富士山の裾野、伊豆半島や浜名湖など観光地が多い静岡県。温泉に行ったり海に行ったりと楽しみもいっぱいです。

帰りにはもちろんお土産を買いますよね。この記事では、静岡のおすすめお土産をまとめます。サービスエリアや駅で買えるお菓子と食べ物、専門店で買う雑貨に分けてご紹介しますね!お出かけの前にぜひチェックしてみてください。

※この記事の情報は2022年2月時点のものです。商品の取り扱いや在庫は変更がありえますので、確実なご購入にはあらかじめ販売店や製造元にお問い合わせください。

 

サービスエリアや駅で買えるお菓子

富士山麓の美味しい水がふんだんに手に入る静岡県は、清らかな水で素材を活かしたお菓子がたくさん生まれています。伝統の定番商品から比較的新しい商品までまとめてご紹介します。駅やサービスエリアで買えるので手軽ですよ!

ただしサービスエリアは場所により品ぞろえが変わりますし、同じサービスエリアでも上り・下りで扱っている商品が違うこともあります。確実に購入するには事前に直接サービスエリアまで確認してくださいね。

 

うなぎパイ(春華堂)

(画像引用:https://www.shunkado.co.jp/sweets/unagipai_s/post_53.php

静岡のお菓子と言われて、県内・県外を問わず多くの人がまず連想するのはこの「うなぎパイ」ではないでしょうか。食べたことがない人がいるのだろうかと思われるほどおなじみの銘菓です。もちろんお土産としても大定番です。

バターをはじめ厳選素材で作った生地にうなぎのエキスを合わせて焼き上げ、うなぎの蒲焼のようにタレを塗って仕上げます。タレは社内でもごく一部しかレシピを知らない秘伝中の秘伝だそう。カリっとした表面の食感とバターの風味、コクのある甘み。いつ食べても安定の美味しさです。バラマキ用・箱ごとギフト用どちらもOK。購入場所に困ることもありません。

  • 内容量・税込価格:12本入962円~48本入3,849円
  • 賞味期限:60日

 

こっこ(ミホミ)

(画像引用:https://shop-cocco.jp/c/gr_cocco_lineup/cocco

「こっこ」は30年以上にわたり静岡県民に愛されてきた蒸しケーキです。スポンジはきめが細かくふわふわの食感。焼いたスポンジとはちょっと違うしっとりさもあります。そしてスポンジとの相性ぴったり、ミルククリームのほんのり絶妙な甘さ。季節によって固さを変えるこだわりぶりです。

セットの個数もいろいろ、個包装のうえ遮光フィルムに入っているので、お土産としての使い勝手もバッチリです。静岡県内のキヨスク・東名高速道路のサービスエリア/パーキングエリアのほか、一部スーパーでも購入可能です。

  • 内容量・税込価格:2個入227円~16個入1,620円
  • 賞味期限:35日

 

安倍川もち(やまだいち)

(画像引用:http://abekawamochi.co.jp/shop/shop-parche-yamadaichi/

「安倍川もち」は江戸時代から続く伝統の和菓子です。現在では、きなこをまぶしたおもちとこしあんで包んだおもちのセットが一般的。こちら「やまだいち」は戦後に安倍川もちを復活させた元祖だそうです。

おもちは柔らかくこしがあります。それにまぶされた黄な粉はほどよい甘さ、味も量もぴったり。あんこの方もつややかです。初めての方は衝撃を受け、久しぶりの方は変わらぬ味に感動する逸品です。こちらの商品は県内JRの各駅で購入可能のようですが、静岡駅直結の直営店が確実でおすすめです。

  • 内容量・税込価格:2人前560円~5人前1,400円
  • 賞味期限:9日

 

バリ勝男クン。(シーラック)

(画像引用:https://sealuck.shop-pro.jp/?pid=146598355

「バリ勝男クン。」は、味付けしたカツオチップにピーナッツを加えたスナックです。カツオチップはしょうが醤油味のほか、一味醤油味・カマンベール味・わさびマヨ味があり、姉妹品としてゆず味の「バリ勝女チャン。」・さばぶしチップス(しょうが醤油味)の「とっても鯖イバル。」もあります。

パリパリの食感、しっかり味付けしてありながらも口に広がる鰹自体の風味は、とくにおつまみにぴったりです。県内のサービスエリアや駅、道の駅などで購入可能です。

  • 内容量・税込価格:22g × 5袋800円・8g×10袋1,296円ほか
  • 賞味期限:180日

 

