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Update on 2017.07.10

面白く生きるヒトの合宿

2017年8月5日(土)・6日(日)/1泊2日 @ 合掌造り家屋 旧花植家

TURNSでは紹介のみ行っています。お問い合わせ・ご連絡はイベント主催者さまへお願いします。


年間180万人が訪れる、小さな山奥の村。


岐阜県の北西部にある小さな村・白川村を知っていますか?
世界遺産登録された合掌造りの集落というと思い浮かぶ方も多いかもしれません。


大きな山にぐるっと囲まれ、山ひだの急斜面から冷たい山水が流れでる水の豊かな地域で、大自然の魅力を伝える白山国立公園や天生県立自然公園のほか、世界遺産に登録されている合掌造り集落、古くから伝わる村人の「結」の精神、どぶろく祭りを始めとする伝統行事、有形及び無形の文化財など、様々な資源や文化を守り育んできました。その甲斐あってか、最近では国際的にも注目を集めています。


また、白川村といえば日本有数の豪雪地帯。かつては冬季に周辺との交流が遮断されたため、”秘境・陸の孤島”とも呼ばれたほど。1995年の世界遺産登録を機に、観光客は年間60万人から倍の約180万人と増加していますが、人口はダム建設が行われたピーク時の1万人前後から少しずつ減り、現在では1660人ほどになりました。



ワカモノたちが集まって、自分らしい生き方を模索する


そんな白川村ですが、”地域おこし”という点では早くから活動に取り組んできており、地域に根をはっている若者も数多くいます。


集まってくる人たちはそれぞれに自分の生き方やシゴト、暮らしに悩みながらも、自分らしく、そして力強く生きているように見えます。きっと白川村が歩んできた歴史や文化、自然環境が人々をそうさせているのかもしれません。

***

現在、白川村の地域おこし協力隊として活躍している、前盛よもぎさんもその一人。
大学を休学して、白川村にやってきたという前盛さんは、”白川郷ヒト大学”の事務局長を務めています。


「地域おこし協力隊・前盛さんが感じている白川村とは・・・」

村の四季は美しく、長い冬を終えてやってくる、春の新緑の喜び、山菜採りの楽しさ、山の恵みの美味しさ、明るい陽の光が最高に嬉しかったり、夏になると、畑が始まり、沢山の花々が咲いて、野菜が実り、夕方の青い空気の中を蛍が飛んで、涼しい風と川の水の冷たさが気持ちいい。秋は祭り一色。黄色の稲穂と、紅葉の赤に囲まれて、民謡や獅子の稽古が始まり、茅刈り(合掌家屋の屋根に使う茅)があり、稲刈りがあり、毎晩バタバタと人が集まって飲み会が続く、1年で1番、村が盛り上がる季節です。

そしてまた長い冬がやってきて、一面真っ白の静かな世界がやってくる。春に採って乾燥させておいた山菜や、秋につけた漬物を食べながら、ものすごい量降り積もっていく雪を当たり前に受け入れ、美しく厳しい冬を越します。

昔からずっと続いてきた、季節に合わせた暮らしの流れが今も当たり前に繰り返されていて、私も初めて冬を越した1年目は、「こんな生活があるのか・・」とカルチャーショックを受けました。自然に柔軟な村の人の気質や、飲み会が大好きで、お酒片手に、獲ってきた山の獣や川魚を食べながらわいわい話している姿は、人間らしくていいなあと思います。


なんだか見ているだけで、ワクワクしてきました。

さて、”白川郷ヒト大学”とは一体、どんな活動なのでしょう?
今度は、学長を務める、白川村地域おこし協力隊OBで、現在は一般社団法人ホワイエ代表の柴原孝治さんに聞いてみました。


「面白く生きるを学ぶ!白川郷ヒト大学!」

”白川郷ヒト大学”は、白川村をフィールドに、多様なヒトが交わりあい、地域課題の解決を目指すソーシャル大学という学びの場です。『田舎に面白い学びの場を増やしたい』という思いから、魅力ある生き方・働き方を実践するヒトを教授として招き、地域内外のヒトが集まって対話し実践活動を行う講座を開催しています。白川村に暮らす若者が楽しく村づくりに関わるきっかけや、自分の力でモノゴトを生み出す挑戦の場をつくること。都市部の若者が地域に関わるきっかけを増やして、田舎にあるヒト・モノ・コトへの新たな価値を見出すこと。わかものが、多様なヒトと出会い、主体的に人生を切り開いていく学びの場を作ることを目指しています。

現在は、僕が学長で、副学長は村出身の若手ママ・鳥原さん、事務局長の前盛さんの3人が中心となって運営をしています。他にも村で関わってくれている青年メンバーをもっと引き込んで、村全体を盛り上げていきたいと思っています。

白川郷ヒト大学のHP:https://hitodai.wixsite.com/shirakawago





面白く生きる人々が集結!白川村で体感する、生き方の合宿


そんな白川郷ヒト大学で行われるヒト大文化祭の第2弾!が、8/5(土)〜6(日)の1泊2日で行われる『面白く生きる合宿』です。

1日目は、楽しく面白い生き方を実践している3人の教授から話を伺い、頭で考えるインプットの授業を開催。夜はゆっくり温泉に入って白川村のディープな宴会を行います。2日目は白水湖に移動して、大自然の中でゆっくりとした対話の時間を楽しみます。講師も参加者もみんなでラフに語り合いながら、感じていること、考えていることをみんなでシェアして、思考や感覚をアウトプットしながら自分の心を再確認する時間を過ごしたいと思っています。


