GLOBAL TURNS PLATFORM いよいよ始動!

2021年7月からGLOBAL TURNS PLATFORM(通称:G TURNS)が本格的に活動を開始します。

この発起人となったのは、地方創生メディアである「TURNS」、
東京と地方をつなぐ「ボノ株式会社」、
起業家の聖地、アメリカ・シリコンバレーに拠点を置く「B-Bridge International, Inc.」。

「日本の地方ビジネスが東京を経由して世界で出ていく時代はもう終わった。これからは直接世界へと挑戦していく時代だ」

発起人たちはこの考えをもとに、地方と世界をつなぐプラットフォームを設立。「今こそ日本のローカルをグローバルへ」をキーワードに、地方ビジネスの世界への挑戦を、海外でのでの商談機会創出、グローバルマインド育成、海外進出戦略構築など、様々な面からサポートしていきます。

ここでは、プラットフォームの本格始動にあたり、設立のきっかけ、この事業における発起人たちの思いをじっくりと語っていただきました。

 


(登場人物)

株式会社第一プログレス 代表取締役社長
TURNSプロデューサー
堀口 正裕
1971年、北海道生まれ。早稲田大学卒業。第一プログレス代表。新しいライフスタイル、本物の豊かな暮らしを追求し、雑誌「LiVES」「カメラ日和」「tocotoco」等の創刊に尽力。2012年6月、日本を地方から元気にしたい、地方暮らしの素晴らしさを多くの若者に知って欲しいとの思いから「TURNS」を企画創刊。「TURNSカフェ」や「TURNSツアー」といった、地域と若者をつなぐ新しい形式のイベントを展開。地方の魅力は勿論、地方で働く、暮らす為のヒントを発信している。
B-Bridge International, Inc. President CEO
桝本 博之
1985 年に東洋紡入社、生化学事業部で勤務。1996 年にシリコンバレーの CLONTECH Laboratories に International Sales Manager として入社。世界 43 カ国の販売代理店整備を行い、日本現地法人の代表取締役も兼務。同社退職後、2000 年に B-Bridge International, Inc. をシリコンバレーに設立し、バイオ研究用試薬・機器の輸出入、技術移転支援やインキュベーションなどを行う。近年は主に、アントレプレナー(起業家)育成やローカル企業の米国進出支援、アスリートのデュアルキャリア育成を実施中。米国連邦政府認定NPOのSilicon Valley Japan College 学長を兼務する。
一般社団法人Society5.0・地方創生推進機構 代表理事
ボノ株式会社 取締役COO
谷津 孝啓
1983年宮城県生まれ。 2014年に東京都文京区にコミュニティスペース「我楽田工房」、2019年に東京都認定小規模型地域密着コワーキングオフィス「我楽田長屋」を立ち上げ、都市と農村を繋ぎ新たな価値を生み出す活動を展開中。Society5.0の実現に向けて人口減少・高齢化社会の課題解決をテーマとしたエンジニア育成プログラム「SocialChallenger」をプロデュース。現在、全国の12エリアで活動を展開中。また、住民対話からまちのWell-beingを実現するプロジェクトLocal Dialogueの代表も務め、全国50以上の自治体に導入中。

 

―まず最初に、GLOBAL TURNS PLATFORM(以下、G TURNS)発足のきっかけについて教えてください。

堀口 原点は私と谷津さんが一緒に活動していた「Returns研究所」というプロジェクトですね。みんなが笑顔になれる地方創生を実現しようと、企業や自治体の持続可能な事業戦略を考える「場」づくりをしていたんです。

谷津 そこでの出会いを経て、2019年頃に「今こそ、地方の人たちが海外に挑戦するときだ、そのための場作りをしよう」という話になって、G TURNSの構想が生まれました。

堀口 その中で、どうやって海外への挑戦の場所を作るかという議論をしていた時に、谷津さんが紹介してくれたのが、桝本さんでした。
当時から桝本さんはシリコンバレーで日系の中小企業やベンチャービジネスなどの海外進出を勢力的に支援していて、起業家のマインド育成などにも力を入れていると聞いて、まさにこのプロジェクトにぴったりな人物だと感じましたね。

