距離を移動する釣りには不向きであること、また着脱に時間がかかることがデメリットとして挙げられます。夏場は特に熱がこもりやすいため、ムレやすい点にも注意しましょう。
「釣り場」に合ったソールを選ぶ
中には「普通の靴でもいいんじゃないの?」とお考えの方もいるかもしれませんが、やはり釣り用の靴には釣りシーンならではの機能が備わっています。一番の違いは「ソール(靴底)」。ソールに様々なタイプの滑り止めの仕掛けが施されており、釣り場で滑ったり、転倒したりする危険も普通の靴に比べると格段に抑えられます。以下では実際に、どんなタイプのソールがあるのか見ていきましょう。
釣り場が平らな堤防(アスファルト)や船上なら「ラジアルソール」
平らなアスファルトや船上、足場のいい堤防での釣りに最適なのが「ラジアルソール(ゴム底)」。釣り用靴のラジアルソールは一般的なスニーカーに比べて、より深い溝や特殊な波型模様が刻まれており滑りにくいのが特徴です。
とはいえ、絶対に滑らないわけではないので、水に濡れたテトラや岩場付近、苔が生えているような滑りやすい場所では注意が必要です。ほかのタイプより安価なのも魅力と言えるでしょう。
岩場や滑りやすい場所におすすめの「スパイクソール」
岩場やテトラなど足場が悪い場所では、「スパイクシューズ」がおすすめ。金属のスパイク(突起)が複数ついており、例えば岩場ではこのスパイクが岩肌に引っかかり、滑るのを防いでくれます。反対に、平らなコンクリートやツルツルした岩場などでは引っかかるものがなく、逆に滑りやすくなる場合があります。
また、スパイクの点で支える独特の構造により長距離の移動では足が痛くなる可能性もありますので、その点も注意が必要。なお、砂が食い込むことがないので、水でサッと洗い流すだけで簡単にメンテナンスができる点は嬉しいポイントです。
濡れた岩場などつるつるした場所での釣りに最適な「フェルトソール(フェルトスパイク)」
濡れた岩場やコンクリートでの釣りにおすすめなのが「フェルトソール」。フェルト繊維全体で地面を捉えられるので、滑りにくく、歩きやすさに長けているのが大きなメリットです。ただ、安価なモデルの場合、繊維の劣化が早かったり、細かい砂や石が食い込みやすく、交換の手間とコストがかかったりすることもあるのでその点は事前に頭に入れておきましょう。
なお、フェルトに金属ピンを打ち込んでいる「フェルトスパイク」というものも販売されています。フェルトとピンの併用でより滑りにくく、グリップ力が高いので安全性を重視する方にはおすすめです。
機能性も必ずチェック!
最後に、釣り用の靴の機能性についてもチェックしておきましょう。
「コードロック」や「チャック」付きかどうか?
ブーツの中に水が入ってしまっては元も子もありません。その点「コードロック付き」なら、上部のコードをキュッと絞って入り口を塞ぐことができるので、波や水、雨の浸入を防いでくれて快適に釣りに集中できます。
また、「チャック付きブーツ」なら裾入れがとっても楽々!足を通してからチャックを閉めればピタリとフィットして裾が出てくることもありません。意外にもこうしたちょっとした機能こそが、実際に使うシーンで“あってよかった”と思えるポイントなのです。
「ダイヤル式」のものも!
足場の悪い場所では特に靴の「フィット感」が重要なポイント。靴の中で足がグラグラしてしまうとバランスを崩したときにふんばりがきかず大変危険。そんなとき、ダイヤル式のフィットシステムなら、ダイヤルを回すだけでヒモが締まり足に適度にフィットしてくれます。手軽に素早く利用でき、人気が高まっています。
フィッシングシューズ・ブーツ(釣り用靴) おすすめ14選!
