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Update on 2017.08.18

郡上藩江戸蔵屋敷vol.3〜郡上へ行こう!郡上の例祭フィールドワーク〜

2017年9月8日(金)〜10日(日)

“郡上のタカラを東京へ”というコンセプトのもと開催されている連続講座「郡上藩江戸蔵屋敷」

キックオフイベント(蔵開き)として開催された「vol.0郡上の食と狩猟文化」では、代々受け継がれてきた狩猟文化、そして猟師と継承する若者猟師を学び、郡上でとれたお肉などを味わいました。vol.1-1~1-2では、郡上の豊かな森林の話と日本三大盆踊りに数えられる郡上踊りについて学び、東京は青山で開催された「第24回 郡上おどりin青山」に参加し、実際に踊ってその魅力を体感しました。

次回開催の「vol.3〜郡上へ行こう!郡上の例祭フィールドワーク〜」の序章とも言える「vol.2〜白山と共に生き続ける石徹白で、未来に繋がる“生き方”を学ぶ〜」では、ツアーで実際に訪れる白山信仰の地“石徹白”に暮らす3人のゲストを招いて、これからの持続可能な生き方、自然と共に生きる暮らし方を学び、vol.3のツアー行程を参加者で考えるワークショップを行いました。


これまで郡上藩江戸蔵屋敷では、様々な切り口から郡上の魅力を紹介し“郡上のタカラ”を東京に届けてきました。

そして!
いよいよ実際に郡上の地を訪れ、その魅力を体感する二泊三日の「vol.3〜郡上へ行こう!郡上の例祭フィールドワーク〜」が9月8日(金)〜10日(日)に開催されます。

秋に市内各地で開催される「白山神社」の例祭や郷土食などを楽しむワークショップとなっており、vol.2でゲストとして登壇していただいた石徹白隼人さんが禰宜を務める白山中居神社で正式参拝し、石徹白の小水力発電・地域づくりの現場を平野彰秀さんに案内していただきます。そして2日目には近藤佳奈さんの案内で石徹白大杉・トレッキングを行います。

vol.0〜vol.2で東京へと運ばれた食、自然、暮らし、伝統など…“郡上のタカラ”を実際に現地で感じることができる二泊三日のツアーです!

実際にどのような場所を訪れるのか、その一部をご紹介。
事前に知っておいた方のが現地に行った時により深く郡上について知ることができるはずですので、しっかりと予習していってください!

***

白山中居神社



白山中居神社は、平安時代から江戸時代初期にかけて、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康など、数多くの武将の信仰を受けた神社とされています。実際に訪れてみたのですが、境内にある樹齢200年から1,000年の150本にもおよぶ杉の大木には、圧倒され一歩足を踏み入れただけで、漂う空気が違うようなそんな不思議な感覚があったのをよく覚えています。周辺の巨木の森「白山中居神社の森」、「ブナ原生林」、「浄安杉」は県の天然記念物にも指定されています。


石徹白洋品店



vol.2で登壇いただいた平野彰秀さんの奥さんである馨生里(かおり)さんが手がけているのが、石徹白洋品店。石徹白に残っていた手績み、手織り、藍染のたつけを復活させてみたいという思いのもと、石徹白洋品店は石徹白でつくった服を販売しています。ただ昔の伝統的な製法で作るというだけではなく、現代のデザインを踏襲し伝統的な衣服…というだけではなく、そのデザイン性も楽しむことができる洋服を多数手がけています。ツアーで回った際に気に入った服があったら、ぜひ相談してみてはいかがでしょう?


長良川鉄道


長良川を眺めながら、電車の揺れに身を任せてぼんやり車窓からの景色を眺める…。
長良川沿いを走るのが、この「長良川鉄道」。今回は北濃駅〜郡上八幡駅の約40分の電車の旅になります。長良川は、特に上流に行けば行くほど水の淀みがなく、青く澄んだ綺麗な川の流れを見ることができます。電車の内装も、車窓の外も素敵なんですが、ツアーでは現地の方に長良川についてのお話もしていただきます。ゆったりとした40分間で存分に長良川鉄道の旅を堪能できると思いますよ。


寒水の掛踊



寒水の掛踊は、寒水地区白山神社に伝わる例祭で、その歴史は300年以上と言われています。五穀豊穣、世の平安、村民同士の心の和をあたため合う行事とされてきました。村人総出のお祭りということで、人数は100人以上!しかも、地元男子のみで構成され、役割は露払い、祢宜、悪魔払、音頭とり、笛吹、ささら、太鼓打…など多くあり、各役に1〜4人の世話役をつけて行われます。ツアーでは、例祭の見学だけではなく実際に寒水踊りの体験や、その化粧の様子などを見学させていただいたりと、普段はなかなかできない体験をすることができます。





