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Update on 2017.07.05

郡上藩江戸蔵屋敷vol.2〜白山と共に生き続ける石徹白で、未来に繋がる“生き方”を学ぶ〜

2017年7月22日(土) @ GLOCAL CAFE

郡上藩江戸蔵屋敷vol.2が7月22日(土)に開催されます。
vol.2の舞台は、岐阜県郡上市にある石徹白いとしろ
※vol.1の様子はこちらでご紹介しています!

縄文時代から人が生活していたことが確認されている石徹白は、日本三大名山の一つである「白山」の麓に位置し、まさに白山と共に現代まで息づいてきた地域。

白山から流れる水は、川をつたって人々に恵みをもたらし、その恵みを受ける地域の人は、長く山岳信仰の対象として、白山を崇めてきました。

今も自然やその恵みに感謝する心を持ち続ける石徹白は、電力自給率が200パーセントを超える自然エネルギーを有するなど、地域づくりの先進地域としても注目を集めています。


そんな石徹白で、これからの持続可能な生き方、自然と共に生きる暮らし方を学ぶ旅を考えてみませんか?
そして9月には、自分で考えた内容を元に、実際に石徹白を訪れるツアーも行います。

まずは石徹白について学び、どのようなツアーにするかを考えるワークショップを7月22日(土)に開催します。東京でこれからの生き方を思い描き、現地を訪れて石徹白を体感することで、自然・人・自分自身とのつながりを見つめ直す特別な機会をご提供します。


当日は実際に石徹白に暮らす3人のゲストを招いて石徹白について学びつつ、ワークショップでどのようなツアーにしたいか、石徹白で何を体験したいのかを一緒に話し合い、ツアー内容を考えます。

ワークショップでみなさんに考えていただくツアーのスケジュール(仮)を公開します!ぜひワークショップ参加前にどんなツアーがいいか考えてみてください。

〜次回開催予定のツアースケジュール(仮)〜

9/8(金)【石徹白】
10:00〜名古屋駅集合 
12:30〜石徹白くくり姫カフェにて昼食
13:30〜17:00-何をするかはワークショップにて決定予定!
17:30〜夕食(交流会)
9/9(土)【石徹白or明宝】
08:30〜17:00-何をするかはワークショップにて決定予定!
9/10(日)【明宝】
08:30〜13:40-何をするかはワークショップにて決定予定!
13:40〜16:20-寒水白山神社にて寒水の掛踊見学
16:30〜明宝発
18:30〜名古屋駅解散

【コンテンツ一例】
〜石徹白〜
・白山文化・白山信仰・石徹白大杉・自然体験・地域づくり(小水力発電。自然体験)・農業・地域の食
〜明宝〜
・白山文化(掛踊、地域コミュニティ)・明宝歴史民俗資料館・郷土料理・地域づくり・道の駅・寒水自治会長


そんな石徹白についてお話しいただき、一緒にツアーの中身を考えるゲストをご紹介します。

一人目は…

石徹白に鎮座し、白山信仰とも関わりが深い”白山中居神社“の禰宜を務めるかたわら、石徹白財産区管理会長を務める石徹白隼人さん。地名が苗字の石徹白さん、実は石徹白性は地域では比較的新しい性と言われているそう。


石徹白さんの役職である禰宜。簡単に説明すると、神社における神職の職名のひとつ。宮司の次に位が高く主に祭祀や祈祷を行う役職です。
 
石徹白の地で生まれ育った石徹白さんは、石徹白財産区管理会長として地域の貴重な歴史文化を残すべく尽力するまさに石徹白を知り尽くす方です。
地域への誇りを持ちつつも、やはり人口の減少は感じているという石徹白さん。それでも、これから移住してくる人たちと共に地域を築き上げることができれば石徹白が全国のモデルになる、と石徹白のこれからを考えています。

