日光東照宮や足利学校など歴史的な史跡、鬼怒川温泉や那須高原など自然が楽しめつつも東武ワールドスクエアや那須ハイランドパークのような観光施設も充実したエリアなど、栃木県は観光で訪れたい場所がたくさんあります。「都道府県魅力度ランキング」で低い順位を揶揄されることもありますが、なぜ低いのかちょっとよくわかりません。
そしてお土産として買って帰りたいものも実に魅力的なものがたくさん。宇都宮餃子、佐野ラーメン、日光の湯波、那須のチーズケーキ…。全国的に有名なグルメも多数ありますよね。この記事では、栃木県のおすすめお土産をまとめました。ぜひ下調べの参考に活用してください!
栃木県のお土産
この記事では、お菓子・お菓子以外の食べ物・食べ物以外の雑貨などの3ジャンルに分けておすすめをご紹介します。興味があるところからお読みください。
なお見出しにお店のある市町村を記してありますが、見出し以外の場所でも購入できる場合があります。気になる商品は、まずはエリアを気にせずチェックしてみてくださいね。
また、この記事の情報は2022年6月時点のものです。商品の取り扱いや在庫は変更がありえますので、確実なご購入にはあらかじめ販売店や製造元にお問い合わせください。
栃木県のおすすめお土産➀お菓子
最初に、栃木県のおすすめお菓子をご紹介。栃木県民のソウルドリンクから知る人ぞ知る逸品、特産品を活かした商品までいろいろなタイプがそろっています。チェックしてみてください!
お菓子➀関東・栃木レモン(栃木乳業)【県内全域】
(画像引用:https://www.tochigimilk.co.jp/)
いきなりお菓子ではないのですが汗、「関東・栃木レモン」は栃木のソウルドリンクです。通称「レモン牛乳」。メーカーが廃業し一時は姿を消しましたが、現在製造している栃木乳業が引き継いで復活。栃木県民で知らない人はいませんし、全国的な知名度も高くなりました。甘酸っぱいレモン風味の懐かしい味です。
アイスクリームやクッキーから化粧品や雑貨までコラボ商品も多数。なおパッケージが似ていてコラボ商品かと思いきや、こちらとは無関係のお菓子もあります。元祖にこだわりたい方はご注意を。レモン牛乳自体は県内全域のスーパーなどあちこちで購入可能です。
- 内容量・税込価格:200ml・500ml(価格はお店による)
- 賞味期限:10日
お菓子②御用邸チーズケーキ(チーズガーデン)【那須町・那須塩原市ほか】
(画像引用:https://cheesegarden.jp/pages/charm)
「御用邸チーズケーキ」はチーズケーキで有名な那須町にあって安定した人気を誇るチーズケーキです。厳選した数種のクリームチーズをベースに、保存料なしで作られています。しっとりとして濃厚なチーズの風味。それでいながら重くなく、口どけもなめらか。冷やすとずっしり・少し温めるとふわふわと温度によって違う食感が楽しめます。常温保存も可能なので、持ち帰るまでも安心です。
那須町の本店のほか、那須ガーデンアウトレット内など那須塩原市に4店。宇都宮駅ビルの宇都宮パセオ、佐野プレミアムアウトレット、東武百貨店大田原店にもお店があります。
- 内容量・税込価格:直径約16.5cm 1,450円
- 賞味期限:16日
お菓子③御用邸の月(お菓子の城 那須ハートランド)【那須町ほか】
(画像引用:https://www.okashinoshiro.co.jp/products/cake/goyoutei-no-tsuki/)
「御用邸の月」は濃厚なカスタードクリームを優しく上品なカステラ生地で包んだお菓子です。全国菓子大博覧会で「橘花榮光章」を受賞しています。カスタードクリームはもったりタイプながらなめらか。甘さもありますがしつこくありません。生地はふわふわで卵の風味が活きています。冷やしたり冷凍したりしていただくとまた違った食感に。バラマキから箱入りで贈るのにまで役立ちます。
那須町のお店は広くてレストランも併設。工場見学も可能です。そのほか、県内の主要駅や高速のSA・PAでも購入できます。
- 内容量・税込価格:4個入650円~15個入2,450円
- 賞味期限:20日
お菓子④那須トラピストガレット(那須トラピスト修道院)【那須町ほか】
(画像引用:http://www.nastra.or.jp/galette.html)
「那須トラピストガレット」は那須トラピスト修道院で作られているガレットです。食事になる方の「ガレット」ではなく、クッキーのようなスイーツの方の「ガレット」です。ぽってりとしてちょっと厚め、さくさくとした食感。甘さ控えめで素朴な味わいです。本当に美味しいのでぜひお試しを。お土産用のほかご自宅用も買っておくことをおすすめします。