谷津 堀口さんが桝本さんと出会った際の熱量はすごかったですよね。お互いにビビビっと共鳴しあっていて、このプロジェクトが上手くいく兆しがそのときに見えた気がしました。

堀口 桝本さんの実績が何よりすごかったんですよね。シリコンバレーで海外進出をしたいという企業や商品を数多く成功に導いていて。さらに人材教育にも力を注いでいることに大きな魅力を感じました。私もちょうど海外進出のためには、地域の皆さんへのマインド教育など新たなインストールが必要と感じていたので。

桝本 私は日本における人脈はあっても、地域のデータなどは持っていませんでした。一方でTURNSは地域密着している媒体だということで、堀口さんとなら何かできそうだと思ったんですよね。

 

―桝本さんは、シリコンバレーでどのような企業支援を展開しているのですか。

桝本 私は10年以上、日本で会社員として働いていて、ずっと海外志向を持っていたんです。特にシリコンバレーに集まってくる人に興味を持っていました。「とにかくやってみよう」、「今すぐ動こう」という人達が世界中から集まり、挑戦と失敗を繰り返している。そんな人たちと対等に渡り歩くために、僕自身も駐在員ではなく現地に移住してビジネスを起こそうと思い、25年前に会社を辞めてシリコンバレーに渡りました。近年は、シリコンバレーで日本の大学生や高校生のマインド醸成を行ったり、小企業の方々をターゲットにビジネス支援をしています。

谷津 新たな挑戦をしたい大学生や企業の方々を対象に、シリコンバレーツアーなども実施しているんですよね。

桝本 2019年には、石川県の小松大学(公立大)の学生と、同じ小松市にある企業の社員を招いてシリコンバレーで研修会をしました。両者交えたチームを作り、1週間で課題の解決法を導き出すというような内容です。

堀口 面白いですね。相乗効果がありそうです。

桝本 そうなんです。1週間終わるころには、課題解決に向けて案がまとまると同時に、学生は地元にこんな優良企業があるんだと気づき、企業は将来一緒に働いてくれそうな若者に出会っていることに気づくわけです。実際にこれに参加した学生の中から、その企業に入社する人が出たり、面白い効果がありましたね。

谷津 シリコンバレーは、1849年のゴールドラッシュというチャンスに魅せられた人々が世界中から集まり、現在でも多様な挑戦が起き続けているエリアですので、「そこにいけば、何かが起こる」というマインドがある街なんですよね。

桝本 ええそうです。シリコンバレーはビジネス誕生の聖地と呼ばれるように、アップルやGoogleの本社もあり、数多くのユニコーン企業が誕生した街。新規ビジネスの挑戦を受け入れる土壌がありますし、また、失敗しても「旅の恥は搔き捨て」といったように再チャレンジしやすい場所でもあります。そのマインドがある街だからこそ、人を育てることができるんですよ。そして同時に、日本から小さなビジネスを持ってくるのに最適だと考えています。日本の地方ビジネスには、シリコンバレーをぜひ利用してほしいですね。

 

―マインドの他に、海外進出の拠点がシリコンバレーである理由はありますか?

谷津 桝本さんの言うように、チャレンジしやすい土壌が整っている点も大きいですね。また、世界に目を向けると、現在はアジア圏での人口増加や富裕層の増加が進んでいて、東南アジア、インドネシア、マレーシア、フィリピン、タイ、シンガポールなどの地域は、マーケットとしてのポテンシャルが高まっています。シリコンバレーにはアジア人が多いというデータもあるように、彼らはシリコンバレーにアクセスをして、次のビジネスを考えたりしているようです。であれば、日本の地方ビジネスもまずはシリコンバレーで彼らにアプローチし、今後成長が見込まれているアジア市場へと可能性を広げていけるのではと考えています。