二人目のゲストは…
自然エネルギー(小水力発電・木質バイオマスボイラー)の導入支援と、石徹白地区の地域づくり活動に取り組む平野彰秀さん

写真右上赤いTシャツの方が平野さん

石徹白の電力自給率の高さの立役者とも言える平野さんですが、生まれは岐阜市で大学卒業後は東京で14年間働いていたという経歴の持ち主。2007年にまちづくり団体のメンバーで小水力発電の導入を提案したことがきっかけで石徹白に通うようになり、地域の暮らしの価値観・精神性などに惹かれ移住にいたったそうです。


自然エネルギーの導入支援だけでなく、移住促進・地域のファンづくり・歴史文化の継承など、石徹白の活動には不可欠な存在である平野さん。石徹白に限らず、多くの地域は様々な課題に取り組んでいく必要があると話す平野さんは、石徹白の未来について「当たり前の暮らしが、当たり前に続いていく地域になってほしい」という思いをもち、活動に取り組んでいます。

そして三人目のゲストが…
石徹白に移住して2年、石徹白地域おこし支援隊として活動する地域の若き担い手、近藤佳奈さん


これまで、アジア・アフリカと様々な地域を訪れてきた近藤さんですが、「ここで暮らしたい」と思ったのは石徹白が初めてだそうです。
それは、地域の方の白山信仰に通じる暮らしの所作や、物事の考え方、最上流域に住む者としての何気ない心がけなどに、地域の人と自然の結びつきを感じたそう。また、石徹白は都会と違って物にあふれていないので、これまで生活するために必要だと思っていたものが実はそう多くはないということに気づかされ、だからこそ生まれる余白の時間に魅力を感じているといいます。


現在は、石徹白での自然体験プログラムを実施したり、石徹白の魅力を情報発信している近藤さん。
これからからは、田んぼや畑作りを通じて自分たちの食べるものを少しでも多く自給していけるような暮らしや、心の安らぎだけでなく人々が可能性を感じて暮らせるような仕事を生み出していきたいと話します。




人が自然を意識しながら暮らすという、都会では忘れられがちな当たり前の暮らしが今でも続いている石徹白。冬場には積雪が2mを超える気象条件や都会から離れた場所に位置する地理的条件があるからこそ、縄文時代から続く山と人の営みが、今も地域には息づいているのかもしれません。

そして、もともと地域に暮らす石徹白さんのように地域を想う人がいて、移住してきた平野さんや近藤さんのように地域のために活動する人がいる。お互いに協力し影響しあうことで、石徹白はさらに魅力的な地域へと発展していくのだと感じました。

これからの生き方を考える上でも、この機会に石徹白の暮らし方を学んでみてはいかがでしょうか。



Information
開催日2017年7月22日(土)
時間13:00~15:45(16:00〜18:00は自由参加となります)
会場GLOCAL CAFE
地図
住所東京都港区北青山2-10-29 日昭第二ビル 1F
アクセス東京メトロ銀座線 外苑前駅 3番出口より徒歩5分
定員30人
参加費1,000円
1ドリンク、石徹白の特産品試食付き
主催郡上市役所市長公室企画課


Time Schedule
12:30-受付開始
13:00-オリエンテーション
13:05-「おだやかな革命」(地域再生を描くドキュメンタリー映画)ダイジェスト版の上映 
13:15-トークセッション
14:15-休憩
14:25-全体ワークショップ「ローカルに触れるツアーをセルフデザインする」
14:55-グループワーク終了/シェアリング
15:15-まとめのトークセッション/ツアーアイデアのまとめ
15:35-「郡上カンパニー」説明/次回予告/閉会
15:45-終了
ーーーーーー
《休憩》
ここからは自由参加です。(参加費無料)
16:00-「郡上カンパニー」説明会
今秋スタートする「郡上カンパニー」の説明会を行います。郡上と東京をつなぎ「未来につながる仕事」を実際に作る共創ワークショップです。石徹白のみなさんとの交流会もあります。
18:00-終了予定

申し込み受付を終了しました。
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