白川村ナイトvo.8 〜誰も知らない合掌造り家屋の話〜

白川村は、岐阜県北西部にある小さな村。
四季折々、いつ訪れても見事な姿を見せる白川郷は、1995年に世界遺産に認定され、いまも合掌造りの集落、景観を大切にまもっています。


TURNSではこれまで3回に渡って、白川村の魅力や地域で行われている活動についてご紹介してきましたが、今回ご紹介するイベントのテーマは、「茅葺きの合掌造り家屋」について。イベントでは、白川村に住まう村民と共に“茅葺きの合掌造り”を学ぶ授業と飲食付きの交流会を実施します。


合掌造りの屋根材となっている茅ですが、茅とは屋根を葺く草の総称のことで、“茅”という植物はないんです。茅の材料にはすすきの他に葦（あし）、かりやす、ちがや等の多年草が使われているとのことです。

美しい茅葺き屋根は、外から見ていても圧巻ですが、その機能性もすばらしく、熱性・保温性・雨仕様・通気性・吸音声を兼ね備えている、合掌造り家屋の屋根材としてとても優れた点が多いのです。


11月は茅刈り時期になりますが、白川郷の屋根材となる茅を蓄えることは一大作業なのだそう。そこで世界遺産２０周年目を迎えた一昨年より始められたのが、白川村での茅刈りイベント。

「茅刈りイベントは、今年で３回目となります。茅刈りイベントの目的は茅の地産地消を広めていくことなんですが、村内での茅の刈り手が限られている上に、村においても高齢化が進んでいるんです。そこで、村内の若手あるいは村外の人に手伝ってもらって、もっと茅刈りの認知を広めることと刈り手の後継者作りをしていく必要があるということで始まりました。」


そんな地域の茅刈りイベントを盛り上げたいと、白川村地域おこし協力隊と大ナゴヤ大学によって名古屋で開催されるのが「白川村ナイト」です。

今回のイベントは、茅葺きの合掌造り家屋を学びつつ、これから先も大切に合掌造りの集落を守っていこうとする村の人たちの想いを聴くことができます。飲食付きの交流会では、今年のどぶろくも振る舞われるという楽しみもあります。




白川郷の合掌造り集落は荘厳な景観で、タイムスリップしたような非日常を味わえます。そして今もそこに暮らす村の人びと。リアルな生活は、その場所に行かなければわからないこともあります。

「行ってみたことはないけれど、気になっていた」
「観光で行ったことはあるけれど、もっと地域のことを知りたい」
「住んでいる人と話してみたい」

こんな思いを持っている方はぜひ、イベントに参加してみてはいかがでしょうか？きっと、「白川村ナイト」での村の人びととの触れ合いや、学びを通して思わず行ってみたいと心が掻き立てられる時間になると思います。

そして、行ってみようと思ったら、11月11日（土）、12日（日）に開催される「われらが紡ぐ白川郷かややねプロジェクト～秋の一斉茅刈り～」に参加して実際に茅刈りや茅染めを体験してみてください。

“白川郷ヒト大学”が、村の茅刈りイベントと合わせて2泊3日のオープンキャンパスも開催！

”やりたいことがある”あるいは”何か始めたいけど、きっかけが欲しい”ヒトに限り、少数精鋭の濃厚な時間を企画しているそう。ゲストに流動創生メンバーを招いて外の価値観に触れながら、白川村のヒト達との価値観にも触れられる、この日だけのオリジナルツアー！
白川村が気になる方は、要チェックです。

https://www.facebook.com/events/451070798620201/?acontext=%7B%22ref%22%3A%2222%22%2C%22feed_story_type%22%3A%2222%22%2C%22action_history%22%3A%22null%22%7D&pnref=story

白川村の茅刈り月間はもうすぐ。
その前に、ちょっとした学びとふれあいの時間である「白川村ナイト」にぜひ参加してみてください。

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【茅刈りイベントはコチラ！】

http://shirakawa-go.org/kankou_info/12194/

実は、この茅刈りイベント、大好評につき参加申し込みは締め切っているそう…

しかし！TURNSをご覧のみなさまは、特別に相談に乗って頂けるそうなので興味のある方は一度お問い合わせください！

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岐阜県白川村村のくらし