釣りを始めたはいいものの、ビギナーで困るのはエサの扱いではないでしょうか。そもそも虫は触りたくないという人もいるでしょうし、よく釣れるエサが知りたいという人もいることでしょう。

この記事では、そんなお悩みを解決します。初心者でも扱いやすくて食いのいいエサについて、海釣り用・川釣り用にわけてご紹介します。また魚が寄ってくるようにエサと混ぜて使う集魚剤などもまとめてご紹介。ぜひ参考にしてみてください!

 

エサには3種類あり

釣りのエサには大きく分けて3種類あります。

  • 生きエサ
  • 死にエサ・冷凍エサ
  • 人工エサ・配合エサ

それぞれ軽く確認しておきましょう。

 

➀生きエサ

その名の通り、生きている生き物をエサにします。貝やカニなどビギナーでも比較的扱いやすいものから、大きめの魚を狙うときの小魚(アジ・イワシなど)、虫・幼虫など人によっては触ったり針に刺したりするのに抵抗を感じるものまでいろいろあります。

基本的に釣り針に刺して使います。小魚は死なないように付けることもあります。ほとんどが養殖されたものですが、最も自然にいる生き物に近いため魚の食いがいいというメリットがあります。

 

②死にエサ・冷凍エサ

死んでいる状態の生き物をエサにするものです。多くが冷凍したり塩漬けにしたりして保存性を高めてあります。代表的な死にエサの例としては、サビキ釣りで魚を集めるために使うオキアミがあります。オキアミは、最近では常温でも保存できるものが増えてきました。そのほか、魚の切り身や貝のむき身を使うこともあります。

魚の食いや保存性を良くするために加工してあったりするなど、扱いやすいという特長があります。

 

③人工エサ・配合エサ

生き物や生き物以外の加工品を使ったエサです。粉末状になっていて水を混ぜて練って使うものなど、原型をとどめていないものがほとんどです。一部には虫などの形を模したものもあります。魚の嗅覚や、商品によっては視覚を刺激するように工夫されています。

使わなかった分は長期保存が可能だったりするなど、こちらも扱いやすさが特長です。

 

狙う魚でエサを使い分ける

エサは狙う魚で使い分けます。魚によってふだん食べているエサや好むエサが違います。釣りではそれに合わせてエサを選びます。まずは何を捕食しているのかを知ることが大切ですが、魚種ごとの評判のよいエサを使うのがまずは手っ取り早いでしょう。

 

 おすすめエサ・アトラクタントまとめ

では、いよいよおすすめのエサをまとめます!この記事では、ビギナーでも扱いやすくネットで手に入るものを選んだので、生きエサは外して死にエサと人工エサをご紹介します。どれも人気と評判どちらもいい商品ばかりです。安心して使ってくださいね。

なお、商品写真下のリンクから詳しい商品ページを見ることができます。気になるエサはそちらもチェックしてみてください!

 

おすすめエサ・アトラクタント【コマセ・サビキ釣り用】

初めに、海でアジなどを釣るときの代表的な方法「サビキ釣り」に使う「コマセ」用のおすすめエサをご紹介します。コマセは魚を集めるためのエサ。サビキ釣りでは、仕掛けに「コマセカゴ」という袋をセットして中にコマセを入れる方法が一般的です。カゴを付けずにコマセを撒いて集めて釣る方法もあります。

コマセには基本はオキアミを使います。ここでは中でも扱いやすいオキアミ・集魚力が強いオキアミをご紹介します。

 

ダイワ(DAIWA) 釣り餌/サビキ アミのチャージ 600g/1200g

(画像引用:Amazon商品ページ※タップ・クリックするとページが開きます

「アミのチャージ」は斜めに注入口が付いたスタンドパック入りのオキアミです。コマセを使うときの悩みは手が汚れること。そのせいで竿まで汚れたり、バケツ周りが汚れたりすることもしばしばではないでしょうか。しかしそんな悩みももう解決です!

粘りもあり粒も大きめなので投げサビキに使えるほかエサ持ちもいいです。マスカットの香りで匂いのキツさもなく、釣果も上々と評判です。常温タイプなのでさっと使えるのも便利です。

 

マルキュー(MARUKYU) アミ姫 600g

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こちらの「アミ姫」もビギナーに使いやすいチューブ入りタイプ。手に付きにくく扱いやすいのが特長です。女性社員が開発に関わっており、フルーティーな香りでにおいも気にならないなど女性アングラーやファミリーにもぴったりの商品です。

ビギナーに限らずベテランでも、常温保存できる商品なのでカバンに予備として入れておくといざというとき安心できます。粒も残っており魚へのアピールもバッチリです。

 

マルキュー(MARUKYU) アミ姫 キララ 600g

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上でご紹介した「アミ姫」シリーズの「アミ姫キララ」です。チューブ入りの使いやすさ・フルーティーで女性やビギナーに優しい香りはもちろん共通の特長。さらにこちらのキララは、水中で反射する集魚剤が入っていてアピール力がアップしています。

