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Update on 2017.02.20

【2/20発売】Vol.22 特集「地方で天職見つけました」

好きな仕事で生きていく!

お金、やりがい、達成感…

仕事に求めることは、人それぞれ違うと思います。

しかし、日々の生活の中で仕事のしめる割合はとても高く、
仕事の楽しさ・しんどさはそのまま暮らしの楽しさ・しんどさにもつながります。

だとしたら、「仕事って楽しい!」
こう言える人生ほど幸せなことはありません。

今号の特集は「地方で天職見つけました」です。

ご紹介するのは、地方で好きを仕事にした人たち。
彼ら・彼女らの働き方を通して、「仕事」とは・「働く」とは何か。
改めて考えてみてください。

お金以上の価値を見出せる仕事、もしかしたらそれを
「天職」というのかもしれません。

写真:村上佑


今号の特集ページ「食」「モノ」「場」にかかわる仕事をちょっぴりご紹介。

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【食にかかわる仕事】北海道釧路市 藪内直美さん

嫁ぎ先が、実家が…様々な事情から酪農家になった女性たち。同年代の仲間たちを見つけたことでその土地での自分の居場所も確保。
20年後、30年後を想像するのも楽しい「勉強会」を発足した。

夏の最高気温は約20度、冬はマイナス20度になることもある北海道釧路市。この地で2016年、酪農に携わる女性グループ「Becotto」が発足。その代表が兵庫県神戸市出身の藪内直子さん。

まだ男性が多い酪農の世界は、農家によっても牛の育て方は大きく異なり、毎日が手探りだった。そんな時に集まるようになったのが地元農協青年部に所属していた女性たち。

「Becotto」は、正式に活動を始めてまだ1年未満だが、勉強会、写真展、地域のイベントに参加したりと積極的に活動している。

息抜きを兼ねた女子会がスキルアップのための酪農の勉強会へ発展し、かつては仕事をこなす日々だったが、同じ境遇の仲間を見つけ日々モチベーションが上がっているという。

(写真:辻博希 文:市村雅代)


【モノにかかわる仕事】茨城県つくば市 「miuconeant」 兼子美由起さん

地元の茨城県、東京、ロンドン、シンガポール…めぐりめぐって、茨城県つくば市へ。住宅地に建つ小さなログハウスをアトリエに、兼子美由起さんは陶芸と向き合う。「一生かける価値」がある作陶と古書販売が、兼子さんに出会いと感動をもたらした。

茨城県つくば市、街の中心部にほど近い静かな住宅街の一角に小さなログハウスがある。兼子美由起さんが営む陶芸工房・古書店「miuconeant」だ。
シンガポールの陶芸家の先生から作陶を通じて創作活動の尊さ、奥深さを教わり、その後中学進学をひかえた息子さんとともにつくば市のマンションへ移り住んだ。

3年間ひたむきに理想とする作陶を追求し、その制作のために借りた場所がもう一つのライフワーク、古書店「女子系古書部」の営みへと繋がっていく。

“好き”という気持ちに寄り添い積み重ねてきた営みの先に、おのずと場が生まれ、場が人を呼び、人が人を呼ぶ。兼子さんは、移住して10年、「ようやく根を張りはじめた」という。

(写真:矢野津々美 文:小野悦子)


【場にかかわる仕事】岐阜県郡上市 郡上八幡ゲストハウス まちやど 木村聖子さん

3年前、踊りのまち郡上八幡に誕生した小さなゲストハウスは、よそ者・若者と地域の人をつなげて、交流の輪を幾重にも広げている。

田舎、都会、海外と見つけることができなかった生きるべき場所…。そして、7年前、郡上市にたどり着きゲストハウス「まちやど」をオープンさせたのが木村聖子さん。
住環境に関する仕事に携わっていたことや、ハウスシェアなど今までの経験すべてがゲストハウスの運営に集約されてるという。

若者が都市部に流失してしまう田舎では、20〜50代がポッカリと抜けてしまう。若者、お年寄り、移住者が理解し合うのは簡単ではない。
木村さんは、自分に求められている役割は「世代間のコミュニケーションエラーを解消する通訳」だという。

「まちやど」を介して都会と郡上、若い人からお年寄りまで、さまざまな人がつながっていく。

(写真:八尾武士 文:山田智子)


 
【TURNS的 求人案内33】

移住の際に気になるのが現地での仕事の有無。TURNS編集部が選んだ、全国津々浦々の魅力的な仕事を北海道・東北地方、関東地方、中部地方、近畿地方、中国地方、四国地方、九州・沖縄地方の7地域に分けて各3〜5のTURNSならではの求人情報を掲載しています。
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地方には、さまざまな働き方があります。ここでご紹介した以外にも、最新号ではさまざまな働き方を多数掲載しています。
みなさんにとって、こんな働き方もあるのか、という新しい働き方の参考なるのではないでしょうか。


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