購入はもちろん修道院で。「修道院に入れるの?」と思われるかもしれませんが入れます。そのほか、那須市内のスーパー、一部のコンビニやお土産屋でも扱っているところがあります。サービスエリアにあったという情報も。
- 内容量・税込価格:1袋(2個入)92円~40袋3,996円
- 賞味期限:約3か月
お菓子⑤宮のかりまん(髙林堂)【宇都宮市・さくら市】
(画像引用:https://www.kourindo.jp/product)
「宮のかりまん」は宇都宮市の和菓子店「高林堂」のかりんとうまんじゅう。表面はかりかり、あんはしっとり。かりんとうまんじゅうの醍醐味・かりかり感とソフトなあんのコントラストが楽しめます。噛むうちに口の中で両者が混ざっていき、味わい深さも堪能できます。甘すぎることもなく、鼻に抜ける黒糖の香り。ハマってお取り寄せする人も多数です。
宇都宮市内に4店舗、さくら市に1店舗。JR利用なら宇都宮駅のパセオ店が便利です。やや賞味期限が短いのでご注意ください。
- 内容量・税込価格:1個130円
- 賞味期限:5日
お菓子⑥日光甚五郎煎餅(石田屋)【日光市】
(画像引用:http://www.jingorou.com/onlinestore/detail_img.shtml?2:1)
「日光甚五郎煎餅」は、さくさくとした歯応えのバター風味の塩せんべい。創業100年以上の歴史を持つ石田屋の看板商品で、日光土産の定番です。塩気は絶妙、あとに残るバターの風味は優しくくどくありません。軽い食感も相まって、いくらでも食べられてしまいそうなおせんべい。個包装でバラマキにぴったりです。
お店は日光田母沢御用邸記念公園の前の通り沿い。同じく日光市内の今市工場では見学も可能、できたてもいただけます。大谷PA・佐野SAでも購入できるようです。
- 内容量・税込価格:18枚入594円~43枚入1,782円
- 賞味期限:120日
お菓子⑦るかんた(乙女屋)【小山市・宇都宮市ほか】
(画像引用:https://usv.official.ec/items/21842166)
「るかんた」は、コンフィチュールにした栃木名産のかんぴょうをスポンジで包んだ焼き菓子です。かんぴょうをコンフィチュール!?と思われるかもしれませんが、かんぴょう感はほとんどありません笑。かんぴょうを使っているものの、純粋に美味しい洋菓子です。生地はフィナンシェとマドレーヌの間のような、ふわふわ感もある食感。かんぴょうのコンフィチュールは3種類。季節によって若干変わります。個包装です。
小山市内の店舗4軒のほか、宇都宮市内に3軒・佐野市や栃木市にもある直営店で購入可能です。
- 内容量・税込価格:5個入800円~30個入4,720円
- 賞味期限:14日
お菓子⑧大麦ダクワーズ 国産いちご(おおむぎ工房)【足利市ほか】
「大麦ダクワーズ 国産いちご」は、足利市のお菓子メーカー「おおむぎ工房」の商品。「スカイベリーダクワーズ」が人気だったのですが、生産終了のようでこちらをご紹介します。栃木県は全国有数の大麦の産地。そしてもちろん栃木のフルーツといえば「とちおとめ」。こちらは栃木産とちおとめを使ったダグワーズです。大麦の香ばしさのあるさくさく・ふわふわの生地でとちおとめの爽やかなクリームをサンドしました。なおプレーンも定番の人気商品です。
足利市の直営店と工場併設の直売店で購入可能。駅や高速のSA・PAでも取り扱いありのようです。そのほか足利市内ならスーパーなどでも取り扱っています。
- 内容量・税込価格:8個入り1,814円
- 味期限:60日
お菓子⑨ドライトチオトメ(トチギノチカラ)【駅・SA・道の駅など】
(画像引用:https://tochigino.com/item/item01/)
「ドライトチオトメ」は、その名の通り栃木名産とちおとめを乾燥させたもの。新鮮なとちおとめをカット、ヒートドライ製法で1か月もかけて水分だけを抜きました。とちおとめそのままの甘みや酸味が濃縮されていて、噛むほどに口の中にいちごの味が広がります。スナックのようにそのまま食べても、ヨーグルトに入れても美味しくいただけます。ワインのおつまみにもぴったりです。
交通の要所での販売が中心で、宇都宮駅・大谷PA(下り)・道の駅しもつけなどで購入可能です。
- 内容量・税込価格:20g 650円
- 賞味期限:6か月
栃木県のおすすめお土産②お菓子以外の食べ物
次にお菓子以外の食べ物をご紹介します。食事になるもの、おつまみになるものなどいろいろ。全国的に有名な特産品・ご当地グルメばかりですよ!