▼こんな人にオススメ!
・就職・転職の節目で、今後の生き方働き方について考えているヒト
・小商いや地域活性のプロジェクトなど、新しいことを始めようとしているヒト
・背中を押して欲しいヒト
・面白いヒトと会いたいヒト
・何かしたいけど何したいか分からんヒト
・ちょっと最近疲れてて、山や湖畔でのんびり対話したいなというヒト
・ヒト大学に関わりたいヒト
・講師3人のプロジェクトに関わりたいヒト

ゆっくり自分の生き方を考えてみたい、そんな方にはイチオシな夏合宿になるのではないでしょうか!?


最後に、長々と書いてしまいましたが、白川郷の魅力は文章で伝えるより写真のほうが分かりやすいかと思いますので、皆さんから預かった四季の写真をちょっぴりご紹介します〜!こんな写真見せられたら、現地に行ってみたくなりますね。
ぜひぜひ、この機会に白川村を堪能してみてください。






Information
開催日2017年8月5日(土)・6日(日)/1泊2日
会場合掌造り家屋 旧花植家
地図
住所岐阜県大野郡白川村荻町2609 旧花植家(教育施設)
アクセス【白川村までのアクセス】
■公共交通機関でお越しの方
名古屋・金沢・富山・高山(予約要)、高岡(予約不要)から高速バスをご利用ください。
 
 名古屋~白川郷バスターミナル 岐阜バス予約センター (058-240-0489)
 金沢~白川郷バスターミナル 北陸鉄道バス予約センター (076-234-0123) 
 富山~白川郷バスターミナル 富山地方鉄道バス予約センター (076-433-4890) 
 高山~白川郷バスターミナル 濃飛バス (0577-32-1688)
 高岡~白川郷バスターミナル 加越能バス高岡営業所 (0766-21-0748)

■お車でお越しの方
駐車場が限られているため、車でお越しの方は別途その旨ご連絡ください。個別にご連絡をいたします。
定員最大20名
参加費4,000円(税込)/1泊2食(5日夕飯・6日昼食)付き
※交通費は実費負担ください
※宿は男女別の相部屋となります
主催白川郷ヒト大学事務局


Time Schedule
8/5(土)
14:00 開講(学長挨拶・講師紹介・参加者自己紹介)
14:30 堀元見さんトーク
15:00 佐藤翔平さんトーク
15:30 鈴木孝浩さんトーク
16:00 休憩・川辺散歩
16:30 講師3人 × ヒト大学長柴原のトークセッション
17:00 閉講
8/6(日)
9:00 大自然の会場へ出発
10:00 フリートークタイム
12:00 ピクニックランチ
13:00 下山
14:00 解散


Guest & Point
\リアルDASH村「あの村」村長/
堀元見さん - Horimoto Ken -
1992年生まれ。沖縄生まれ北海道育ち。慶應義塾大学理工学部卒。2016年に大学卒業後、就職せずにフリーランスになり、遊び作りをして生計を立てることを決意。昨年1年を通して大小30以上の遊び企画を実施する中で、創造性を発揮できる「生産する娯楽」こそが最高の娯楽だと確信。その後、生産の宝庫である村作りを娯楽として行う試みを開始。あの村プロジェクト立ち上げに至る。夢は、”娯楽界に革命を起こすこと”。
\world traveler/
鈴木孝浩さん - Suzuki Takahiro -
1984年、愛知生まれ。早稲田大学政治経済学部を卒業後、不動産会社に就職してビルやマンションの開発に携わる。25歳のときに会社を辞めて自転車世界一周の旅へ。28歳で帰国し、29歳から愛知県新城市にて田舎暮らしを始める。空き家であった古民家で暮らしながら、藍染め、ひょうたんランプ作り、狩猟解体、鹿猪の革製品製作、土嚢の家づくりといった衣食住に関するワークショップや、大人の修学旅行・林間学校、どやばい村プロジェクトといった企画を開催している。現在熱を入れている活動は、セルフビルドの家が立ち並ぶおもしろ空間を作ること。(ブログ:https://takahirosuzuki.com/
\日本のローカルを繋ぐ旅人/
佐藤 翔平さん - Sato Shohei -
1986年、横浜生まれ。アパレル店員やイベント会社の営業を経て、ソーシャルアクションを起こす旅の人に。社会人時代、過労や心労により、3年間うつ病を経験した過去を持つ。自らの生活環境や固定概念を見直すために旅を選び、日本各地を自転車で旅する 家のない生活を開始。移動する生き方を実践し、メディア団体「MOVERS JAPAN」や「SELFAID」の代表をしながら、日本各地の魅力や問題を国内外に発信する活動に取り組む。2016年3月より 移動式ゲストハウス House Caravan を一年限定プロジェクトとして始動。旅をシェアしながら乗り降り自由な車で日本中を周る生活を始める。【地域に余っているもの】と【僕らに出来ること】 のコウカンを行いながら連携を図り、体験を通じて学んだこと・得たものを、他地域でも活かしていく活動を目指している。移動する生き方をはじめて4年目を迎える。

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