TURNS

「マルチワーキングマザー」の体験ツアーレポート
木育と、農ある暮らしと。木からつながる、飯能住まい体験ツアーへ。 2018.10.07

姉妹誌である『tocotoco』webサイトで連載中のオイトギさんによる「マルチワーキングマザーのバタバタ日記」。今回は、TURNSで開催した埼玉県飯能市のツアーをオイトギさん目線でレポートしてくださいました!というわけで、ご紹介いたしますね!


木育と、農ある暮らしと。
木からつながる、飯能住まい体験ツアーへ。

こんにちは。気づけば今年もあと3ヶ月もないという事実!!もうすぐ2019年ですよ!あっという間にオリンピックですね…。30歳超えるとほんとに時間が加速しますね…。昔親戚のおばちゃんが言ってことをひしひしと体感しているオイトギです。

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先日、TURNSのツアー『木からつながる、飯能住まい体験ツアー』に娘二人と参加してきました。

飯能市はなかなか行く機会がなく、今回初めて訪れました。思ったよりも近くて、自宅から1時間半くらいで待ち合わせ場所の飯能駅に到着。今回は各自現地集合し、マイクロバスで各所を回り、現地解散というツアー。台風の心配をよそに、この日は30度越えの夏日。まったくもって10月とは思えない暑さ!

飯能市は「農」にふれる暮らしをしてもらうために『農のある暮らし飯能住まい』という制度をつくって移住サポートに力をいれており、自給自足を楽しみながら暮らしたい人たちの移住が増えている街です。そんな飯能市が今街をあげて取り組んでいるのが「西川材」の活用で、西川材を活用した活動をしている人たちが「NPO法人西川・森の市場」(http://www.morinoichiba.net)です。

さっそく飯能駅からマイクロバスに乗り込み、西川・森の市場のメンバーたちが主催するイベント「きのかんしゃさい」会場に到着。

『きのかんしゃさい』会場。いろんなお店が出店して賑わっていました。(http://www.morinoichiba.net/event/detail.html?id=166)

まずは参加者みんなで森めぐりと伐採見学です。伐採の際に色々落下物があるのでヘルメットを全員装着し、ガイドさんの後に続きながら山に入っていきます。

ヘルメットなんて何年振りにかぶっただろう…。装着した途端、あごひも部分からなんだかふわっと青春時代の懐かしいかほりが…。一体何人の汗が染み付いているのだろうか、このあごひも。考えたらちょっと気持ち悪くなるので考えるのはやめよう(笑)

どんどん山に入っていきます。普段運動しないから息切れする私。子どもたちはさすが若いだけあって(!?)元気!

江戸時代、この地方から筏で江戸へ流送していたので「江戸の西の方の川から来る材」という意味から、この地方の材を「西川材」と呼ぶようになったとのこと。古くから色、艶のよい良質な材として知られ、寺院の建立などにも使われていたそうです。

私は西川材のことは知らなかったのですが、直の流通が多いので一般市場に流通していないのが理由かもしれません。せっかくいいものなのにあまり知られていないのは本当にもったいないことですよね。

西川材のお話をまったく聞いてないだろう次女。

さて、木のお話やなめこの話を聞きながら(なめことヒノキは相性いいらしい!)、いよいよ木の伐採見学。危ないから見学ポイントにみんなで移動。慎重に木の両側に切り込みをいれながら倒れる方向を定め、ロープで引っ張っていくとゆっくりと木が倒れていきます。

倒れた瞬間、「どーーーんっ!」という音が!それほど大きくない木なのに、思った以上の振動に「おおーー!」という歓声があがりました。

時々倒れた木の下敷きになって命を落としたというニュースがあったりしますが、間近でみると確かに人間なんてひとたまりもないな、と。木こりの皆さんは命かけて仕事をしているのだな、と実感しました。

これぞ職人技。

倒れる瞬間をなんとかパチリ!

さて、倒した木が何歳なのかここでクイズ。「70歳!」「50歳〜!」という声が飛び交いますが果たして正解は…?! ドキドキ。私は68歳と予想!

みんなが見守る中、ガイドさんが鉛筆で年輪の数を丁寧に数えて行きます。しかし、絶対この作業私無理だわ〜!!めっちゃ細かいし、途中で絶対わかんなくなるわ〜。

たのむ、次女よ。数えている途中で邪魔だけはしないでおくれ!!

正解は…、103歳!!!この中で一番長生きだったとは!見た目では木の年ってわからないですね…(当たり前かw)。

切りたての切り株は水分量が多くて若干しっとり。木屑も湿っており、ヒノキのいい香りが、辺り一面にもわもわ〜っと立ち込めます。癒しですね〜。森林浴とはよくいったもので、確かに森の中にいると心が落ち着くというか、癒される感じ。

ヒーリングタイムに浸っている私をよそに、子供たちはさっそく切った木を滑り台にして遊びだす始末!しかもうちの次女が率先してやりはじめておるぞ…。間違いなく滑りも悪いだろうし、樹液がついて汚れるだろうし、繊細な生地のズボンだったら破けそうだぞ??なぜそれにまたがり滑ることを思いつくのだ?そう、そこに斜めの木があるから滑るのか?いずれにしても次女のズボンは樹液と泥で真っ黒で、洗濯しても落ちなさそうな感じ。いつも洗濯しがいがあるよ、ありがとう!(泣)

