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Update on 2017.11.17

郡上藩江戸蔵屋敷vol.4〜白山が育んだ清流長良川の恵みを学ぶワークショップ〜

2017年12月2日(土) @ いいオフィス

“郡上のタカラを東京へ”
このコンセプトのもと開催されている連続講座「郡上藩江戸蔵屋敷」。

これまで、vol.0からvol.3まで開催し、様々な郡上の魅力をご紹介してきました。
前回開催されたvol.3現地フィールドワークでは、実際に郡上を訪れ、自分たちの五感で郡上の魅力を体感してきました。






そして、いよいよ12月2日(土)に郡上藩江戸蔵屋敷vol.4が開催されます。
テーマは、「白山が育んだ清流長良川の恵みを学ぶワークショップ」

これは私の経験則ですが、豊かな川が流れる地域には、豊かな文化が自然が、そして暮らしが根付いていることが多いように感じます。

かくいう郡上も川とともにあり続けている地域の一つ。

郡上市は、「水の町」と呼ばれるほど水資源と暮らしが密接に関わっている地域です。
例えば、郡上八幡特有の水利用である「水舟」。


水槽は2〜3層になっており、1層は飲用・食材を洗うために使われ、流れてきた水はそのまま2層で食器などの洗浄に使われます。そして、水に流れた食べ物の残りはさらに下の層で飼われている鯉や金魚の餌になり、綺麗になった水が川に流れていく…というもの。

「共生」なんて大それたことをいうつもりはありませんが、郡上では当たり前のように、川・魚・水…などと共にその暮らしが営まれてきました。

そのように川の環境が守られてきたからこそ、豊かな川が維持され、郡上本染や郡上鮎などのような文化・自然が形成されてきたのだと思います。


と、いうことで!
郡上藩江戸蔵屋敷vol.4では、郡上の“タカラ”を語る上で欠かすことができない“長良川”について、改めて学びます。

郡上を訪れた時に、

「川が綺麗だなー」
「自然が豊かだなー」

そう感じるだけでなく、さらに一歩踏み込んで、「川と共にある郡上の暮らし」の関係を理解して眺めるその風景はきっと理解していないそれとはまた違って見えてくるのではないかと思います。

当日、長良川の恵についてお話していただくゲストのご紹介。

三島真さん

三島さんの肩書きの一部を列挙すると…
「ぎふの田舎へいこう!」推進協議会事務局長、郡上・田舎の学校会長、明宝ツーリズムネットワークセンター業務執行理事、郡上市交流移住推進協議会副会長…。

まさに郡上のプロフェッショナル。

郡上・田舎の学校では、地域内外の子供向けに自然体験や食育体験などをコーディネートしています。


そんな三島さんからは、そもそも長良川とはどのような川なのか、そして釣りなどを通じた川との関わり、そして、郡上と関連した様々な取り組みを行なっているご自身のお仕事のお話をしていただきます。


水口晶さん

水口さんの活動を紹介する前に、水口さんが郡上と関わるようになったきっかけが面白いので少しだけご紹介。

京都府生まれの水口さんは、大学時代にカヌーをやっていたそう。
そして長良川をカヌーで下っている時に、あわや遭難。国道でヒッチハイクしていたところを郡上の人に拾ってもらったのが縁で郡上と関わるようになったとのこと。


水口さんは現在、アウトドアスポーツ体験事業「EARTHSHIP」の代表を務めています。「人と自然の再生」を理念として掲げ、郡上の自然をフィールドとしてラフティングやカヌー体験、キャンプ場の運営などを通じて、地域の未来につながるさまざまな活動に取り組んでいます。
先ほどご紹介した「郡上・田舎の学校」でもグループの一員として、その活動にも取り組んでいます。

水口さんにも、ご自身の活動を軸に長良川の魅力を語っていただきます。


今回は、長良川の恵について話をきくだけ…ではありません。
実際に、その恵みを参加者の方に体験していただきます。

全国清流めぐり利き鮎大会で過去3回グランプリを受賞した「和良鮎」の一夜干し、11月23日に行なわれる「郡上おいしい米コンテスト決勝大会」のグランプリとなったお米の試食などもご用意する予定です。
ほかにもラフティングボートの実物や長良川にゆかりのある釣り道具や、写真パネルなども展示しますので、会場でご覧になってみてください。


郡上藩江戸蔵屋敷では、ただ郡上の魅力を伝えるだけではなく、郡上の伝統・文化・歴史・自然、それらがどのようにして形成されたのか・郡上の暮らしと結びついているのかをしっかりと理解した上で魅力をしることができるプログラム。

毎回様々な角度から郡上の魅力をご紹介していますので、これまで参加したことがある人…はもちろん、参加したことがない人でも楽しんでいただけるはずです。この機会にぜひ、郡上の、長良川の魅力を感じてみてください。



Information
開催日2017年12月2日(土)
時間13:30〜16:00(受付開始13:00〜)
会場いいオフィス
地図
住所東京都台東区東上野2-18-7 共同ビル 3F
アクセス上野駅の地下3番出口を出て真っすぐ、昭和通り沿いの宝くじ売り場があるビルの3階
定員40名
参加費1,000円
主催郡上市


Time Schedule
13:00〜 受付開始
13:30〜13:35 開会
13:35〜13:40 清流長良川恵の一品紹介
13:40〜14:10 トークショー第一部(三島真さん):長良川の概要、釣りを通じた川との関わり、ご自身のお仕事の話など。
14:10〜14:25 試食タイム・休憩
14:25〜14:55 トークショー第二部(水口晶さん):郡上へ来られた経緯、ご自身のお仕事の話など。
14:55〜15:40 三島さん、水口さん、小林さんトークセッション
15:40〜16:00 郡上カンパニーの紹介
終了


Guest & Point
三島真さん
1954年、岐阜県郡上八幡生まれ。1986年にUターン帰省。長良川を軸とした釣り文化や水を生活に取り入れた郡上八幡の伝統に惚れ直し、ふるさとの川を守る運動に関わり、1996年、郡上市内の企業で『郡上八幡・山と川の学校』企業内起業して、年間1万人を超える子ども達を農山村に受け入れる体験事業を確立した。現在、郡上市の交流移住事業やグリーン・ツーリズムに関する幅広い活動を行っている。
平成29年度からは、岐阜県全域を対象としたグリーン・ツーリズム協議会『「ぎふの田舎へいこう!」推進協議会』の事務局長を務めている。
水口晶さん
1972年京都生まれ。大学生の時、カヌーで長良川を下る途中にあわや遭難。ヒッチハイクをしていたところを拾われたのが縁で単身郡上へ。1997年にアウドドアスポーツ体験事業『EARTHSHIP』設立。現在は長良川をフィールドとしたラフティングやカヌー体験の他、キャンプ場、レンタルショップの運営なども手がける。

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