堀口 ビジネスが始まる場所だと注目されているシリコンバレーだからこそ、非常に効率的な展開ができそうだということですね。

桝本 シリコンバレーにはアジア系の人も多いですし、ベンチャー企業、ユニコーン企業も数多くあります。だからこそ、マーケティングには最適ですね。2010年頃から日本では、「GO TO ASIA」という言葉が広がりましたよね。でも私としては、「DEARシリコンバレー」と言いたい。シリコンバレー経由でアジアへの進出を考えた方が得策だと、多くの皆さんに伝えたいですね。

 

―飛騨市の市長や、富山県南砺市の市長も、このGTURNSに賛同しているそうですね?

堀口 偶然の出会いが色々と重なって、お二人にも賛同いただけるようになりました。きっかけはclubhouseです。堀口さんと谷津さんと3人でclubhouseで話をしていた時に、たまたま岐阜県のある町会議員さんが「私の町の工芸品も海外に持っていきたい。どうすればいいか」と質問してくれたんです。

その際、回答してくれたのがシリコンバレー在住のアメリカ人で、「インターネット検索できるようなキーワードを設定し、SEO対策をして売っていけばいいのでは」と意見を出してくれて。その町会議員さんはとても前向きに検討をし始めたんです。

桝本 その県会議員さんが紹介してくれたのが、同じ岐阜県飛騨市の都竹淳也市長。彼を交えてまたclubhouseで話をしたところ、とても盛り上がって、「何か一緒にやってみたい」という機運が高まったんですよね。飛騨市のお酒をシリコンバレーで販売すればよいのでは、など具体的な話も出てきて。都竹市長には、「飛騨古川の古川祭りをもっと海外の人にも見てもらいたい」という強い気持ちがあったので、お酒の販売と祭りのオンライン配信をプラットフォームでやりましょうかという話になったんです。その後、僕の生まれ故郷である南砺市の田中幹夫市長にも構想をお話しました。田中市長は堀口さんとはすでに面識があり、ちょうど様々なプロジェクトに向けた取組みを考えていたので、そこで何か一緒に挑戦ができないかという話になりました。

堀口 自治体の首長が賛同して動いてくれることは、大きいですね。どんなに1人の職員さんが手をあげてくれても、実現できるかどうかはかなり未知数です。首長さんが旗振りをしてくれることで、よりスムーズに海外への挑戦が可能になります。

桝本 多くの地方首長さんとマインド醸成に関して話し合いたいですね。

 

―日本の地方ビジネスが海外に挑戦する上で必要なこととは何でしょう?

谷津 様々な意見があるかと思いますが、私は海外進出を前提とした事業計画を構築することだと思っています。海外挑戦と聞くと、「現在扱っている商品やサービスをそのまま海外に展すること」だと思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、海外に商品やサービスを展 することを前提とすることで、商品開発における新たな挑戦に繋がると思います。例えば、国内での販売価格は1,000 円の商品でも海外で販売するとなると輸送コストやパッケージにかかる費用、代理店マージンなど、それまでの業務経験が通用しない挑戦になりますよね。
さらに、海外進出のリサーチのために英文のレポートを読むことも必要になってきます。となれば、地方で力を発揮する機会を失っていた外国語を学んだ地元出の若者が活躍できる可能性も増えるかもしれません。そのように、このグローバルに挑戦することで、今まで地方で活躍の場がなかった多様な人材が挑戦できるようになるはずです。そこにチームができる。それがこのプロジェクトの本質かなと、私は思っています。

 

堀口 体質改善みたいなものですね。

谷津 そうそう、まさにそれなんです。

桝本 日本の常識を海外にそのまま持っていっても通用しないので、そこは変える必要があります。日本の常識が当然世界の常識だと思って、世界に何かを持って行こうとする人達は、その時点でアウトですよね。たとえば、酒を売りたいと「JAPANESE SAKE」と発信しても、JAPANESEはわかるが、SAKEは何かわからない人が世の中にはたくさんいるわけです。SUSHI、KARAOKEは世の中で通じる言葉だと言われていますが、SUSHIはどちらかというと、カリフォルニアロールやドラゴンロールを想像する人も多い。