また両者の中身を見比べると結構はっきりわかるのですが、こちらのキララは赤身が強い色合いです。アジは赤を好むとされているため、それに合わせているのだそう。両方用意しておいてようすを見ながら使い分けるといいですね。

 

浜市(HAMAICHI) サビキ三昧 2個セット 800g×2個

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こちら「サビキ三昧」もチューブ入りタイプのアミエビです。大容量でリーズナブル、常温保存も可能で扱いやすいのが特長。ビギナーでも安心です。粒粒も残ったペースト状で、水中でよく散って集魚効果も高いです。

ただ、好みや狙うタナによってはゆるめと感じるかもしれません。そのときは、以下でも紹介するような粉末状の集魚剤などを足して水分を調節するのがおすすめです。自分の好みに合わせて選びましょう。

 

 マルキュー(MARUKYU) 爆寄せサビキ 

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この「爆寄せサビキ」はパッケージに「もくもく爆濁り」とあるように、水の中で他には見ないような煙幕が出て仕掛けを隠してくれます。集魚力も高く、魚もしっかり寄ってきます。チューブ入り&バニラ風の香りで扱いやすさもバッチリです。

ただし煙幕効果が高い分ちょっと減りが早いので、ほかのコマセと合わせて使うか、ロケットカゴで使うかのどちらかがおすすめです。

 

マルキュー(MARUKYU) 堤防まきえ

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こちら「堤防まきえ」は、本来の用途は仕掛けのカゴに入れるのではなく撒いて魚を集める撒き餌です。とはいっても使い方はそれに限られず、コマセに混ぜて使ったり水を少し加えて練りエサにしたりもできます。集魚効果はかなり高いと評判で、おすすめの商品です。

ウェットタイプではありますがパサついていてちょっとまとまりが悪いので、海中でも浅いところで広がってしまう傾向があります。少し水を混ぜるなど工夫が必要です。

 

おすすめエサ・アトラクタント【集魚剤など】

次にエサに混ぜて使う集魚剤やかさ増しになるものなどをご紹介します。厳密にはエサではないものもまとめてご紹介します。

 

マルキュー(MARUKYU) グレパワーV9(徳用)

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この「グレパワーV9」はエサに混ぜて使う集魚剤です。グレ(メジナ)には定番の商品。しかも大容量でお得です。使い方によっては1回の釣行で大量に使いますが、これならじゅうぶん間に合います。

コマセに混ぜて撒いてもいいですし、コマセカゴに入れても使えます。煙のように拡散し、仕掛けを隠しつつ魚を集めます。単体でも使えるかもしれませんが、オキアミなどと混ぜて使うのがスタンダードです。グレのほかアジなどほかの魚にも使えます。

 

マルキュー(MARUKYU) グレパワーV11

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海釣りのグレの撒き餌として評判なのがこちら「グレパワーV11」。大きな特徴はペレットが入っていること。ペレットがゆらゆらとゆっくり沈んでいき、オキアミと同調します。アピール度が高いため、グレも上に浮いてきて活性も高くなり効果も持続します。ただし乾いていると浮いてしまうので、水をしっかり吸わせておくことがポイントです。

比較的新しい商品ですが、すでに定番化していると言っていい人気商品です。

 

ダイワ(DAIWA) アミノソルト 激旨

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こちら「アミノソルト激旨」は、カワハギ釣りなどでは定番のエサ・あさりの身を締めるための塩です。エサ持ちと食いがよくなります。身を締めながらアミノ酸とイノシン酸でうまみ成分をアップ、さらにほんのりオレンジ色に色づきます。

においが薄かったり解凍すると白っぽくなってしまったりするスーパーの激安の冷凍アサリも、色がついてエサらしいにおいに!しっかり釣果にも違いが表れます。エビに使っても効果があるようです。

 

マルキュー(MARUKYU) アミノ酸α NO.493

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この「アミノ酸α」は、エサにまぶして食いを良くする摂餌促進材です。粉末状で小袋に分かれており、少しずつ使えて便利です。コマセにかけてもいいですし、魚の切り身やササミ・むきエビ・アサリ・コーン・さなぎなど付けエサに付けても効果があります。

アミノ酸とフェロモン系特殊誘引剤「ウルトラバイト・アルファ」を配合。成分は味の素に近いのですが、魚由来のアミノ酸を使用していることもあり、より魚釣りに特化した商品となっています。

 

ダイワ(DAIWA) アミノX グレ 遠投 メガブルーSP

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この「 アミノX グレ 遠投 メガブルーSP」は大型のグレの習性に合わせて開発された商品。グレだけでなくアジ釣りにも効果が高いと評判です。釣り上げた魚の胃袋を開くとこのエサが詰まっているという声多数。まとまりがよいので遠投向きではありますが、撒き餌として使う人も多数。そちらの効果も評判です。

グレが反応するという青色の染料を使用。オキアミに混ぜるとそちらにも色が移ります。においもほんのりラムネというかソーダのような感じできつくありません。

 

マルキュー(MARUKYU) よせアミ

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こちらの商品「よせアミ」は、オキアミの粉末です。生・冷凍のオキアミの代用として使うよりは、オキアミに混ぜて集魚力をアップさせたり練りエサに混ぜたりして使うのがおすすめです。