ついに東京を飛び出し、郡上の地を訪れる今回の郡上藩江戸蔵屋敷。
郡上の伝統・文化に触れるだけではなく、実際に郷土料理として地域で親しまれる“つぎ汁”や“朴葉寿司”作りを体験したり、地域の人と交流しその暮らしの生の声を聞くことができたりと、まさに“郡上のタカラ”を感じることができる2泊3日になります。

vol.0〜vol.2に参加された方はもちろん、初めて参加するという方にもぜひ体験していただきたい内容ばかり。ここで体験することは、単に地域の暮らしを知るということではなく、郡上の地で長く営まれてきた暮らしから、私たちのこれからの“暮らし方”を考えることにも繋がる学びの多いツアーになると思います。

主催者だけではなく、郡上の人々、そして郡上藩江戸蔵屋敷参加者の方々が共に作り上げたとても充実した内容となっています!“郡上のタカラ”とは何か、実際に体感してみてください。







Information
開催日2017年9月8日(金)〜10日(日)
宿泊一泊目:藤屋旅館、二泊目:民宿下田
地図
住所郡上市白鳥町石徹白41-9
定員20人(ツアー実施最小人数:10人)
参加費30,000円
集合場所であるJR名古屋駅までの交通費は含みません。
主催郡上市・めいほう旅えもん
内容秋に市内各地で開催される「白山神社」の例祭や郷土食などを楽しむ3日間のフィールドワーク。
初日と2日目は白山信仰の拠点「長滝白山神社」や「白山中居神社」を訪ね、3日目は国選択民俗芸能「寒水の掛踊」を見学。郡上の「人」と「歴史・文化・伝統芸能」に触れながら自然体験も楽しめるディープなプログラムです。
※ツアースケジュールに関しては、多少変更となる場合がありますのであらかじめご了承ください。


Time Schedule
【1日目】
10:00 JR名古屋駅集合
10:10-12:20 郡上市白鳥町石徹白地区へバスで移動
12:30-13:30 くくりひめカフェで昼食
13:40-15:40 白山中居神社正式参拝・石徹白の暮らしの話・民家案内(石徹白隼人さん・小枝子さん)
15:50-16:30 小水力発電・地域づくりの現場視察(平野彰秀さん)
16:40-17:10 石徹白洋品店訪問・石徹白集落散策
17:10-18:10 満天の湯(温泉)
18:10-19:00 藤屋旅館にチェックイン、夕食
19:00-21:00 地元の皆さんとの交流会
【9月9日】
8:30-9:00 藤屋旅館を出発し、バスで石徹白大杉の駐車場へ
9:00-10:30 石徹白大杉見学・トレッキング(近藤佳奈さん)
10:35-11:15 石徹白大杉を出発し、バスで阿弥陀ヶ滝へ
11:20-13:00 流しそうめん体験(昼食)・阿弥陀ヶ滝見学
13:10-13:30 阿弥陀ヶ滝からバスで長滝白山神社へ移動
13:40-14:20 長滝白山神社・長瀧寺参拝(若宮多門さん)
14:36-15:23 長良川鉄道に乗車-北濃駅〜郡上八幡駅・列車内で長良川のお話(三島真さん・由留木正之さん)
15:30-16:10 バスで明宝温泉湯星館へ
16:10-17:10 湯星館
17:15-17:40 バスで民宿下田へ移動・チェックイン
18:00-19:00 夕食
19:30-20:40 寒水踊り体験(拝殿踊り/寒水白山神社)※踊りのあとは民宿しもだで入浴可能です。
21:00〜地元(明宝寒水の皆さん)との交流会)※スタッフとの交流会がメインになる可能性あり。
【9月10日】
8:30〜8:50 民宿しもだを出発し、バスで寒水へ
9:00〜10:00 「寒水の掛踊」の打ち出し旧家(中桁)で化粧など見学
10:10〜13:30 掛踊伝承館で、郷土食づくり体験(つぎ汁・朴葉寿司など)、掛踊の打ち出し、行列の見学
13:40〜14:20 白山神社での休憩前の最初の踊りを見学
14:30〜15:40 伝承館へ移動、保存会の皆さんのお話、意見交流
15:50〜16:20 拝殿前の踊りを見学、掛踊りが終了した後、寒水踊り(拝殿踊り)を体験
16:30 バスで明宝を出発し、JR名古屋駅へ

申し込み受付を終了しました。
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