前回ご紹介した「佐賀の「食」と暮らしに触れる」セミナーでは豊かな佐賀の食をご案内し、たくさんの方のご参加をいただきながら大盛況で終えることができました。
そこで前回の“食”に続いて、2017年9月8日(金)に佐賀県で「地域」に根ざした“場づくり”を体現しているゲストを招いて、佐賀の魅力や豊かな暮らしを熱く語っていただきます。空き家を活用した事例や、魅力的な住まいのあり方、働く場所の作り方、佐賀で見つけた自分の活動拠点など、佐賀での様々な“場”をテーマに豊かな佐賀での暮らしについてお話いただきます。
実は佐賀県、野村総合研究所がおこなった国内100都市を対象とした成長可能性都市ランキングによると、「都市の暮らしやすさ」第1位、「子育てしながら働ける環境がある」第3位という結果が出ているほど、暮らしやすい地域なんです。佐賀県ではどのような暮らし方ができるのかということはもちろん、佐賀県ならではの“場作りに”ついてもゲストの方にはお話していただきます。
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ここでイベントでお話いただくゲストのご紹介。
佐々木元康さん
有田町の地域おこし協力隊として日々町内外を駆け回っている佐々木さん。
人が集まる場所をつくるのが好きという佐々木さんは、空き家のリノベーションや見学ツアーなど精力的に実施しています。
「中山陶和堂リノベーションプロジェクト」では、有田町にある焼き物屋の2階をセルフリノベーションして、陶芸を志す若者が作品をつくって暮らせるシェアハウス&シェアアトリエ「コネル」をオープンさせました。しかもただリノベーションするのではなく、壁塗りや床貼りなどのDIYイベントを開催し、まちづくりや空き家に興味がある人たちをうまく巻き込みながらプロジェクトを進めたそうです。
毎週第一土曜日には、空き家が欲しい人を集めて町内の空き家を回る、開催する空き家見学ツアーなども行なっています。そんな佐々木さんは、有田町の初代協力隊だったということで、何事にも前例がなく自分で全て企画・運営していくことは苦労もあったそう。それでも、家族や友人・周りの人たちを大切にし、何をするにも協力的で一緒に楽しんでくれる県民性は“佐賀んもん(佐賀の人)”の大きな魅力だと話してくれました。
島内明子さん
古い商店を地元ボランティアによりリノベートしたカフェレストラン「古湯キッチン10」でオープニングスタッフとして働く島内さん。
佐賀県生まれの島内さんですが、15年間東京で生活し、その後3年間ほどイギリスで暮らしていたという経歴の持ち主です。そのほかにもヨーロッパ、中東、インドをひとり旅し、沖縄・福岡・長崎での暮らしを経て、2015年に佐賀市へ戻ってきたそうです。
現在は、「古湯キッチン10」で働きながら、古湯地区内の空き地や空き物件を活用し、音楽ライブや講演会、ものづくりワークショップなどを企画。また、毎月満月の夜には、古湯キッチン10店舗を借りて、佐賀の地酒と地元の食材を使った肴を提供する「満月酒場」をオープンするなど、今までの経験を生かして、様々な企画を行なっています。2017年6月からは、毎月毎三土曜日・日曜日に「ふるゆ温泉おさんぽ市」として、有志の商店店主たちとともにイベントを開催中です。
「海や山にも近く、道路や公共機関など使いやすく整備されたインフラ、そして美味しい食材の数々。九州の中でも暮らしやすさは抜群だと思います。ただいま!と帰ってきた時にホッとできるのは、地元だから、ではない気がします」と、島内さん。
前回の佐賀の「食」に続いて、今回のテーマは「場づくり」。
佐賀県で様々な「場づくり」に取り組むゲストのお二人から、豊かな佐賀の暮らしについて学んでみませんか?
当日は佐賀県の美味しいお酒をご用意してお待ちしております!
開催日 | 2017年9月8日(金) |
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時間 | 18:30〜20:30(受付18:00〜) |
会場 | ふるさと回帰支援センター セミナールームA |
地図 | |
住所 | 東京都千代田区有楽町2-10-1東京交通会館8F |
アクセス | JR有楽町駅 徒歩1分 |
定員 | 30名 |
参加費 | 無料 |
主催 | 佐賀県 |
内容 | ・MCより佐賀県について紹介 ・ゲストの自己紹介 ・トークセッション 【佐々木元康さん】有田町の地域おこし協力隊での話や、自分たちの手でリノベーションした空き家の活用方法についてなど… 【島内明子さん】古湯キッチン10を開いた経緯、温泉街で行なっている活動についてなど… ・交流会 国内外から注目を集める佐賀のお酒や県産品を味わいながら、ゲストと参加者が自由に交流 ・アンケート記入 |
佐々木元康さん/有田町の地域おこし協力隊 佐賀県有田町生まれ。大学院卒業後、企業に入社し医療用医薬品の新規開発に携わる。一方、ライフワークとしてボランティア活動にのめり込み、国内外で様々な活動を行う。2015年、妻子とともに故郷の有田町へ移住。現在は地域おこし協力隊として町内外を駆け回る日々を送る。人が集まる場所を作るのが好き。 | |
島内明子さん/古湯温泉の食堂兼カフェ・古湯キッチン10のスタッフ 佐賀県生まれ。15年間の東京生活の後、2011年に渡英。夏の間はイギリス南部の町ブライトンに滞在。ヨーロッパ、中東、インドをひとり旅する。帰国後は沖縄、福岡、長崎暮らしをへて2015年に佐賀市へ戻る。古い商店をリノベーションしたカフェレストラン「古湯キッチン10」で働く傍、「フジフェスティバル」や「古湯お散歩市」などの実行委員として、様々な地域のイベントの企画運営に携わる。 |
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