お菓子以外の食べ物➀餃子(宇都宮みんみん)【宇都宮市】
(画像引用:https://www.minmin.co.jp/gyoza/index.html)
宇都宮は言わずと知れた餃子の街。浜松市・宮崎市とともに激しく日本一の座を競い合っています。そんな宇都宮餃子の名店の1つがみんみん。行列必至の人気店です。野菜多めでにんにくはそれほど強くないため、いくらでもいけてしまいます。そしてみんみんではお土産用の冷凍餃子を販売しています。有料ですが発泡スチロールの保冷箱とドライアイスもありますし、地方発送も可能です。
宇都宮駅周辺を中心に、市内22店舗で購入可能。ちなみにそのうち食事ができるのは6店舗です。JR宇都宮駅・東武宇都宮駅前にもお店があるので便利です。近場の方なら、焼き餃子もお土産にできますよ。
- 内容量・税込価格:2人前(12個)500円~5人前(30個)1,250円
- 賞味期限:14日
お菓子以外の食べ物②佐野ラーメン【佐野市ほか】
※写真はイメージです。
「佐野ラーメン」は人気ご当地ラーメンの1つ。幅広の多加水縮れ麺に、あっさりながらコクのある醤油味のスープが特徴です。老舗から新進気鋭のお店まで多数あります。青竹打ちという手打ち麺の製法や地元の水にこだわるお店が多いため、佐野ラーメンのチェーン店は(おそらく)存在せず、佐野市外や栃木県外へののれん分けもわずかです。つまりほぼ佐野でしか食べられません。しかし人気店がお土産用を売っていることもあります。そのほか県内のお土産屋などでも取り扱っているところもあります。
人気店を食べ歩くと、麺やスープ・チャーシューが美味しいのは当然なのですが、ネギにまでこだわっていてネギがスープに合っているお店が多いです。お店によって切り方も違います。ぜひお店でも食べてみてください。
お菓子以外の食べ物③揚巻湯波(海老屋長造)【日光市】
(画像引用:https://www.nikko-ebiya.com/products_02.html)
湯波(ゆば)は日光の特産品。湯波料理を提供するお店も多数ありますし、お土産屋でも定番の商品となっています。日光の湯波の中でも、「海老屋長造」は1872年に「元根 御湯波所」の看板を引き継いだという老舗です。生の湯波は常温での持ち運びに向かず日持ちもしないため、遠方の方がお土産にするのはちょっとハードルが高いかもしれません。しかしこちらの「揚巻湯波」なら冷凍保存が可能です。しかも日光湯波の代表的な商品。煮物や鍋ものにしてどうぞ。
お店は国道119号沿い、バス停「日光郷土センター前」下車。日光ICから車で5分です。なおこの揚巻湯葉も要冷蔵なので(保冷剤あり)、帰り際のご購入をおすすめします。
- 内容量・税込価格:15個2,345円~
- 賞味期限:3日(冷凍30日)
お菓子以外の食べ物④足利シュウマイ(大日茶屋)【足利市】
(画像引用:https://www.ashikaga-kankou.jp/eat/dainichijaya)
「足利しゅうまい」は肉を使った一般的なしゅうまいではなく、片栗粉と玉ねぎで作ったもの。足利市のご当地B級グルメです。ソースをかけていただくのが足利流。もちもちした食感と甘みのある餡で、じわじわと市外にもファンが増えています。こちらの「大日茶屋」は国宝鑁阿寺境内にある売店。店内では熱々の蒸したて・揚げたての足利しゅうまいや、もう1つのの足利名物・ポテト入り焼きそばなどがいただけます。そしてお土産用に冷凍の足利しゅうまいを販売しています。
お店は足利学校のすぐそば。JR足利駅から徒歩15分です。ちなみに歌にもなった渡良瀬橋からも比較的近いです(意外に無骨な感じの橋です)。
- 内容量・税込価格:12個入800円・30個入1,700円
栃木県のおすすめお土産③食べ物以外の雑貨など
最後に食べ物以外の雑貨についてまとめます。伝統的な工芸品・民芸品やゆるキャラグッズまで、こちらもいろいろそろえましたよ!