あげ潮(まるたや洋菓子店)

(画像引用:https://marutayashop.net/shopbrand/ms0201/

「あげ潮」は、ドライフルーツが練り込まれコーンフレークがトッピングされた軽い食感のクッキーです。サクサクしたクッキーにドライフルーツやナッツの異なる食感がアクセント。さっぱりほのかな甘さの生地がフルーツの香りを際立たせて、美味しさが後を引きます。リピーターとなる人が後を絶ちません。

袋の大きさもいろいろ・詰め合わせの個数もいろいろで、小袋のバラマキからみんなでシェア・箱ごとギフトにと大活躍。気軽に贈るのにとくにぴったりです。直営店以外では、県内の駅のキヨスクやサービスエリアで購入可能です。

  • 内容量・税込価格:50g入270円~180g×8袋5,400円など
  • 賞味期限:60日

 

8の字(カクゼン桑名屋)

(画像引用:https://www.hachinoji.jp/SHOP/8noji-01.html

「8の字」は世代を超えて愛されるシンプルな焼き菓子です。お菓子としては珍しい名前の通り、数字の「8」の形をしています。ちょっとそばぼうろにも似た、甘さ控えめの素朴なお味。初めて食べても懐かしい気持ちになると評判です。シンプルがゆえにいくつも・何度も食べたくなって、ついつい手を出してしまいます。

プレーンのほか、ほうじ茶やいちごなどフレーバーもいろいろ。午後のおやつタイムにぴったりな、コーヒーや紅茶とのセットもあります。海老名・静岡・清水・浜名湖の各サービスエリアや駅、県内の一部スーパー・お土産屋で購入可能です。

  • 内容量・税込価格:100g袋入410円・30個入り個包装1,000円
  • 賞味期限:45~90日

 

田子の月もなか(田子の月)

(画像引用:https://tagonotsuki.jp/REG/BK/BK12.html

「田子の月もなか」は、柔らかな求肥もちが中に入ったもなか。「御菓子庵田子の月」の代表銘菓です。正統派で上品ですが、気取ることなく大きめでずっしり。あんこはたっぷり・求肥もちも一口目から口に入る大きさ。でもあっさりしているのでくどくありません。満足感は高いのにしつこくないので、何個も・何度も食べたくなってしまいます。

ちょっとかしこまった間柄のお相手への贈り物としても安心の一品。地元でもちょっとした手土産によく使われるそうです。県内に散らばる直営店のほか、富士川サービスエリアなどで手に入ります。

  • 内容量・税込価格:4個入840円~30個入5,840円
  • 賞味期限:7日(7月~9月は6日)

 

治一郎のバウムクーヘン(治一郎)

(画像引用:https://jiichiro.com/products/690/

「治一郎のバウムクーヘン」は、「飲み物がなくても美味しく食べられるバウムクーヘン」をめざし試行錯誤の結果できあがった逸品です。とにかく一番の特徴は、驚くほどのしっとりさ。それでいてケーキのようなふんわり感もあります。お味は上品で、素材の濃厚な風味と甘さが口の中に広がります。

カットタイプとホールタイプがあります。カットタイプはシェアや配るのにぴったり。ホールタイプは2種類(直径約14.5cm×高さ4cm/2cm)です。今では全国に支店がありますが、やっぱり発祥の地は特別。浜松市・静岡市の直営店で購入可能です。いくつかのサービスエリアでは、姉妹品の「きみのまま」が手に入ります。

  • 内容量・税込価格:カット270円~カット15個入り4,320円
  • 賞味期限:18日

 

鞠福(雅正庵byおやいづ製茶)

(画像引用:https://www.gashoan.com/shopdetail/000000000002/0000000104/page1/price/

「鞠福」はお茶屋さんが作る生クリーム大福。おもち・あん・生クリームと3つの層になっています。おもちは柔らかく、あんは甘さ控えめで甘党でなくても美味しくいただけます。そして生クリームは濃い抹茶・ほうじ茶・プレーンの3種。その名の通り、鞠のようなかわいいサイズなので楽しく食べ比べもできます。

県内4か所の直営店のほか、キヨスクや一部サービスエリアでも取り扱っています。通販ではセットのみですが、実店舗ではバラ売りしているのも嬉しいですね。

  • 内容量・税込価格:1個160円~
  • 賞味期限:約2か月(冷凍)