ズリズリすべる次女。あ〜、スボン・・・。

木は友達!とでも言いそうな雰囲気。

さて、木の伐採体験のあとは「きのかんしゃさい」会場にもどり、昼食と自由散策タイム。

西川材をふんだんに使って作られた小屋に入り、販売用のテーブルと椅子に座りながらわっぱ弁当を実食。だがしかし、テーブルも椅子も売り物なのでなんか傷つけたり汚したりしたらまずいし、結構気を使うよ、これ!(笑)。娘たちよ、頼むから丁寧に扱っておくれ〜!(汗)

わっぱに入ったお弁当は栗や山菜がたっぷり入っていて彩りもきれい。器からも木の匂いがしてなんとも贅沢な昼食でした。

普段デスクに向かいながら仕事しながらバタバタ昼食取ることが多いので、こういう時間がとても贅沢に感じますね。やっぱり食事はちゃんと味わって食べるのがいいですね。常日頃娘たちにはそう言っている自分が一番出来てないので…反省(汗)。

子どもには不評の山菜。母が責任持って美味しく全ていただきました。

お腹がいっぱいになった後は娘たちに無理やり引きずられ、林業体験コーナー、遊びコーナー、木工体験コーナーへGO!!母は食後まったりしたいのに、全くそれを許してくれない優しい娘たち。

体験コーナー以外にも西川材雑貨やおもちゃなども販売しており、西川材を身近に感じられる、大人も子どもも楽しめるほっこりした手作り感を感じられるあったかいイベントでした。

西川材で作られたシーソー。素朴な感じでいい!

木屑にまみれる次女。そのまま眠ってしまえ〜い。

輪投げゲームの輪も木の枝でできていて個性的。

次女、このボードゲームが大のお気に入りでわがままを言って何回もしておりました。ほんとは一回なのに(汗)

自由時間の後は、「きのかんしゃさい」を後にし、西川材で建てた飯能住まい見学へ。飯能で“半農ライフ”を送れる制度を利用して移住してきたご家族の家を見学。家も素敵ならご家族も素敵!こんな家に住んでいたらきっとうちみたいに些細なことで夫婦喧嘩とかおきなさそうですw

家の側に小川が流れる素敵なお家。裏にはオーガニックガーデンができる予定!

こちらのお家のお子さんたちとあっという間に仲良くなって川で遊ぶ娘たち。さすが。

お家見学後は、種まき体験と固定種野菜レクチャーへ。固定種野菜の話にはとても興味があったのですが、娘たち(とくに次女〜〜!!)がウロウロソワソワし、お茶はこぼすわ、動き回るわ、で全くもって集中できず、申し訳ないのですが話の内容、全く記憶にないです…。こやつらと座学は無理なことを改めて実感しました…(泣)

講師をしてくれた「野口のタネ」(http://noguchiseed.com/)の小野地さん、ごめんなさい!

 

座学の後は、種まき体験をしに近くにある畑へ。その前に野菜の種のとり方を小野地さんに教えていただきました。

ナスを種のとり方なのですが、なんと水で洗います。そして浮いている種は捨ててしまい、残った種を新聞紙において乾かすのです。水洗いしながら種とるなんて全く知らなかったです、私。

オクラの種は乾燥したオクラからバリバリ剥いて中身を取り出します。これがプチプチを潰す様な感じでできるので、日頃溜まりに溜まっているストレスからかわかりませんが、大人たちが群がって「これ、ストレス解消になる〜!」と言いながらやっておりました(笑)。その中にはもちろん私の姿も…。

意外にナスの種取りにはまる娘たち。さっきの座学とは大違い!(泣)

取り出したナスの種。

乾燥したオクラ。見た目は昆虫みたいで少し気持ち悪いw

種のとり方もわかった後は、オクラの種を等間隔で蒔いていきます。

次女、種まきに挑戦!指三本分空けて蒔いていくのですが…。絶対に指三本分でもなければ等間隔でもなく、そして優しく土をかけるのにどすどすと土を押しつぶして埋めていく次女。果たして芽が出るのか心配…。これまた小野地さんごめんなさい〜!(汗)

土ぽんぽんならぬ土どすどす。おーい、力が強すぎっす!!

種まきチームもいつつ野菜の間引きチームも。

段々日が暮れてきて辺りも暗くなってきた頃、バスに乗り込み飯能駅で解散して、ツアーは終了。日々の生活では、森に入ったり、土に触れ合う機会があんまりないので私にとっても娘たちにとっても貴重な体験でした。

東京から近いのにこんなに景色や暮らしが違うことに軽い驚きを感じつつ、場所に縛られずに暮らしてみるのもこれからはいいのかもな〜と、しがらみだらけの日々を送っている私は思うのでした。明日からまた仕事がんばろう〜っと。

 

文・老伽真由美
東京都調布市在住。ハンガリー人のご主人、おませな小学生の長女と食いしん坊の保育園児の次女の四人暮らし。WEB制作会社で子供服のネットショップ、食品ブランディングの企画や運営担当をマルチにこなしつつ、地元を盛り上げる「調布企画組」のメンバーとしても活躍中。

tocotoco webにて連載中「マルチワーキングマザーのバタバタ日記」

 


飯能市を巡るツアーは、11/17-18にも1泊2日で開催予定です!
飯能住まいや農ある暮らしが気になった方、ぜひチェックしてみてください。

▼「大切な人との暮らしを見直す、1泊2日の飯能たび。」
ツアー詳細はコチラ|https://turns.jp/24086