食べ物以外の雑貨など➀きぶなキーホルダー(ふくべ洞)【宇都宮市】
(画像引用:https://fukube-do.com/photo)
「きぶな」は、宇都宮市に伝わる無病息災を祈って飾られる郷土玩具です。言い伝えがあり、それに由来します。昔天然痘が流行したとき、病人に食べてもらおうと信心深い人が魚釣りへ。黄色い鯉ほどもある鮒が釣り上げ、それを食べた人の病気が治ったのだそう。頭は赤・背びれは黒・尾は緑。ラスタカラーです笑。もともとは張り子ですが、現在はいろいろなグッズが作られています。
写真は宇都宮市の「ふくべ洞」のきぶなキーホルダー。同店ではほかにもきぶなのピンバッチやストラップ、ぬいぐるみなども販売しています。
- 税込価格:495円
食べ物以外の雑貨など②レモン牛乳グッズ【県内全域】
(画像引用:https://www.tochigimilk.co.jp/strap/)
冒頭で紹介した「関東・栃木レモン」、通称「レモン牛乳」。レモン牛乳のパッケージやデザインを使ったグッズが多数あります。写真はストラップ。そのほかノートや手帳・マグネットのような文房具、ポーチやバッグ・Tシャツなど、さらには乳液まであります。
栃木市の本社工場で購入可能。そのほかお土産屋や雑貨店などでも取り扱っているところがあります。こまめにチェックしてみてください。気になるものを見つけたら、ためらわずにどうぞ。
食べ物以外の雑貨など③さのまるグッズ【佐野市ほか】
(画像引用:https://www.city.sano.lg.jp/sanomaru/sanomaruguzzu/1013.html)
「さのまる」は佐野市のゆるキャラ。佐野ラーメンのどんぶりをかぶり、同じく佐野名物の串ポテトの剣を腰に差しています。2013年にはゆるキャラグランプリで王者になり、全国的にも人気のキャラクターです。
佐野市には「さのまるの家」があり、グッズも多数販売しています。写真はストラップ。佐野ラーメンの食べ歩きの合間にいかがでしょうか。もちろんほかのお土産屋さんなどでも入手可能。ただしお店によって品ぞろえは違うのでご了承ください。
食べ物以外の雑貨など④益子焼【益子町ほか】
※画像はイメージです。
「益子焼」は、栃木県南東部に位置する益子町周辺で作られている陶器です。ごつごつとして厚手、素朴な作風がもともとの益子焼の特徴です。これは同地の陶土の性質によるものです。しかし近年はシャープでモダンな印象の作品も作られています。
現在も益子町には約250の窯元と約50軒のお店があります。ゴールデンウィークと10~11月ごろの年2回、陶器市も開かれます。生活用の器が中心なので、コーヒーカップや小皿など普段使いのお気に入りを探してみてはいかがでしょうか。
食べ物以外の雑貨など⑤木製の雑貨(SOU LABO)【鹿沼市】
(画像引用:https://soulabo.thebase.in/items/12117677)
栃木県中部の鹿沼市は木工業が盛んな土地。「鹿沼組子」など伝統的な細工も作られています。もともと日光東照宮の修繕にかかわる職人の宿場町だったのだそうです。そんな鹿沼市にある木工団地の中で、レーザー加工機を使ったオリジナル雑貨を製造販売しているのが「SOU LABO」。写真はいろいろなネコの姿がくり抜かれたスマホスタンド。ほかにも店内には所狭しといろいろなオリジナル商品が並んでいます。おしゃれな木のグッズをお探しなら同店へぜひどうぞ。
栃木のお土産を贈ろう
冒頭で「なぜ栃木の都道府県魅力度ランキングが低いのかわからない」と言いましたが、ここまでお読みいただければ納得していただけるのではないでしょうか。栃木のお土産は魅力的なものばかり。ぜひ魅力的なお土産を買って帰って、「魅力のあるところだったよ!」と皆さんにお知らせくださいね。