 

富士山頂(田子の月)

(画像引用:https://tagonotsuki.jp/REG/YA/YA01.html

「富士山頂」は老舗和菓子屋「田子の月」のロングセラーの洋菓子です。山型のふわふわのカステラの中に甘くまろやかなカスタードクリームを入れ、雪に見立てたホワイトチョコをかけました。ちょこんと乗ったコーヒー味のチョコビーンズは、なくなってしまった観測所を模したものです。

4つの味が調和した上品な美味しさ。子どもから大人まで、年齢を問わず愛される味です。静岡出身の方へのお土産にすれば、懐かしがってくれること間違いなし。県内の直営店のほか、静岡駅など一部キヨスクで購入できます。

  • 内容量・税込価格:4個入800円~24個入4,280円
  • 賞味期限:7日(7~9月は6日)

 

サービスエリアや駅で買えるお菓子以外の食べ物

次に、お土産にぴったりのお菓子以外の食べ物をご紹介します。静岡は海や清らかな水に恵まれた温暖な気候。豊かな自然に育まれた美味しいものがたくさんあります。お菓子以外のものを贈りたいときに参考にしてみてください。

 

静岡茶

静岡と言えばお茶は絶対に外せません。県内には20を超える多くの産地があり、それぞれ個性のある品質の高いお茶を生産しています。静岡のお茶栽培は鎌倉時代に始まりました。温暖な気候がお茶作りに適しており、本格的に栽培されるように。南北朝時代の書物に、すでに駿河のお茶は優れているとの記述があるそうです。

もちろんお土産としても定番で、お土産屋はもちろんスーパーなどでも購入可能です。駅やサービスエリアでは、近くの産地のお茶が手に入ることが多くあります。お好みの産地やブランドがあれば、その近くで買い求めるのがおすすめです。

 

黒はんぺん

「黒はんぺん」は、とくに焼津などでよく食べられている静岡の郷土料理、魚の練りものです。白いはんぺんと違うのは材料。スケソウダラなど白身の魚で作る白いはんぺんと異なり、黒はんぺんはサバやアジ、イワシが原材料です。

材料はつみれとほぼ同じなので、味わいは白いはんぺんよりもつみれに似ています。例えるなら、かまぼこやさつま揚げのような食感のつみれのイメージです。お土産を売っているところなら、いろいろなメーカーの黒はんぺんを買うことができます。「丸又」の商品が人気です。

 

わさび漬け(田丸屋本店)

(画像引用:http://www.tamaruya.co.jp/item.html

静岡のわさび栽培は江戸時代に遡り、わさびの伝統栽培は2018年に世界農業遺産に認定されました。田丸屋は明治8年創業。鉄道が開通したばかりのころに駅でわさび漬けを販売し、全国的に静岡のわさび漬けを広めました。伝統に培われた商品づくりと進取の気鋭を併せ持つ気風は、今も引き継がれています。

わさび漬けは、塩漬けのわさびに酒粕を混ぜたもの。田丸屋は自社のわさび田を持ち、ベテランによる手作業と最先端のシステムをバランスよく取り入れてわさび漬け作りを行っています。静岡市内3か所の直販店に加え、空港・サービスエリア・駅でも購入できます。

  • 内容量・税込価格:180g 810円
  • 賞味期限:25日

 

浜松餃子

浜松は、餃子の消費量で日本一をめぐりしのぎを削る餃子タウン。浜松餃子の特徴としては、丸く並べて焼く・真ん中にゆでもやしを添える・タレなしでも食べられる・野菜多めといったことが挙げられます。お店も多く切磋琢磨し合っているため、美味しい餃子があちこちで気軽にいただけます。

もちろんお土産用の餃子も多くのお店・メーカーから販売されています。さまざまな場所で購入可能。サービスエリアではNEOPASA浜松の上りに大人気店「石松」の店舗もあり、焼きたてをいただくこともできますよ。

 

わさビーズ(田丸屋本店)

(画像引用:https://item.rakuten.co.jp/wasabi/26-00003/

「わさビーズ」は、新感覚・わさび味のビーズです。キラキラと緑色に透き通ったイクラのような外見。前述「わさび漬け」の田丸屋の商品です。味はもちろんわさびなのですが、食感はぷちっとするというよりはゼリーに近い感覚。お寿司はもちろん、ローストビーフやサラダ、チーズやクラッカーに乗せてもおしゃれに美味しくいただけます。