人気のフィッシングシューズ・ブーツを厳選してみました。おすすめの14点のそれぞれの特徴やメリットをご紹介していますので、気になる商品はぜひ詳しくチェックしてみてください。
シューズタイプ
[TIDELION] マリンシューズ メンズ ウォーターシューズ アクアシューズ 水陸両用シューズ 釣り 靴 アウトドアシューズ 登山靴 トレッキングシューズ 厚底 滑り止め 軽量 通気 速乾
軽くて履き心地抜群のマリンシューズです。生地に柔軟性があり、足に程良くフィット!二重構造のメッシュ組織が優れた排水性を発揮しながら、外からの石や砂の侵入を防止します。さらに靴底にも穴があり、通気性や排水性も高いので濡れても重く感じません。そのため、海の中や川の中も快適に楽々歩くことができます。
また、厚みのあるソールとつま先から足の甲までしっかりカバーしてくれるアッパー部分によって足全体を保護してくれるうえ、丈夫で滑りにくいゴム底による強力なグリップ力で、安心して釣りや屋外レジャーが楽しめます。何よりデザイン性に優れており、あらゆるシーンで活躍してくれるアイテムです。
[プロマリン] メンズ フェルトスパイクシューズEX ブラック&レッド FSC305
脱ぎ履きが簡単なダイヤルロック式・ハイカットタイプのフェルトスパイクモデルです。ダイヤルを回すとワイヤーが締まり強さを調整でき、引くとロック解除でワイヤーが緩む仕組みで手軽に調節が可能です。
また、テトラポッドや岩場で活躍するフェルトピン底を採用しているのもポイントのひとつ。グリップ力に長け、滑りにくいので安全性重視の方には特におすすめです。複数のサイズが展開されているので自分に合ったサイズもきっと見つかります。
シマノ(SHIMANO) ジオロックシューズ FS-080T 24.5~29.0cm 釣り用シューズ ブラック・シルバー
足元が滑りやすい場所や磯場など危険が伴う場所でも、しっかりとしたグリップ力と壊れにくい耐久力で安心して釣りを楽しめる「ジオロック・カットラバーピンフェルトソール」を採用したフィッシングシューズです。
磯場では靴が汚れやすいものの、アッパーには汚れを落としやすい合皮素材が使われていて洗いやすいのもポイント。さらに、ワンタッチでソールを簡単に交換できる「ジオロック」も採用しているため、ソールがすり減ったら簡単に交換できるメンテナンスのしやすさにも定評があります。シンプルな中にも柄が入っており、かっこいいデザイン性も人気の理由のひとつです。
シマノ(SHIMANO) フィッシング ボートフィットシューズ HW 24.0~28.0cm FH-036T
水が染み込みにくい生地を採用した防水仕様で、汚れからもガードしてくれるシューズです。また、コンパクトなダイヤルと布地のワイヤーホールを採用したBoa(R) ウェビングを搭載することで、ワンアクションでスムーズな脱ぎ履きが可能です。
地面への密着感を高める屈曲溝ソールと、耐滑性ラバーを使用しているため、濡れた船上でも高いグリップ力を発揮します。安定感抜群で釣りに集中できますよ。
シマノ(SHIMANO) フィッシング ボートフィットシューズ HW 24.0~28.0cm FH-036T
軽量・低摩擦・微調整が利くBoaフィットシステムを搭載したシューズ。Boaフィットシステムを採用したモデルの中で低価格で購入できるとあって人気の商品です。また、脱ぎ履きがスムーズに行えるほか、ダイヤルを回してピッタリと足にフィットできるので、安定感も抜群!
見た目に反して軽量で、シューズの重さによる疲れも軽減されますし、ミッドカットタイプなのでハイカットが苦手なアングラーでも快適に履くことができるでしょう。また、耐滑性を発揮するフェルトソールに、耐滑性合成ゴムと高硬度ステンレスピンを埋め込んでいるため、グリップ力と耐久性も高くあらゆる釣りシーンにおすすめです。
[リトルプレゼンツ] ライトウエイトWDシューズ II(幅広タイプ)
ロングセラー商品「SH-04ライトウエイトWDシューズ」の幅広(EEE)タイプのWDシューズ。山岳渓流向きの軽量ウェーディングシューズです。フェルトソール仕様なので、ヌルヌルとした地面や苔や海苔が多い岩場などで大活躍間違いなし!
