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Update on 2016.07.29

アーティストたちが集まる、神秘的なまち「大分県国東市」

大分県国東(くにさき)市は、古くから残る神仏習合の文化が栄え、地域のいたるところに寺院や神社が点在しており、人々の暮らしのなかに歴史が根付いている場所です。そんな国東市へ移住したい人、暮らしたい人を支援していくポータルサイトがオープンしました。

今回は、そんな国東市の紹介と秋から行われる全4回のイベント情報をお届けします。


受け継がれる1300年の歴史と人が少ないからこそのオープンな空気

(文:市村雅代 写真:川村勲)

大分県の北東に位置する国東半島は、中央にそびえる両子山からのびる谷筋にそって、六つの郷に分かれていた。その各郷に建つ天台宗系寺院の総称を「六郷満山」と呼び、八幡信仰や修験道、古代仏教が習合して形成された独特の山岳仏教文化が「六郷満山文化」である。
「国東の歴史は京都や奈良と同じくらい古い。1300年前から残る寺院は、地元の人たちの信仰で支えられてきました。独特の文化や祭りが大切に受け継がれています」国東の寺院を統括してきた両子寺の副住職をつとめる寺田さんは語る。

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農業にも同じことがいえる。昔と変わらぬ農業の姿が評価され、2013年に「国東半島宇佐地域」が「世界農業遺産」に選定された。「七島イ」の国内唯一の生産地であることも選定理由のひとつである。七島イとは琉球畳に使われるカヤツリグサ科の植物。
「農業遺産をキーワードにして、七島イの存在が少しずつ知られるようになりました」

七月上旬、国東市の七島イ農家、松原さんの田んぼは刈り取り直前。七島イは青々と茂っていた。いまや琉球畳はその大半がイ草製や化学素材だが、本来は七島イでつくられたものをさす。関東圏からの受注がほとんどだったが、近年県内の需要も増加。国東でも過疎化が進み、後継者不足が心配されるなか、新たに七島イ生産を手がける淵野さんのような若者も移住してきている。国東には少しずつだがIターン、Uターンが増加中だ。

国東半島は、国東市と豊後高田市からなるが、今回は国東市を訪ねた。
「人が少ないからみんながつながっていくしかない。だからオープンな空気がある」2012年に千葉から移住した垣野さんがそんなふうに感じるという。
「街全体が小さいので誰かが何かやっていると、みんなが気にかけて集まってくる」らしい。なにごとも良しと悪しきは表裏一体。人の少なさも強みになることがある。

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国東市内には空港もあり、1〜2時間ほどで東京や大阪へアクセスできる。そうした利便性も人を呼ぶ一因なのだろう。古きよき伝統文化と新しいムーブメント、そのゆるやかな交わりそのものが国東の魅力なのだ。

※本誌(TURNS vol.10 2014年秋号)に全文掲載



大分県国東市への移住を応援するサイト 『そうだ!国東に住もう』


このサイトでは、国東市で暮らしていく上で必要となる「仕事・住まい・制度」の情報がまとまっています。
また、移住者のインタビューや国東市のPR動画などもあり、ここに来れば国東市のすべてが分かる!そんなサイトになっているようです。

スクリーンショット 2016-07-28 11.08.23

https://go-kunisaki.com/



また、サイトのオープンと合わせて、この秋、全4回の移住イベントも開催予定とのこと!!
(※各イベントの詳細は、「そうだ!国東に住もう」のページよりご覧ください。)

?国東市の企業と出会える!新卒・第二新卒者向け合同説明会

日時:2016年8月27日(土)13時〜16時(受付12時30分より)
場所:福岡県福岡市中央区天神1-1-1 アクロス福岡


?国東市での子育てを知る!シングルマザー向け移住相談会

日時:2016年9月3日(土)13時〜16時30分(途中参加も可能です)
場所:東京都新宿区高田馬場3-3-1 ユニオン駅前ビル7階(セミナールームA)


?ものづくり・デザインを仕事にする。クリエイター向け移住相談会

日時:2016年10月19日(水)19時〜21時30分(18時30分 受付開始)
場所:東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館ビル9階(TURNSコミュニティスペース)


?家族で移住したゲストトーク!「TURNSカフェ大分県国東市」

日時:2016年10月29日(土)13時〜16時(12:30 受付開始)
場所:東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館ビル9階(TURNSコミュニティスペース)
 ※後日、TURNSサイトで詳しいご紹介をします!



国東市を知っている方も知らなかった方も、この機会に国東市を覗いてみてはいかがでしょうか?
様々な視点からその地域を眺めることで、新しいヒントや気づきがたくさん見えてきますよ。

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