直営店のほか、田丸屋製品を取り扱っているお店で購入可能。ただし品薄の状態が続いているようなので、やっぱり直営のお店が一番確実です。

  • 内容量・税込価格:23g 594円
  • 賞味期限:2か月

 

専門店で買う雑貨など

静岡には、食べ物のほかにもお土産にぴったりの伝統工芸品や雑貨などがあります。次に、伝統工芸品を中心にそういった雑貨類をご紹介します。専門店などでしか買えないものが多いですが、ぜひお店まで足を運んでみてください。

 

駿河竹千筋細工(静岡竹工芸協同組合)

(画像引用:http://www.takesensuji.jp/?pid=89666760

安倍川流域は、古来より良質な若竹・淡竹を産出してきました。その竹で作った竹細工は、江戸時代に広く知られるようになったといいます。多くの竹細工は平ひごを編んで作ります。それに対して、この「駿河竹千筋細工」は丸ひごを組んで作ります。しなやかな曲線で表現される繊細さ・優美さが特徴です。

静岡市内のデパートのほか、専門店で購入できます。静岡駅構内にある「駿府楽市」にも多くの作品が展示されており、購入することが可能です。写真は静岡市の静岡竹工芸協同組合の商品です。同組合では、体験工房「駿府匠宿」で細工の体験も行っています。

 

茶香炉(おさだ苑本店)

(画像引用:https://www.osadaen-honten.com/?pid=4180466

「茶香炉」はお茶の葉を熱して香りを楽しむ道具です。炒った茶葉はほうじ茶として楽しむこともできます。茶香炉で茶葉を炒ると、部屋全体によい香りが広がってリラックスした時間を過ごすことができます。

多くのお茶の専門店では茶香炉を扱っています。お店によりいろいろなデザインのものがあるので、じっくりお気に入りを見つけるのもまた楽しいことでしょう。写真は森町にある「おさだ苑本店」の茶香炉です。もちろん茶葉にもこだわりがありおすすめのお店ですよ。

 

静岡挽物(駿府楽市)

(画像引用:https://www.sunpurakuichi.co.jp/rakuichi/h-9pen.html

「静岡挽物」は、ろくろで木を加工して作る工芸品です。お盆やお椀などの生活用品のほか、けんだまやこまなど懐かしいおもちゃもあります。ミニチュアのうすや茶器もあり、かわいらしくて思わず手に取りたくなってしまいます。

写真はボールペン。1つひとつ手作りで作られ、素材の温かみを感じる商品です。静岡挽物は、静岡駅にある「駿府楽市」で購入できます。

 

光透けるストール(福田織物)

(画像引用:https://fukuda.ocnk.net/product/459

「光透けるストール」は掛川市にある福田織物のストールです。掛川市のある遠州(静岡県西部)は日本三大綿織物産地の1つ。こちらの商品は、希少で上質な綿を極細の糸にして、高度な技術を持つ職人さんが織りました。綿なのですが、シルクのような艶とカシミアのような柔らかさ、巻いている感覚がないほどの軽さが特徴です。

色のバリエーションが多いので、お気に入りを見つけてください。価格は19,800円(税込)。お洒落に気を使っている大切な人にどうぞ。

 

横断バッグ(ミヤハラ.,)

(画像引用:https://oudanbag.com/?pid=14283585

「横断バッグ」は、静岡県内の小学生が通学時のセカンドバッグとして使うバッグです。横断旗がモチーフになっています。静岡だけのスタイルなのですが静岡の皆さんは全国共通だと思っているので、そうではないと知ると衝撃を受けるんだそうです。

黄色地に「横断中」の文字と横断歩道の標識の図柄がデザインされています(商品によりカラーバリエーションあり)。カバンも大中小揃いますが、カバンのほかにも定期入れやブックカバー・スマホホルダーなどもあります。静岡市内の直営店などのほか、一部サービスエリアでも購入可能です。

 

魅力にあふれたお土産を買って帰ろう!

静岡には、食べ物もそれ以外も魅力にあふれた特産品や商品がたくさんあります。ここで紹介した商品はどれもお土産にぴったり。ぜひ、仲間や大切なあの人へのお土産にしてください!!