特集|移住してでも働きたい、地域の会社
日本全国にある企業数はなんと360万社以上。都心のみならず、地域には多くの企業が存在します。長年地元から愛されている企業や、老舗メーカー、地域活性化を営む地元の名士たち。まちにとって、なくてはならない会社や人たちが、そのまちの立役者になっています。
移住においても、仕事はとても重要な要素。「移住してでも働きたい会社」があることで、地域の魅力を知り、その土地に根ざして働きはじめるきっかけになる。今回の特集では、実際に働きたい会社を見つけて移住した人たちの想いを取材しました。これからローカルで働き始める人たちにとって、これらの会社が希望となりますように。
餌からつくれる僕らが挑む、本当の六次産業
株式会社寿商会〘鹿児島県鹿屋市〙
本土最南端のまち、鹿児島県鹿谷市に、九州最大規模の飼料工場がある。運営するのは1953年創業の地元企業「寿商会」だ。しかしこの会社、ただ飼料を製造しているだけではない。3代目社長の竹中貴志さんが生み出しているのは、「育てて、加工して、美味しくいただく」という、本来あるべき食の循環そのものだという。竹中さんが目指す、真に実現された六次産業のあり方について、お話を伺った。
正直なものづくりが共感を生む
木村石鹸工業株式会社〘大阪府八尾市〙
いつも正直、誠実でありたい。自分の仕事に自信と誇りを持っていたい。そんな理想にまっすぐ向き合っているのが、大阪府八尾市にある、大正13年創業の石鹸メーカー・木村石鹸工業株式会社だ。現社長の木村祥一郎さんは「社員が自慢できる会社でありたい」との思いでものづくりに取り組み、その姿に共感した人々が「ここで働きたい」と全国から集まっている。
自由で骨太な経営が誰かの人生も産業も変える
近藤ニット株式会社〘山梨県市川三郷町〙
シンプルで深みのある色合いに、たおやかなシルエット。ずっと着続けていたくなる着心地のよさ。「evam eva」の服は、上質な素材で丁寧につくられたことがひと目でわかる。柔らかな空気感をたたえるこの服たちを生み出しているのは、実は骨太なプロフェッショナルたち。「ものを作って売る」という究極にシンプルな経営を支えているものとは。商品が生まれる現場、山梨で話を聞いた。
米もつくるし地域も育てる
スーパー米屋
株式会社たがみ〘和歌山県田辺市〙
和歌山県田辺市で米屋を営む田上雅人さん。米屋でありながら農業法人を持ち、循環型農業で地域のブランド米をイチから育て、海水浴場の観光事業、映画祭の主催、若手起業家の育成など、地域を育てるありとあらゆることに携わる、底抜けのバイタリティを持つ人物だ。「この人がいる街で仕事をしてみたい!」そう思わせられる、魅力たっぷりの人柄に触れてほしい。
地域文化を考え、
作り手と使い手をつなぐ商社
うなぎの寝床〘福岡県八女市〙
二十代半ばで仲間たちと「うなぎの寝床」を立ち上げてから10年。社員数は20人を超え、全体では50人近いグループに成長し、福岡の大型施設に複数出店するまでに進化した。しかし、取締役の春口さん、富永さんは「大きくなってやるぞ」なんて一度も思ったことはないそうだ。流れに身を預けつつ目の前の人や商品に全力で向き合い、打ち返してきた積み重ねが、今の景色につながっている。
若者の心も掴む、
歴史四百年の波佐見焼メーカー
有限会社マルヒロ〘長崎県波佐見町〙
1957年に露天商から始まった、波佐見焼を販売する陶磁器メーカー・マルヒロ。2000年頃には業界全体が危機に瀕したが、レトロなアメリカのカフェを思わせるカラフルな食器でイメージを一新。窮地を救った。その後も波佐見焼という伝統工芸を積極的にリブランディングし、異色のコラボや公園の運営まで幅広く手掛けている。その原動力とも言える、遊び心の奥を覗く。
第2特集|移住して起業した人たち
京扇子、町家、息づく文化 次代に手渡すために
京都府京都市|京扇子 大西常商店・大西里枝
特別ではない僕たちが「あったらいいな」を実施する
新潟県新潟市|合同会社アレコレ・迫一成
クラフトサケの醸造所が自由な発想で取り組む、
まちづくりの新しいカタチ
秋田県男鹿市|稲とアガベ・岡住修兵
デザインも、人も、自然であること
島根県江津市|SUKIMONO株式会社・平下茂親
連載
地域ルポ
岡山県倉敷市下津井
経済をつなぎ、地域の未来をつくる
サントリー「みらいチャレンジプログラム」
これからの官民連携
名前はいのち。商標を活用してブランド価値を高める
Reloca 本格始動「幸せなTURN があふれる日本へ。」
地域おこし協力隊ポスターデザインコンテスト審査会レポート
誰も書かない地域おこし協力隊のトリセツ
地域おこし協力隊の聴く力
TURNSプラットフォームと連携。山口市が挑む、地域課題解決
わたしも「TURNS」になりました
こちかぜごはん
小松理虔の晴天の霹靂
日本のオフグリッドを訪ねて
ご当地特選土産
TURNS最新号(vol.58)は、全国の書店、Amazonでも発売中です!
■Amazon
TURNSバックナンバー
地方移住、田舎暮らし、多拠点居住をお考えの方へ
■知って得する新しい移住のイロハ~その1~
「継業とは?事業継承との違いって?移住後に継業して成功した事例はある?マッチング方法は? 」
■知って得する新しい移住のイロハ~その2~
「二拠点居住(デュアルライフ)とは?その魅力や事例、メリット・デメリット、はじめ方は?」
■知って得する新しい移住のイロハ~その3~
「移住を成功させるステップって?どんな移住支援制度があるの?おすすめの移住先は?」
■知って得する新しい移住のイロハ~その4~
「地方創生とは?取り組み事例や制度、交付金、SDGsとの関係は? 」
■知って得する新しい移住のイロハ~その5~
古民家暮らしを始めたい方へ。物件の探し方や支援制度、知っておきたいメリット・デメリットまでまとめてご紹介!
■知って得する新しい移住のイロハ~その6~
「地域活性化の取り組み事例から学ぶ、成功の秘訣」
■知って得する新しい移住のイロハ~その7~
「”海街移住”のすすめ!」
■知って得する新しい移住のイロハ~その8~
「国内版教育移住が育む、子どもの個性と可能性」
■知って得する新しい移住のイロハ~その9~
「コミュニティビジネスとは?」
■知って得する新しい移住のイロハ~その10~
「”働く”の定義を変える、ワーケーションとは?」
■知って得する新しい移住のイロハ~その11~
「地方に移住して起業するには?」
■知って得する新しい移住のイロハ~その12~
「ふるさと納税の本質が知りたい!」
■知って得する新しい移住のイロハ~その13~
「島暮らし・離島移住のススメ!」
■知って得する新しい移住のイロハ~その14~
「自律的なキャリア形成につながる、複業とは?」
TURNSのオンラインショップ「TURNS商店」
TURNSの若者向け移住・定住促進事例
https://turns.jp/78258
移住・地方創生・地域活性化に関するプロモーションのご相談/お問い合わせ/事例集はこちら