TURNS Vol.69 [2025年 Summer]

発売日:2025年6月20日
定価:880円(税込)
特集1

特集|一次産業の未来地図

日本の一次産業は現在、大きな転換期にあります。
頻繁に耳にするのは、担い手不足や高齢化を憂う声。そして、米や野菜の価格高騰、漁獲高の減少、森林の荒廃といったニュース。

そんな現代に必要なのはきっと、既存の枠組みに捉われず、生産者も消費者も皆が豊かになる在り方を再構築すること。

他の産業と連動させたり、見落とされていた価値に光を当てたり、業界イメージを刷新したり─。取り上げるのは、未来思考で一次産業に新風を吹き込むイノベーターたち。十年後、二十年後、百年後を見据える先進的な取り組みを特集します。

巻頭レポート

新潟県・南魚沼市|関智晴さん(株式会社関農園)
土に生きて、世界一を目指す一流を貫くかっこいい米農家へ

高知県・安芸市|合同会社シーベジタブル
経済、地球、暮らしの「三方よし」豊かな海と未来をつくる海藻栽培

奈良県・吉野郡|津田林業
林業を安全でかっこいい仕事に。人口300人の村を変革の最前戦に

神奈川県・伊勢原市|石田陽一さん(石田牧場グループ)
小さな牧場がつくりあげた都市酪農の理想形

広島県・三次市|小川治孝さん(小川モータース)
地域を“資源”として捉える目が一次産業の可能性を広げる


第2特集
拡張する一次産業

山形県鶴岡市|山中大介さん(株式会社SHONAI)
全ての地方プレーヤーよ、僕らに続け 世を照らす「希望」となれ

千葉県旭市|加瀬宏行さん(Bocchi)
落花生を六次産業化し地域の未来を仲間と切り拓く

鹿児島県阿久根市|下園正博さん(下園薩男商店)
水産業もまちも守るために今あるコトに「一手間」加え続ける


連載ほか

TURNS PERSON|地域の事業者に寄り添う事業承継の形

僕たちのローカルデザイン考

地域おこし協力隊リポート|高知県土佐市

これからの官民連携|「福祉」をアップデート 誰もが主役になれる地域へ

地域おこし協力隊のトリセツ|応募がこない!現状分析と対策

わたしもTURNSになりました|千葉県富津市

読んで、僕も考えた。|井上岳一

よく見ると動いている|アサダワタル

素晴らしきローカル土産