そんな世界に飛び出していくなら、「いかにマーケットイン」していくかを考えることが先決です。その中で日系の私達のように「本当の日本を求めている人」を見つけて、徐々に本質を伝え、そこから拡散を図るなどのストーリーを描くべきだと私は考えています。

堀口 そうですよね。私が最初に話していた地方ビジネスが海外に挑戦するには、「新たなインストールが必要」という話は、まさに桝本さんがおっしゃっていること、そのものです。

 

―本格始動後は、どのような活動をしたいきたいと考えていますか?

谷津 まずは、グローバルに挑戦したいと考えている企業の方々や自治体のみなさんと連携をしていきたいと考えています。新しい挑戦にむけてミーティング重ねねながら、事業 画策定支援や海外挑戦に向けたマインドセットなど、具体的な海外進出に向けたサポートを、シリコンバレーに拠点を構える桝本さんと共に推進していきます。

堀口 個人で何か商品を売りたい、ビジネスを海外に持って行きたいという方へのサポートも行っていきたいのですが、個々の対応がまだ細やかにできる体制が整っていないのが現状です。ですので、そういう方々には桝本さんの持つ人脈などから、有効な出会いの場を作ったり、何から始めるべきかアドバイスをしたりしつつ、実現への道をサポートしていきたいですね。

桝本 海外への渡航が可能になれば、シリコンバレーツアーを実施して現地でマインドを学び、ビジネス機会をどう切り開いていくか考えることなどやっていきたいです。

堀口 これは少し先の話になるかもしれませんが、アウトバウンドの体制が整えば、インバウンドにも力を入れていきたいという構想はあります。海外から日本の何かを学びたいと思う人たちを招いて、例えば、酒造や工芸品の制作などにおいて継業機会を提供することも可能だと思うんです。現に先ほど話に出た飛騨の渡辺酒蔵では外国から酒造りをしたいという方が来て、一緒に働いていますし。

谷津 私が思うに、「TURNS」という雑誌は職業といっしょにそこにいる人のストーリーを大切にしていますよね。そういう地域のストーリーに共感してもらうことが移住に繋がっているわけです。そのストーリーを海外にも伝えていくことで、条件マッチングではない、「人×人」のつながりが生み出せそうですよね。

桝本 シリコンバレーから私たちが「おいでよ」というメッセージを発信して、首長さんが安心して送り出せるプラットフォームにしたいですね。その挑戦を「TURNS」で紹介して、それを見て、「自分たちも挑戦したい」という人がまた増えて、というマインドや挑戦のエコシステムが作れたらと私は思っています。

堀口 いいですね。最初に桝本さんがおっしゃっていたように、失敗してもいいんですよね。失敗を積み重ねた先にまた新しい挑戦があるかもしれない。海外進出は一筋縄ではない。だからこそ、このプラットフォームで「小さな失敗をどんどんやっていこうよ」と発信し、たくさんの挑戦が生まれ続ける場所にしていきたいですね。

 


 

7/13(火)キックオフイベント開催!

まずは「GLOBAL TURNS PLATFORMとは何か?」を知っていただくべく、発起人3名によるオンライントークイベントを開催します!
G TURNSを設立した理由や、G TURNSが目指すこと、利用することで実現できること…など、ざっくばらんにお話しいたします。
記事を読んで少しでもG TURNSに興味が湧いた方は、ぜひご参加ください!!

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日程:2021/07/13 (火)
時間:19:00-20:30
会場:オンライン
参加費:無料

▽参加申し込みはこちら
https://peatix.com/event/1984498/view

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\こんな方におすすめ/
✔︎世界に通用するマーケット作りに興味がある方
✔︎商品を海外へ売り出して行きたい作り手・売り手
✔︎海外戦略ができる人材を育てたい企業や自治体
✔︎グローバルマインドを身につけたい方
✔︎モノづくり文化を、地方から海外へ発信していきたい方

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