つま先とかかと周りはラバー素材でガッチリガードされて安心なうえ、アッパーにはメッシュ素材を採用しているため、ムレもなく快適。軽量で歩きやすいという点も魅力です。
ダイワ(DAIWA) フィッシングシューズ ネイビー DS-2650CD 釣り用シューズ
アッパー部にコーデュラ素材が採用され、引き裂きや摩擦、摩耗に強い磯シューズ。簡易防水仕様や歩き疲れにくい軽量設計で、機能面も充実している人気のシューズです。
ミドルカット仕様なので足首のホールド感に優れており、安定感もあり怪我のリスクを軽減。また、カジュアルなファッションにも馴染みやすいスタイリッシュなデザインも魅力的のひとつです。ご紹介しているネイビーのほか、ブラック・サンドベージュもラインナップされています。
ダイワ(DAIWA) シューズ/釣り DS-2180-H (スパイクソール) ブラック/モスグリーン 25.0~29.0 各種
スタイリッシュで高機能なロックショアシューズ。ハイカットでありながら柔軟性に長けているので足首が自由になり高い機動性を実現しています。また、ノンスリップインソールで地面をしっかり掴むことができ内部の足のズレを防ぐことができます。
世界の有名スポーツメーカーも採用しているインソールで、軽量性・クッション性・快適性が群を抜いています。さらに、水が入りにくい防水素材を採用しているのでシューズ内部をドライに保つことができ、水場での使用も夏場も快適に履くことができるでしょう。
[ダイワ] DS-2300M-Hブラック
ダイワオリジナルブーティーを採用し、高次元の防水透湿性を実現したシューズです。ドライな履き心地が続くのでとても快適。また、濡れた護岸や水辺のシチュエーションで驚きのグリップ力を発揮するので安全性にも優れています。
さらに、スピードフィットシステムを搭載しているため、紐結びが不要で実用的な点も魅力です。スタイリッシュでかっこいいシューズはモチベーションもアップさせてくれますよ!
ブーツタイプ
MORGEN SKY ウェーディングシューズ フエルト底 フィッシングブーツ 穴抜き/スパイク 渓流釣り 3mm保温防寒 滑り止め YZ003
運動・保温・防水・滑り止め・保護という5つの機能を兼ね備えたウォーターブーツ。磯や渓流、船などの滑りやすい場所での釣りシーンで大活躍!滑りにくいうえ、岩場などの足場が悪い場所でも、ソールが柔らかいことでストレスなく歩きやすいのが特徴です。
靴底は、「フェルト底+水抜き穴タイプ」と「フェルト底+スパイク付きタイプ」の2種類があり、水抜き穴は水流を緩和して水抵抗を軽減する、スパイク付きは地面のグリップ力が抜群に安定するなど、それぞれにメリットがあります。
プロックス(Prox) テフロンポリエステルウェダーブーツ(ラジアル)
可動性に優れたひざ下までのウェダーブーツ。ショート丈のブーツにテフロン撥水加工を施した生地を使用したアイテムです。ウェダーの履き口にはコードストッパーが付いているので絞って水が入らないよう調節が可能です。
また、テフロン撥水加工が施されており、裏地もPVCコーティング加工済みで水をしっかりと弾いてくれます。砂浜はもちろん、防波堤などにも最適な「ラジアルソール」を採用しており、サイズのバリエーションも豊富で人気の高いフィッシングブーツです。
TAKAMIYA(タカミヤ) WAフェルトスパイクブーツ
足場の悪い磯釣りなどに最適な、グリップ力に優れたフェルトスパイクブーツです。雨天や波しぶきにも強く、中は保温性もあるので冬場の釣りの防寒対策としても大変おすすめ!
スパイクピンは抜けにくく安定感があるコの字型、さらに脱ぎやすいキックオフ搭載で簡単に脱げる構造になっているのも便利なポイントです。
プロックス(Prox) テフロンポリエステルウェダーブーツ(フェルト)
先ほどご紹介した「プロックス(Prox) テフロンポリエステルウェダーブーツ(ラジアル)」とソール部分が異なるアイテム。ラジアルソールではなく「フェルトソール」のご紹介です。主な機能は同じ。テフロン撥水加工が施されており、裏地もPVCコーティング加工済みで水をしっかりと弾いてくれるうえ、コードストッパー付きでブーツの中に水が入るのも防ぎます。
フェルトソールなのでより滑りにくく、歩きやすいのが大きな違いと言えるでしょう。小渓流や川釣りなどで活用している声も多く聞かれます。
シマノ(SHIMANO) ラジアルブーツW(ワイドタイプ) FB-012Q ブルー M
波止・船上・サーフ等で高いグリップ力を発揮するラジアルソール、ホールド感のあるカップソールを採用、さらにふくらはぎにゆとりをもたせた仕様で履き心地に人気のあるフィッシングブーツです。
ヒール部に設けたフィンとサイドファスナー仕様により、脱ぎ履きしやすいのもポイント。ロングタイプならではのメリットとして、水たまりが多い場所でも活躍します。ソフトな履き心地が続くのも嬉しいポイントです。
お気に入りの一足で安全・快適な釣りを!
釣りをする場所はやはり滑りやすいところが多いため、釣り用の靴を履くのが基本です。安全で快適な釣り時間を過ごすためにも、ここまでご紹介したシューズのタイプや重さ、履き心地、メンテナンスのしやすさなどをチェックしながら、とっておきの一足を選びましょう。
あなたに合った一足を見つけて、ぜひ釣りを満喫してくださいね!