海釣りでメバルなどを狙うのにも、川釣りで鯉など淡水魚にも使えます。エサに加えてプラスアルファとして用意しておくと便利です。

 

浜市(HAMAICHI) パン粉アミ粉入2㎏ 2個セット

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コマセは大量消費となりがちでお財布に厳しくなることもありますが、パン粉を使ってリーズナブルに楽しむ方法があります。ふつうのパン粉でもできますが、こちらの商品「パン粉アミ粉入」はアミエビ、オキアミの乾燥粉末を混合してあるパン粉で魚釣りには最適です。

かさ増し効果はもちろんですが、集魚力も高くなりつつ煙幕効果も期待できてサビキ釣りにぴったりです。オキアミと混ぜて使いましょう。オキアミ多めの方が効果は高いかもしれませんが、1:1でも釣れたという声も。

 

 マルキューアジパワー 500g

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こちら「アジパワー」もコマセに混ぜて使う集魚剤。水分の調節にぴったりです。冷凍のブロックのアミなら、こちらを1/10~1/5袋入れるぐらいが目安です。お手頃価格なのに集魚効果が高く、コスパがよいと評判も上々。これ自体にはにおいもなく扱いやすいのもいいところです。

軽い粉なので飛び散ることがあり、船で使うよりは堤防釣りに向いています。チャック式でないので、袋を入れ替えておくと釣り場で扱いやすいかもしれません。

 

おすすめエサ【疑似エサなど】

次は形を本物のエサに似せた人工エサ・疑似エサです。

 

マルキュー(MARUKYU) パワーイソメ

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こちら「パワーイソメ」は生きエサの王道・アオイソメを模した食わせエサ。ほかにも色違いの桜イソメ・茶イソメタイプもあります。イソメは砂物・根魚・青物など幅広い魚種が狙えるエサの代表。これなら虫が苦手な人でも、サビキ釣りでは釣れないターゲットを狙えます。キスのほか、アジングやメバリングでジグヘッドに付けてもOKです。ハゼなど狙う魚種によってはアクションを付けましょう。

生分解性なので環境への影響という点でも安心です。

 

マルキュー(MARUKYU) パワークラブ

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こちら「パワークラブ」はカニを模した疑似エサ。色やサイズのバリエーションもいろいろあるので、ターゲットに合わせて使い分けましょう。食いがよいと評判で、手足がなくなったり半分に食いちぎられても食ってくるほど。柔らかいのにエサ持ちもよく、においやねばりもなく保存性も高い使いやすい商品です。

上のパワーイソメと同様に、ヒットしないと思ったら動きを演出してみましょう。生きエサを持っていくときに、保険として用意しておいても安心です。

 

Berkley(バークレー) ルアー ガルプ!アライブ!リチャージジュース 8oz GARJ8

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こちら「ガルプ!アライブ!リチャージジュース」はエサそのものではないのですが、魚の好むにおいがする商品です。ガルプ!はにおい成分が配合されたワーム。Berkley社の人気商品で、さまざまなタイプがあります。この商品は、その保存のための液体です。

ワームを漬け込んでにおいを付けるために使う人もいるようですが、その用途なら漬け込み専用のマリネ―ドの方がおすすめです。とはいえ、こちらもにおいはなかなかインパクトがあります。

 

おすすめエサ【川魚用】

最後に、川魚にも使えるエサをまとめます。

 

マルキュー(MARUKYU) 九ちゃん

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こちら「九ちゃん」は川魚専用の配合エサ。お手頃価格のロングセラー、川釣りの定番です。コイやフナ、ウグイやオイカワなどいろいろな魚に使えます。練りエサとしてもいいですし、集魚効果が高いので撒いて使うのもおすすめです。

エサ持ちもよく、ビギナーやファミリーにぴったりです。釣りだけでなく、川遊びで仕掛けを使うときに使っても小魚が獲れます。ちなみに海釣りでも撒き餌に使えますよ。

 

マルキュー(MARUKYU) タナゴグルテン

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鯉の大物狙いに役立つエサがこちらの「巨鯉Ⅱ」。粒素材から細かいエサまでバランス良く配合、粒によってジャミに強く強い流れでもよく持ちます。また細かい粒子のおかげで白い濁りが広がります。バラけも程よく遠投も可能。名前の通り大物を釣るのにぴったりです。

集魚力も高く釣果につなげやすい良エサです。ブレンドしても単体でもOK。ぜひまずは単体でお試しを。

 

ターゲットに合ったエサを選ぼう

エサ選びはターゲットに合わせることが大切です。まずは釣りたい魚向けのエサを選びましょう。ぜひこの記事を参考にしてみてください。

さらに、そのエサで釣りをしてみるうちに、釣果や扱いやすさなどで自分好みのエサが見つかっていきます。この記事ではビギナー向けの死にエサや人工エサをご紹介しましたが、生きエサという選択肢もあります。いろいろ試してみて、自分好みのエサをのんびりじっくり探してみてください。